フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

ジンとなった投書欄

2014-03-06 10:39:38 | 新聞を読んで

   毎日目を通している新聞の読者投書欄。いつも感心したり頷いたりしながら読ませてもらっている。今朝の投書ではちょっといい話が載っていてジンとした。その話を紹介させていただくとする。

   21歳の大学生。東日本大震災直後にあった高校の卒業式で、「今はそれどころではないだろう」と叫んで退場してしまったが、卒業式は自分のものだけではなくお母さんのためのものでもあったことを父親に諭され、深く後悔した。口先で終わらぬようにとその後被災地を訪れ瓦礫撤去を手伝う中で思うことがあり、母を泣かせた償いは被災地のためになる人間になることだと決意した心中を投稿している。とても思索力のある学生さんだ。分別に満ちたこの気持ちを持ち続けてもらいたいと願う。

   49歳の主婦。5年前に教師だった友人がガンで亡くなった。その友人はいつも全力投球で精一杯に生き、多くの人から慕われていた。それから一年、今度は自分がガンになったのだが、不思議と落ち着いてガンの告知を受け入れられた。それは友人が情熱的な生き方と心静かな死に方を見せてくれたからだ。今は、明日死んでも悔いのないよう一日一日大切に生きたいと思っており、その思いはガンからもらった「贈り物」だと結んでいる。亡くなった友人への敬慕の思いと、50歳前でのご自分のガンを受け入れる悟り・・・なかなかない話である。

   52歳男性の15年前の思い出。満席の電車に妊婦が乗って来た。するとおばあちゃんと座っていた5歳くらいの坊やが駆け寄って席を譲ろうとした。妊婦は「おばちゃんは大丈夫よ」と遠慮をしたが、坊やは「おばちゃんが座るのではなく、おなかの赤ちゃんが座るの」と答えた。妊婦は涙を流しながら「赤ちゃんが座らせてもらうわね」と着席した。車内には和やかな雰囲気が流れた。投稿者は「おなかの子もこんな子に育ってほしいな」と妊婦の心中を察している。5歳の子の機転の利いた言葉が『いいね!』


[今日の花]

   私が「早春の使者」として追っているのが第一にフクジュソウ(福寿草)であり、続いてロウバイ(蝋梅)、マンサク(満作)、更にサンシュユ(山茱萸)となる。私の中では満開のウメ(梅)を早春のフィナーレに位置付けている。それからがいよいよ春の到来である。


 サンシュユの咲き始めを前に掲載したが、今が満開だ(写真下)

    

下はクリスマスローズ。前に書いたことがあるように、花は地面上十数センチくらいの所でしかも下向きに咲くので、露地植えでは花の”表”が見にくい。写真左右はうなだれた感じに見えるクリスマスローズの花(形が鮮明に写らないが)。数多い花の中には横向きのものもあり、やっと花の表情が分かる(写真中央)

   

 

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