熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン15

2011年12月29日 | チェロレッスン
引き続きヴィブラート

サポジ83番
最初のたった1小節ですが、ヴィブラートをどうかけるか?
前回では、かけられる所を脱力してゆったりかける。
脱力=肉揺れに重点。
揺らしてそれから?
次はコントロールについて。

回数を自在に。
指先ウニウニ、一拍に入る回数を決めて速さのコントロール。
2,3,4,6回。
高い方の音が基準。
いい音が均等に出せているか。
腕全体でなく、指先に鋭敏な神経を感じるつもりで。
指先の微妙な肉移動でヴィブラートがどう変化するのがちょっぴりわかる気がしました。
肉付きの良い指先が欲しいけど、無い物ねだりしても仕方ない。

音の移動について。
ヴィブラートを止めずに音を変える。
スローモーションで弾く練習から。
音符も8分音符になるので83番ではハードル高い。

左手、勢いをつけてポジション移動しようとする癖。
ヴィブラートとも相まって、手の平が浮き上がって、小指も上がる。
それから親指を離してしまうか、ネック鷲掴みか、両極端に振れる。
親指の効能について。
正しく使えば、音も落ち着くし、ガイド機能で音程も取りやすい。
親指と他の指は卵が手の平に入る感じで。

83番より前記のチェロソナタの出だしの方が弾きやすいので、そちらを少しみていただく。
1楽章、3楽章はヴィブラートには格好のテキスト。
私には特に3楽章難しいですけど。

アレグロの2楽章も弾いてみたところ、一本指弾きにダメだし。
まずは基本の弾き方、4は1~4正しく並べて着地して弾くこと。
長すぎる2の指、あらぬ方向にいってました?
パンパンとピアノみたいに弾く方が音が出しやすいので、つい基本がおろそかに。
基本が出来ないうちにその弾き方をしても音質が悪くなるだけ。
速く弾くのが難しくなる。

基礎のあらゆることを丁寧に細かくチェックして下さる。
こういう積み重ねは大変時間がかかりそうですが、実は急がば回れの充実感がヒシヒシ。
基礎再履修が楽しく出来る先生に出会って本当に良い年でありました。

レッスン後、ご近所チェロ弾きさん2名様ご参加で、クリスマス会。
正確にはお一人はガンバ奏者で、ガンバもご本人様もはじめまして!
いや~、音楽、歴史、映画、文化、食べ物等、国際的な興味深い話題と演奏、楽しかったです。

やっぱり私のガダ兄は、名人が弾くと急に別人のイケメンになりますね。
楽器より腕前ですわ。

近隣で様々なスゴすぎる?チェロ繋がりに出会えた素敵な年でもありました。

感謝感謝。

先の古い楽譜の謎の数字は、チェンバロのいわばコード番号だと教えていただきスッキリ。