先週テレビをつけてみたらスゴイお婆さんが写っていて思わず途中から録画。
書道家、篠田紅桃さんでした。
その前の辰巳芳子さんと川瀬敏郎さんの対談は録画予約していました。
川瀬さんの「一日一花」が欲しくなって、密林に行ったら売り切れ。
テレビの力ですね。
あとで考えたら、今は「捨て活」中で衝動的にポチするのは慎むこと、のはず。
90歳で手間隙かけたスープを作られる辰巳さん、ただただ頭が下がります。
先に102歳の方の録画を見たので、すごくお若く見えましたけど。
篠田紅桃さんは、ちょっと幽霊みたいで怖かった。
昔、とあるモダンな作品を見て(書とは思っていなかったかも)
画面構成とかに衝撃を受けて、スケッチブックに写し取ったことがありました。
それが今頃彼女の作品とわかって超ビックリ。
昨日、堀文子展へ行きました。
1918年生まれ!
お美しい!お若い時より柔和で美しいと個人的感想。
69歳で単身イタリアに住んでみたり、82歳で青いケシを探しにヒマラヤに登ったり。
ここまで好奇心旺盛で勇敢な女性がいるでしょうか。
篠田さんとも共通する名言がいくつかあって、アラ百芸術家の本音に触れた気分です。
70年以上の画業が一覧できるのですが、同時に日本画自体の揺らぎみたいなのも感じました。
欧米では歴史的に活発な美術の動きがあったので、心穏やかではなかったことでしょう。
意外なジャンルにもご活躍されていたとは存じませんでした。
思わず声を上げたくなるほどステキな絵本の挿絵の数々。
ちょうど私が3歳くらいから発行された絵本シリーズです。
くるみ割り人形は音楽も聴けるセットになっています。
こんな水準の高い絵本が、当時の貧しい日本に存在していたとは!
今見ても全然古臭くないのに驚きです。
(なんと復刻版が出ていましたが、さすがに手が出ません)
我が家では、ダッサーい絵のついた桃太郎くらいしか記憶にありません。
さて、この日ミュージアムコンサートがあり、ソプラノ・チェロ・ピアノのトリオでした。
珍しいトリオですが、はやり楽譜はオリジナルでご苦労されたようです。
しいていえばソプラノが主役ですが、歌の力に圧倒されグイグイ引き込まれます。
すごいですね、やっぱり歌える“人間”の生の声の力というのは。
90歳以上最後のとどめは、寂聴さん。
図書館から予約の本が用意できてますと連絡が。
ものすごく前に予約した「死に支度」
びっしり文字がある!!!
シツレイながらご高齢の方の著書は、文字がスカスカしている場合が多いけど、
若い作家の本となんら変わりません。
まだまだ死に支度は先のお話ではないでしょうか。
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名前がすっと出てこない昨今。
美術館で絵を見ていて「あ、あの画家!?フロッタージュとかデカルコマニーの。。。」
「このお花の色合いも、え~~っと誰だっかな?デュフィではないし。。。」
2人の名前が思い出せなくて、や~~~っと思い出したのでメモしとこ。
エルンストとルドンでした。