陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

北野のレトロ写真展

2017年11月20日 | slow culture

神戸・北野の異人館街にある神戸北野美術館へ。
神戸開港150年記念事業である
“フランス領事の神戸アルバム”展を観る。

明治時代、神戸大阪フランス領事であった
ド・リュシイ・フォサリウさんの
神戸在住時代の思い出アルバム写真展である。

館にはこの研究者の谷口義子先生がおられ
色々と写真を観乍ら当時のお話しを伺った。
明治時代の居留地の様子や外国人の生活の様子
また須磨の避暑地の写真などとても興味深かった。
谷口先生によると、当時の神戸の外国人は
イギリス人が一番多く、次がドイツ人だったとか。
フランス人はそんなに多くはなかったとか。

セピアの写真の数々に、タイムスリップ
したような初冬の北野異人館街であった。

冬紅葉北野神戸の暮色に
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My screen ゴッホ 最期の手紙

2017年11月19日 | slow culture

これは今年観た映画の中での
私の一番の映画である。とにかくすごい。
全編ほぼ油絵で描かれた映画である。
絵画が動くのだ。世界初とあった。
実写で撮った俳優たちの動きを、総勢
125名のアーティストが油絵に落し込んで
作った映画である。まるでゴッホの絵の中に
いるようである。あの“夜のカフェテラス”が
その空に輝く星たちが、実際に動くのである。

その数62,450枚なのだそうだ。

物語は、郵便夫であった父が託された
ゴッホの弟テオへの最後の手紙を
その息子のアルマンが届ける。その旅の過程で
ゴッホの自殺の真実に迫るという設定である。

黄色いジャケットを粋に着こなした
主人公のアルマンがまたカッコいい。
ゴッホを診た医師ガシェの娘マルグリットも
とても気品があって美しい。

小林秀雄によれば、ゴッホが残したその
膨大な手紙は告白文学の最高傑作という。
ゴッホの凄さのその半分はこの手紙にあると
書いてあった。その手紙に焦点を当てた映画。
それが全編ゴッホの油絵の世界で展開されて
ゆくのである。

ゴッホは8年間に800点もの絵を残した。
しかし生前に売れた絵はたった1枚。

ゴッホは信長に負けず人を惹きつける
歴史上の人物であるのは間違いない。

■ゴッホ 最期の手紙
脚本/監督 ドロタ・コビエラ
2017年 イギリス・ポーランド
96分 原題/LOVING VINCENT
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秋の猫 三態 その三

2017年11月18日 | slow life

誰の作の猫か忘れました。
飼猫ですね。眠っているけれど
なんとも気持ちよさそうな
穏やかそうな顔です。
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秋の猫 三態 その二

2017年11月17日 | slow life

こちらはグレイ系の黒猫。
その一の三毛と違ってさらに
用心深い。こちらに出て来よう
とは決してしない。孤高の猫?
そんないいもんではなさそう。
不信と欺瞞に満ちた目。しかし
一瞥もくれようとはしなかった。
憎たらし。
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海辺の石蕗明り

2017年11月16日 | nonoka

人工島の海辺の公園に
オリーブの樹があった。
先輩俳人がかがんでしきりに実を
拾っていた。聞けばオリーブの実。
これを取って塩漬けにすればいいと
教えてくれた。その傍にこれは見事な
石蕗の花が咲いていた。まさに明り。
石蕗は海の景も良く似合う花。

やはらかき日差重ねて石蕗の花
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山茶花日和始まれる

2017年11月15日 | nonoka

六甲アイランド・マリンパーク。
プロムナードの垣に今年初めて
山茶花を見た。山茶花は11月の季題。
これからずっと咲き続ける冬の花だ。

零れ継ぐ山茶花日和始まれる
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秋の猫 三態 その一

2017年11月14日 | slow life

落葉の植え込みに猫。
じっとこちらを窺っていた。
目付きからして野良だろうか?
野良は飼猫と違って人相、否
猫相があまり良くない。
この猫は少しは人に馴れている
ようにも見えるが…。
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小春日のランナーたち

2017年11月13日 | slow life

小春日となった日曜日の六甲アイランド。
シティマラソン大会が開催されていた。
親子ペアや小学生、中学生の部、そして
一般とそれぞれが10キロを走るミニマラソン。
主催は神戸市・神戸市教育委員会。なんと
わが社のクライアントがメイン協賛社だった。
知らなかったなあ。

シェラトンベイホテルの前でしばし眺めていた。
西の道からカーブしてくるところ。ランナーの
息遣いや気合いをつける声が間近に聞こえて来る。
それにしても無駄の全くない肉体であった。
マラソンランナーの駈ける肢体とは、何と美しいのか。

そう感じたとき、駈けゆくランナーたちが
風となっていくように見えた。そして街路には
黄葉して散っていく銀杏たち。それらが
私の心に鮮やかなコントラストを描いた。
躍動する命、散ってゆく命。

その時、天から一句が降りて来た。

風となるランナー風に散る銀杏
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晩秋の俳句大会

2017年11月12日 | slow life

六甲アイランドで秋の俳句大会が行われた。
二日間に渡る大会。人工島の晩秋の景に
ベイホテルからの夜景、そして楽しいお酒。
今回の成績はいまいちだったけれど
一門の若手や句仲間たちが大活躍。
それぞれが切り取った秋の景に、また
インスパイアされた二日間であった。

小春日や波は銀貨のきらめきに
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風鈴仏桑花

2017年11月08日 | nonoka

この花は何という名前なんだろう?
名札があった。覗いてみたらカタカナで
“フウリンブッソウゲ”とあった。

ブッソウゲとあったから、やはりハイビスカス
なんだなと思った。漢字で書くと“風鈴仏桑花”
ハイビスカスは通常一日花であるのに対して
この花は何日も咲き続けるのだとか。

しばし見とれておりました。

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