フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

DJポリス

2013-06-12 10:30:33 | 日記

   このところマスコミは「DJポリス」の話題で賑わっている。 
   改めて説明するまでもないであろうが、この「DJポリス」という耳馴れない言葉は、サッカーの日本代表がW杯ブラジル大会出場を決めた4日(火)の夜、渋谷駅前で興奮したサッカーファンのバカ騒ぎをユーモアのあるソフトな誘導にあたった警察官につけられた愛称である。これまでの経験から興奮したサポーターがその一帯で群衆化して混乱することが予想され、機動隊が警備についていたのだが、警備車の上から威圧的な規制をするのではなく当意即妙のユーモアある語り口で群衆の気持ちを和らげ、混乱を防止したことがネットを通じてあっと言う間に広まった。
   後日の新聞によると、群衆警備にあたる機動隊には「広報係」という名でこうしたソフト警備を担う担当者がおり、トレーニングを受けているのだそうだ。今回はその功を奏したというわけで、警視庁では早速総監賞を贈ることにしたようだ。

   その現場の映像がテレビで繰り返し目に入り私もほほえましく思ったのだが、それよりもこういうことが”美談”になることの方に違和感を持った。それはサッカーファンのバカ騒ぎである。サポーター達には「俺たちには羽目外しが許される」という自惚れがあるのではないか。他のスポーツファンでそうした騒ぎは聞いたことがない。WBC(ワールド・クラシック・ベースボール)で世界一になった時野球ファンが街に出て大騒ぎしただろうか。ロンドン・オリンピックで金メダルを取った時、ボクシングファンやレスリングファンや体操ファンの騒ぎのために機動隊が出動したであろうか。(唯一例外は、阪神タイガーズが優勝した時に見られる大阪・道頓堀の飛び込み騒ぎがあるが・・・)  
   憂きことの多い世の中でたまの憂さ晴らしも分からないでもないが、他人の犠牲や端迷惑という分別までは失いたくないものだ。
   なお余談だが、これが10月か11月の話題であったら「DJポリス」はきっと今年の流行語大賞の最有力候補になったであろう。

[今日の花]

   ネズミモチ鼠黐:モクセイ科)=生け垣などによく用いられ、「これぞ花粉の匂い」という香りを漂わせている。黒紫色の小さな実がネズミの糞を思わせるのでその名がついたようだ

   

   チョウセンハギ朝鮮萩:マメ科)=その名の通り朝鮮半島に自生する。日本のヤマハギに近い

         

   スモークツリー(別名ハグマノキ:ウルシ科)=花は小さく目に付きにくい。花の柄が細長く伸びて花序全体が煙のようにモヤモヤっとして見えるのだ。

     

   キリンソウ麒麟草:ベンケイソウ科)=名前の由来を調べたが、中国の伝説上の動物「麒麟」に由来する説や和名の「キズヤクソウ(傷薬草)」が訛ったものという説があるそうで、ハッキリンしない

         

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