川柳は俳句と同じ五・七・五の少ない字数で世相を切り取ったり、心情を吐露したり大変面白い”文芸”である。私も川柳は好きで購読紙の川柳欄には毎日拍手を送ったり、ニンマリしているのだが、4日には「きらきらネーム ルビと肩組み 入学す」という作品が載った。
なるほど「きらきらネーム」と表現するのか、と私は膝を打った。先日の投稿で私は『卒業式で知る難しい名前』というタイトルで「最近のお子さんの名前はシャレているのだが読み方が分からないものが実に多い」と書いたが、何んと味も素っ気もない表現だったのだろうか。それを「きらきらネーム」と呼ぶのか、と知った。と同時に同じ感慨を持つ人が少なからずいることも分かり、何か同志を得たような気分になった。
久々にトランプ米大統領に関する話題が新聞紙面に載っていた。1日投稿のブログで「森友学園問題に覆われて、就任直後にあれほど吹き荒れたトランプ旋風の話題がこのところ全く影を潜めている」と書いたのだが、4日付け朝日新聞に『トランプ大統領が就任して70日以上が経つのに、政権の実動部隊となる各省庁の幹部ポストで空席が目立つ』として『議会の承認が必要な政治任用の主な高官ポスト553の内9割近くが空席のまま』という記事。なんとなんと。議会の承認が必要なポストが500以上あることにも驚くが、その内9割も空席のまま2ケ月以上も政治が行われていることにさらに驚かされる。トランプ氏の異様な政策や言動に違和感を覚える人は多いだろうし、政権運営がスムーズに行くのか強い懸念を抱いている人も少なくないはずだが、これほど人事の面で躓いているとは重ねて驚くしかない。と言うのはアメリカの政治体制を知らない私だけで、当の米国民にとっては驚くほどの事態ではないのかもしれない。
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