まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

「伊予鹿島」知っていますか 

2015-07-16 14:51:48 | 日常
平成27年7月15日
「伊予鹿島」おそらくこの辺りでは知る人はいないでしょう。
私も数々の御縁つながりによりこの島を知りすっかり好きになりました。
「花へんろ」30年前NHKTVで放映されたドラマです。観たことありますか。
「昭和とはどんな時代ぞ花遍路」がキャッチフレーズ。四国、松山近くの遍路道沿いにある商家を舞台にある家族とそれを取り巻く人々の織り成す人間模様を
描いたドラマです。主演の桃井かおりのはんなりとした人柄にすっかりフアンになりました。先日このドラマを再び見て感激したばかりでした。この舞台となった場所が北条市「風早」という町です。万葉の歌枕の地であるあの安芸津町風早はここの人々が海をわたり開いた街です。その風早の本家がここ四国北条市の風早です。なぜここが取り上げられたのかというと作者の早坂 暁氏はここの出身だからです。そのドラマに登場するのがここ伊予鹿島なのです。
たまたま今朝、此処を訪れたので絶好の機会と島に立ち寄りました。ドラマを見てすぐ来る機会があるとは以心伝心とはいえ不思議ですね。港から市営の定期船に乗り3分で着きます。周囲1500m余り、歩いても30分もあれば一周できます。釣り人と海水浴客が主です。きれいな水の透き通った海岸です。いたるところで泳げます。鹿もいます。テレビの画面を頭に思い浮かべながら一周いたしました。その遊歩道沿いに12基あまりの句碑が設置されています。多くの俳人が訪れたことがわかるし地元の俳人もそのため整備に尽力されたようです。島は温暖な気候でクスノキなどの大木がうっそうと茂り原始林、鎮守の森の様な静寂に包まれた島です。島には作者の親友である渥美清氏の句碑「御遍路が一列に行く虹の中」がありました。彼は第2のふるさととして愛したびたびこの島を訪れ名物の「鯛めし」に舌鼓を打ったとのこと。頂上までは標高差110mあまり、徒歩20分で瀬戸の展望がたのしめます。神功皇后が西征の途中、頂上から弓を射て戦勝を祈願したという巌もありました。自然が残り、時が止まったような魅力いっぱいの島でまたゆっくりと訪れたい島でした。
コメント
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