熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

30回目のレッスン(通算47回目)

2006年09月23日 | チェロレッスン

 
肝心の連休中は、あまり練習できなかった。(コンサートに行きすぎ)
突貫工事でがんばったら、左小指がヘナヘナ。
レッスン前は練習を控えることを鉄則にしていたのにダメですね。

力を抜くことに気合を入れて?臨んだレッスン。
少しの合間でも両方とも肩の力を抜いて腕をダラ~~ン、ブラ~~ン。
いざ弾こうとすると、左手があわわわわ。
毎回音程取るのにスゴク手間取った。
毎度のことながら音程のご注意は多かった。

○LEEさんのポジション移動のエチュード
レッスン2(A-molイ短調)
まずイ短調の音階。 A線フラジオまで。
4ポジのソより向こうは初めて。
1個ずつでも難しいのに2個スラーをさせられた。
短調なので上り、下りで音が変化して音程がとりにくいし大苦戦。

本編エチュードも難しすぎて立ち往生ばかり。
ラ(G線)ミ(D)ド(G)ミラミという8分音符の繰り返しがあって、
ラとミは1の指で両方一緒に押さえるように言われた。
これは初耳!
ギターみたい。(ギターはもちろん弾けません)
その状態でG線のドを押さえるって!? 音、出ません。
全体に難しいせいもあって、あちこちで音が消え入りそうになる。
もっと駒寄りで弾くこと。
特に4ポジションの時は指板に近づきすぎないように。

がんばったら出来そうなのでがんばってくるようにとのこと。
レッスン3も宿題。

○交響曲第94番ト長調「驚愕」第2楽章(超短くカットされている)
ト長調と書いてあるのにハ長調の楽譜だ。
スタッカートで楽しく(音を繋げなくてよい!)弾いたら、珍しいことに「できてますね」と言われてしまった。
ただ、唯一のフォルテ箇所「ソ」の音を驚愕させるほど際立てせる必要があったのだ。
ピアノとフォルテのメリハリができていなかった。
ソの音がどれくらい出るか何度も何度も挑戦。
先生の迫力ある音には遠く及ばない。

次は「浜辺の歌」(この楽譜はハ長調でD線ソから始まる。)
(無邪気に)この曲うれしい。
このレパートリー集2、ごった煮選曲が楽しいのだ。
初めての先生も驚愕。

○フックさんのデュエット2 2楽章(メヌエット)
重音が多い曲。
トリルも初めてだったけど今まで何も言われず、そして今回褒めていただいた。
細かい指の動きはマシなのかなぁ。
先日の公開レッスンで手が小さいことでメリットもあるとおっしゃっていた。
直樹氏のように大きすぎると手が泳ぐというか、却って的確に位置を決めにくいそうだ。

だいたい弾けるようになったので、曲のイメージを作るためのご指摘が多かった。
前よりスムーズにデュエットできるようになって、弾きながらゾクゾクっとした。
しかし後から録音を聴くと悪いところだらけ。
ゾクゾクっとしてる場合じゃない!しっかり聴けよ、ワタシ!
リアルタイムで判断できる、よい耳が欲しい。

延々続いたフックさんのデュエットはこれで一まずおしまい。
まだまだ続きはあるけど、コノヒトやる気なさそう、と先生はお見通しだ。
ウェルナーも前々回宿題だったのに、「ウェルナーよりLEEが弾きたいですよね」と言われてしまった。図星だわん。

ところが一方で…
先月、レッスンの後で「スズキ4を買っておいてもいいですよ。ブレヴァールのソナタ見ておいて下さい。」と言われた。
「先生、ゼッタイ人違いしてる。」と内心思ったので聞き流していた。
(レッスンの後で人違いというのもナンですが…)
そしたら、今回も帰りに同じことを言われた。
「え~!?ず~~~っと先でいいんでしょう?」
「いえ、もう買ってCDを聴いておいて下さい。」
2度もおっしゃるならと、買いに行ったら、薄いのにお高かったですわ。
あ、そうかCD込みですね。

聴きましたよ。
さては、前におっしゃってた「そのうちバリッとした曲弾きましょう!」がこれですか?
なんか起立!礼!着席!(ジャ~ン×3)みたいなイントロでビビッてしまった。
ワタシの中でサブタイトルが付いてしまった。「チェロソナタ 二宮金次郎」
こないだ古い小学校へ行ったばかりだしね。イメージがダブった。
それに薪もチェロも、背中に背負えば似たようなシルエット!?

う~む。しばらくCD聴くだけでいいですよね。
足踏み状態から、急にジャンプしろとおっしゃられてもね。