熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

24回目のレッスン(通算41回目)

2006年06月30日 | チェロレッスン

24回といえばジャスト1年経過!3代目先生に感謝です。

レッスンを待つ間、宿題と同じエチュードが聞こえてきた。
ワタシの前は若い方なのですが、ついこの間スタートなさったと思ったらもう早…
こうして、年長さんはドンドン追い越されていくのですね。
ワタクシ、同じ曲を習い続ける記録保持者だということが判明。
去年のリベルタンゴです。でもラルゴでこの記録を破りそう。
能力以上のことにトライさせ過ぎたと新米先生の反省材料になってたりして。

●珍しく音階。ト長調2オクターブ。
(弓がよくなったので)音がよくなったと言われ、一応満足。
全弓でロングトーンを均一にアップ、ダウンで境目を感じないように弾く練習。
折り返しで切れ目があったり、上下で音質が変わったらダメ。
昔はレッスンの始まりはこればかり。時々矯正しないと基本も崩れてきますね。

●ラルゴ ヘンデル(ト長調)
前は力み過ぎと注意されたので、リラックスして弾き始めた途端、
「スト~~ップ!そんなゾンザイな弾き方しないで下さい!!!」
「・・・・」

指の痛みが治って、練習を再開したものの進展が自分で感じられない。
取り戻すのが関の山。
注意していた難所より、思わぬところでつまづいて、
分解掃除のごとく徹底指導をうける。
弾くたびに、出来にムラがある。まだまだ練習あるのみ。
音色もまだまだ濁ったままだ。

●LEEさんの1ポジションエチュード?
連続モノなのに、途中からさせられている。
今度最初から教えていただこう。

レッスン7
ロ短調音階 Hmoll
ロ短調の短い練習曲
悲しいイメージで弾く。

レッスン8
ヘ長調音階 Fdur
ヘ長調の短い練習曲

レッスン9
ニ短調音階 Dmoll(へ長調と同じ調号)
ニ短調の短い練習曲。

レッスン7はOKが出た。
レッスン8,9の8分音符がぎこちない。
スラーがない8分音符の行列は滑らかに弾けなくて、お手上げなのだ。

音階、調性の違い、調性の持つイメージを感じ取ること。
長調だったら、どれもドレミファ…に聞こえるんですけど、と質問。
それはそれでよい事らしい。
では長調と短調のイメージの差を感じればいいのだろうか。
ホッホッホッ、例の本、楽典の“調は24の瞳”を見よう。

今回、全体を通して何度も言われたのは押さえつけたような音を出さないこと。
黒い音符も、白い音符も伸びやかでクリアな音を出さなくては。
弓がよくなっても、右手で音をつぶしているのですね。

弓は単に水平の往復運動ではなく、∞の動きも加味する気持ちで。
それからボ~ンボ~ンとディミネントがかかった弾き方をするクセがある。
(昔のクセがまた?)
しっかり音を保って次に続けるように。

練習の成果がでないし、苦手なことばっかりで…とぼやくワタシ。
ちょっと今回は気を使って、褒めようとして下さっているのがわかる。
でも、どう褒めたらいいのか?という困惑も伝わってくる。オイオイ。
全生徒さんに同じモノサシを使うと、ワタシなんぞタチマチ落ちこぼれ。
出来ない大人を教えるテクニックを開発するおつもりで、先生これからもご健闘のほどよろしゅう。