熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

葉加瀬太郎ヴァイオリンサミット

2006年02月10日 | コンサート


行って来ました。大阪公演。
あのクラシック専門のシンフォニーホールです。

老若男女、誰もが大喜びという稀にみる傑作コンサートですよ。
客席全体でスタンディングオベーションというのも初めて!
3時間17分もの時間があっという間で、ハカセタロウ情熱マジックにかかったようでした。
これぞエンタテイメントの極みです。

ヴァイオリニストとヴァイオリン音楽の多様性、ボーダレスで演奏される機会は今までありません。
葉加瀬さんソロ10周年の記念だそうですが、圧倒される企画力です。

クラシックで研鑽を積んだ演奏家がポップス、ジャズ、アイリッシュ、カントリー等様々に活路を開いているのはとっても興味あるところ。

ヴァイオリンサミットだけど、なんとなんと大きいヴァイオリンと称して
柏木広樹さんもソロコーナーがあった。
それ以外の時はストリングス中心のオケで主席チェロ担当。
お隣の席にはかの植木昭雄さん!!!
後ろには兵庫芸文センターオケの若きチェリスト氏

ヴァイオリニストのルックスがユニーク。
葉加瀬さん、NAOTOさん、功刀丈弘さんのヘアスタイルが強烈。
柏木さんいわく関西出身の人はみなさん頭がすごい!
あと古澤巌さんはカーボーイハットにピカピカしたウエスタンの人だった。

ちなみに葉加瀬さんの少年時代のアイドルは古澤さん。
(友人たちのアイドルは、たのきんトリオ)
古澤さんは画期的なヴァイオリニストであこがれの人。
一方、18歳の葉加瀬さんに初めて会った印象を古澤さんは「これはただものではない。○○万人に一人の逸材」と思ったそう。

イケメンで勝負しない(できない)男性とうってかわって女性の美しいこと。
おちゃめな高嶋ちさ子さん、可愛くて可憐な奥村愛さんです。

最後の3曲(ハンガリー狂詩曲、フィドルファドル、情熱大陸)は全員で大団円の競演、パフォーマンスありで大賑わい。
(のだめの峰クン達がバイオリンを一斉に立てて弾いていたのを思い出した)

そして最後の最後の特別ゲストはちびっ子ヴァイオリニスト!
スズキメソードの小一前後の50人のお子様方。
子供は子供というだけで大感動させてくれますね。
ヴィヴァルディの協奏曲イ短調。もちろん暗譜で夜10時過ぎというのにしっかり弾いて下さいました。もうかわいくって…
(中央のお嬢ちゃん、ヴィブラートも弓使いも体の揺れ方もプロ同様で目が釘付け。)

これはゼッタイ行かなきゃ損のコンサートでした。