山中伸弥教授のノーベル賞受賞などについては昨日の昼にブログアップしたばかりだが、その後の報道などで私が取り上げたことの追情報となるような報道があったので、昨日の記事を補完したい。
教授自らが京都マラソンを完走することで、インターネットのサイトを通じて研究の資金を1千万円ほど稼いだことを取り上げたが、ノーベル賞受賞の知らせを受けてあっという間に800万円の支援金応募があったと昨日夕方のテレビが伝えた。さらに今朝のネットには昨日昼にはそれまでと合わせて2000万円超の”賞金”になったと載っていた。受賞の反響が如何に大きいかを示すものではあるが、世界的な研究を進めるような資金確保の手段や資金額でないことは誰の目にも明らかであろう。
その本来の研究の助成について昨日のブログでは『 iPS細胞の研究も実際の医療や創薬に結びつかなければ何の用に立たない。ノーベル賞受賞を機に今後の研究に対して国挙げての支援体制を切に望みたい』と結んだが、これについて文部科学省が今後10年間で300億円規模の助成を行うとの記事があり、その他の4つの研究拠点に対して総額100億ほどの支援をするとも伝えられている。テレビのニュースとネットの記事でちょっと違うようだが、いずれにしても国の重要な研究開発事項であるとの認識が伝わって来てよかった。
なおノーベル化学賞には東京理科大・藤嶋昭学長および首都大学・春田正毅名誉教授の2人、文学賞には村上春樹が日本人の有力な候補者として名前が挙がっていることを紹介し期待していたのだが、いずれも今年は選に漏れた。残念であったが、来年の吉報を待つことにしよう。
ところで、日本の国民栄誉賞が女子レスリングの吉田沙保里選手に贈られることになりそうだ。8月のロンドン五輪で3連覇の金メダル、続く9月の世界選手権でも10連覇を達成して13大会連続優勝の偉業を成し遂げた。
これまで男子のレスリングでロシアのアレクサンドル・カレリンの12大会連続世界一という伝説的な記録があったが、この記録を破り、ギネスブックにも世界一が認定されたそうだ。
オリンピック3連覇だけでも偉業であり、とてつもない記録を打ち樹てたものである。 これで昨年の「なでしこジャパン」に次いで2年続けて女子アスリートの受賞となるわけで、ロンドン五輪の成績でみてもこのところ日本のスポーツ界は女性上位がいよいよ定着した感じである。
[落葉と木の実]
左下:ムクロジ(無患子:ムクロジ科)=花は6月頃咲く。淡緑色の球形が実で、黒いのは実の中にある種子
種子はその昔、羽根つきの羽の頭に使われたそうだ。
右下:トチノキ(栃の木:トチノキ科)=花期は5月頃。実は熟すと三つに割れて落ちる
左下:ホオノキ(朴の木:モクレン科)=5~6月に華やかな花が咲く。実は袋果が集合したもので、これは台
風で落下したものと思われる
中下:コウヨウザン(広葉杉:スギ科)=4月頃咲く花は一般に目につかない。緑色の球果が秋になると褐色
に熟す
右下:モミジバフウ(紅葉葉楓:マンサク科)=漢字では「モミジの葉をしたカエデ」ということになり、変だ。
別名アメリカフウとも言う。花期は4月頃というがまず目につかない
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