フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

新聞から

2013-06-15 22:08:49 | 新聞を読んで

   このところの急激な株安・円高により、4月に日銀が「異次元」の金融緩和を始めて株高・円安が昂進する前の水準に逆戻りをしてしまった。実体経済がそんなに急速に上向くことなど考えられないのに、アベノミクス・ムードに酔って過熱した証券・為替市場に冷却水が放水された感じだ。原発事故の時には祈る気持ちで冷却水の成り行きを見守っていたものだが・・・。 
   前にも書いたように、株価にしても為替にしても実体経済以上に巨額の資金を動かすファンドの思惑で動いているのである。今回の動きについてもその背景が今朝の朝日の一面に載っていたが、経済強いては国の命運までもが投機のカネで動かされるってどう考えたらいいんだろう。私は、人間の便利な道具のはずのカネに人間の方が振り回される世界が怖い。(これってカネを持たない人間の妬み?)

   同じ紙面のトップに「取り調べ可視化後退」「法制審部会 例外を拡大」とあった。冤罪事件や調書・証拠のねつ造などが次々と明るみに出て、捜査の透明性を確保しようと議論している法制審議会の部会で、取り調べの録音・録画などの適用範囲を著しく狭める素案が出されたというのだ。これに対してメンバーである厚労省の村木厚子さん(郵政不正事件で”冤罪”の被害に遭った)や冤罪をテーマにした映画で知られる周防監督などが強く批判しているという。私はこの2人のメンバーの良識に期待しており、その発言には重きを置いてもらいたいと思うのである。
  
   スポーツ面に「怪童」と呼ばれたプロ野球元東映フライヤーズの尾崎行雄さんの訃報記事があった。もう50年も前の甲子園で春夏3連続出場した大阪・浪商のエースとして、のちに巨人に入った法政二高の柴田勲投手と投げ合ったが、投手としては別格のスケールだった。西鉄ライオンズの黄金期を築いた中西太さんと共に、まさに「怪童」の名にふさわしい選手だった。
   高校2年で中退してプロ入りした1年目のオープン戦の対大毎オリオンズ戦で、当時の野球界を代表する打者の山内和弘、榎本喜八の両者がキリキリ舞したことを今でも覚えている。17歳の新人で20勝、その後も大活躍したが当時のエースは連投連投で肩を酷使して投手生命を縮めることが多く、彼もまたその一人になってしまった。 享年68歳というから人生の幕引きも早すぎた。

[今日の花]

   キョウチクトウ夾竹桃:キョウチクトウ科)=葉が竹のように細く、花が桃のようだという中国名がそのまま使われている。サルスベリと共に真夏を代表する花だが、キョウチクトウの方は6月頃から2度咲きのように咲く

          

           

   ザクロ石榴:ザクロ科)=昔は秋に熟してはじけた実を歯ですくって食べたりしたが、今はもっぱら花の鑑賞用になっているようだ。

     

 

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