熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

9回目のレッスン(通算26回目)

2005年11月03日 | チェロレッスン

今回は幸い音痴の発作は出なかった。
しかし、※音を低く取る傾向があるので注意を受けた。
今回はチューナーが健在だったのでチェックしながら弾いたりした。

原因は何だろう。。。
家でキーボードをチューナーでチェックしたら440Hzだった。
チェロは442Hzで調弦している。鈍感なのかキーボードと開放弦の同じ音をあわせてもあまり差を感じていなかった。
しかし、いつもキーボードで弾いてフレーズを覚えて弾いているのでそれが影響しているのかしら。どちらにしてもその癖をなんとかせねば。

※手の収縮問題。手(指)の形を収縮させず、一定に保つ。
手の大きい人は楽でしょうね、とボヤいたが先生も手が小さいので気を取り直す。手の小さい人の方が小回りがきくそうだ!

○ハ長調音階 A線ソまで

ポジション移動の練習、成果アリと言われた。やた~ !

弦が変わっても手の形を保つために、指残しで音階を弾く練習。
這うようにポジションが確実に水平移動するが、大変難しい。

第一ポジションを一発で決める方法を訊ねたら、腕の広げ方、肘の角度を体が覚えているとのこと。

○ウェルナー25P 4分の2

今度は手が縮まないようがんばった結果、のばし過ぎ、指が届きすぎ。(小さい手なのに)
音程が狂ったのでまたまた厳密にチェック。
メロディ、伴奏とも先生と合奏して無事OK。ただし、伴奏は8分音符ばかりで音符をなぞるので精一杯。音が小さすぎる。

宿題は29P 8個スラーの音階。
31P 指の練習ドシドシドシ…毎日5分ですぐ早く弾けるそう。ほんとかな?

○リベルタンゴ

楽譜の解釈をめぐって先生との試行錯誤がとても楽しかった。
どの弦で弾くか。アップかダウンか。
音楽って頭からお仕着せられるものではないし、自分で感じて初めて一体感が生まれる気がする。
全然弾けないくせに急にヨー様の弾いたフィンガリングで弾きたくなってしまった。
ムッキャ~!弾いてやる!何たる天邪鬼。
A線とD線の音とのコントラストがやはりおもしろいと思ったのだ。
(開放弦を使い、A線ばかりにすると楽だけど)
それに先生も「研究熱心ですね」と笑っておっしゃってくださったし。

それから8拍のばすところ(タイ)は半分で弓を返す印があったが、8拍のばした方がきれいという話になり、宿題:8拍のばし最後クレッシェンドの練習。すごいチャレンジ!
ちなみに先日のチェリスト氏は半分で返していた。

*D線第1ミから第4ドの移動。
宙に浮かないでズズズと下りて小指を上げ加減にして打ちつけるような気持で、と言われた。(ほどほどにしないと、か弱い小指骨折します。)

*ミドシラソ♯ラ~ シとラの間は指の拡張せずポジション移動の要領で。

D線4ポジ、教室のチェロの方が音がでる。「ぎいのすけ」はさっぱり出なかった。
駒寄りで弦を下に引っ張るように弾いてシャンとした音にすること。

無理!無茶!と弱気だったけど、下手なりにちょっとがんばってみようかなという気になった。ダメもとで。

PS.
今、ピアソラ本人のベストアルバムを聴きながら書いている。
震災前までは自社ビルのホールでサロンコンサートを開いていた年配の友人がいて、そこでアコーディオンのコンサートに行ったことがある。
友人曰くこの官能的な演奏をみんなに聴かせたい! 
ワタシは演奏よりピアソラに惹かれCDを買った。
ついでと言っては何だがチェロバージョンでも流行だしぃ、とヨー様も買った。   
まさかチェロを習うという暴挙に至るとは、予想外。フフフ