小春日となった日曜日の六甲アイランド。
シティマラソン大会が開催されていた。
親子ペアや小学生、中学生の部、そして
一般とそれぞれが10キロを走るミニマラソン。
主催は神戸市・神戸市教育委員会。なんと
わが社のクライアントがメイン協賛社だった。
知らなかったなあ。
シェラトンベイホテルの前でしばし眺めていた。
西の道からカーブしてくるところ。ランナーの
息遣いや気合いをつける声が間近に聞こえて来る。
それにしても無駄の全くない肉体であった。
マラソンランナーの駈ける肢体とは、何と美しいのか。
そう感じたとき、駈けゆくランナーたちが
風となっていくように見えた。そして街路には
黄葉して散っていく銀杏たち。それらが
私の心に鮮やかなコントラストを描いた。
躍動する命、散ってゆく命。
その時、天から一句が降りて来た。
風となるランナー風に散る銀杏