熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン22回

2012年07月16日 | チェロレッスン


まず私のチェロを弾かれて「弦を替えてから・・・・」口ごもる先生。

私「ギャンギャンうるさくなりましたよね?」
先生「上の2弦は同じ弦が新しくなったのに低弦の悪影響が出てますねぇ。」

よく吠える気弱なアホ犬のイメージになってしまったガダ兄です。

さて、自然な演奏法と脱力をめざしたレッスンを続けてきましたが、
この辺でサポジ教本に戻って新たな課題についてQ&A。

「旋律的エチュード、ポジション移動練習」の箇所。
リー作曲のなんてことない短調の曲。
初見の先生と、前日予習した私とで雲泥の差。
せめてこの程度の練習曲くらい、練習していなくても、もっとハイレベルで弾きたいもの。

メロディアスに弾くためには、まずシフトに注意して音をつなげる、
そしてVib.をきれいにかける、と思って弾きましたが。。。
音程という大きな課題が!

ポジションごとの肘や手の位置で音程を確かなものにする練習をしてきましたが、
今度は旋律を考えて、美しいつながりと音程の練習が加わりました。
ヴィジュアル的なことの方が理解しやすい私には、見た目重視のレッスンは一応の効果はありました。
並行してもっともっと耳を鍛えねば!

同じ弦で1の指だけで超ゆっくり正確にメロディを弾く。
そのつながりをシフトの時にも同様に。
1の指だけで弾く方が却って正しい音程が取れるくらいだったので、
勘がいいとほめられたのですが、普通に弾くと音程の癖があるので不思議がられました。

どんな簡単な曲でもある程度練習しないとピントの合った音程にならない私のレベル。

ホ短調の曲ですが、音階を弾くのも大切だそうです。
常に全音階の楽譜は用意しています。
ポジションごとのエクササイズとセットで常備。
(前に習っていた先生にいただいた楽譜は、当時有難迷惑な難物でしたが、
今頃、とても役立っています。)

しかしホ短調なんて弾いてないのでボロボロ。
音階の重要性を教えていただき、耳からウロコ。
音階練習の効果はすぐ実感できました。

それでいよいよヴィブラート登場?と思ったら、まだ先のお話。
もっと音程にシビアになって、旋律的に弾けるようになったら、
どんなヴィブラートをかけるべきか自然にわかってきます。
今だと、義務的に形だけかけて終わります、とのこと。

雑な音程といえば。。。
ずっと練習しているゴルターマン。
高いところから駆け下りる箇所。
聴いて頂いた。
練習を繰り返すうちビミョーに外れた音程にマヒしてきますね。

次のVivaldiもVib.ナシだと音程が命の曲だと思うのでタイムリーな課題です。
音階がんばるぞ~。

脱力した音と弾き方を求めてきて、次は音楽的なステージへステップアップ。
身につけたことをキープしながら次を習得するには、練習時間がかなり必要になってきます。
それなしでは前進はありません。
どうしよ。


Franz Liszt: Liebestraum cello and piano

ヴィブラートをしっかり習ってから小品のつもりだけど、いつのこっちゃ、の夢のまた夢。