陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

バレンタインデーの愛

2017年02月14日 | cocoro

今日はバレンタインデーであった。
会社帰りに寄ったそごうデパ地下は
多くの女性たちで賑わっていた。

思えば、私はこの日に、所謂本命チョコを
貰った記憶がない。あまり縁のない日である。

今年はとある佳人から
ウィスキーボンボンチョコを頂いた。
七十代のマドンナからのバレンタインだ。
ウィスキーボンボン。なんて久しぶりだろう。
小さい頃はこのチョコが苦手だったが。

これは所謂、義理チョコというやつである。
しかし例え義理チョコであっても、このギフトには
その人の思いが確と込められいる。その意を汲むのも
この年齢ならではの心の機微というやつだ。

バレンタインデーとはギフトデーである。そして
それぞれの年代で贈る心というのが存在する。
若い人なら恋愛の感情を伝えるギフトであり
若い夫婦なら愛情を伝えるギフトかもしれない。
もっと年齢を積むと、それは人間関係の潤滑油かも。

要はそのチョコに込めらたその人の心を
ちゃんと受け取ることが大事なのだと思う。
そして自分に向けられたそのお気持ちを
大切にすること。自分に向けられた温もり。
そこにはやはり愛がある。どんな形の愛であれ
バレンタインはさまざまな愛を伝える場なのだ。
ちなみに、家内からのバレンタインギフトは
チョコレートケーキであった。

愛といふ温さもバレンタインの日
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懐かしき昭和 山口誓子俳句館へ

2017年02月13日 | slow journey

おかげ横丁に山口誓子俳句館があった。
へえ、ここにこんな俳句館があるなんて
予想だにしていなかった。興味津々で入る。

山口誓子は、昭和初期に水原秋桜子、高野素十
阿波野青畝とともに「ホトトギスの四S」として
一時代を築いた俳人だ。わが先々師の五十嵐播水とは
京大三高俳句時代に深い交流があった人でもある。

そうか、山口誓子は伊勢に所縁の深い人だったのだ。
繙くと、昭和26年から28年にかけて、誓子は三重で
過ごしている。その頃に記された誓子の日記には
当時の誓子の三重での暮らしぶりが生き生きと
描かれていると言う。

「誓子にとって、三重での暮らしは後の俳壇での
大活躍につながる重要な時間だった。」

なるほど。そうなんだ。

投句箱があったので、即吟の句を投句。
これも旅の楽しみのひとつ。

■私の好きな誓子の俳句

流氷や宗谷の門波荒れやまず
ピストルがプールの硬き面にひびき
海に出て木枯帰るところなし
つきぬけて天上の紺曼珠沙華
遠き世の如く遠くに蓮の華
ひとり膝を抱けば秋風また秋風
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懐かしき昭和 射的場

2017年02月12日 | slow journey

おかげ横丁に射的があった。懐かしいなあ!
夜店ではこの射的とパチンコ、そして
ラッキーボールに輪投げは良き思い出だ。
小さい頃、夜店の射的はほとんど倒れなかった。
倒れてばかりいると商売にならないから
今となっては、そのからくりがよく解るのだが
あの時は純粋に夢中になったものだ。だから
大人の今は、時々童心に還りたくなって
つい楽しむのだろう。サラリーマンの若い
兄ちゃんたちが、何人かで互いに囃しながら
楽しそうに打ち興じていた。
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懐かしの昭和 おかげ横丁へ

2017年02月11日 | slow journey

伊勢神宮の門前町おかげ横丁をぶらり散歩。
懐かしい昭和の世界にしばしタイムスリップ。
もうこの歳になると、旅に来てたからといって
そんなに欲しいものはない。だから土産物屋に
とっては、あまり上客ではないけれど、それでも
ご当地の美味しいものはやっぱり食べてみたい。
写真を撮らせてもらいながら、行きつ戻りつ
おかげ横丁の昭和の世界にしばし浸る。

懐かしき昭和の世界あたたかし
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あるラガーマンの死

2017年02月10日 | cocoro

西日本でも今冬一番の寒波というこの日
稀有なラガーマン平尾誠二氏の「感謝の集い」なる
お別れの会が神戸ポートピアホテルで開催された。
私も大阪の用を急いで片づけてから参列した。
白菊を遺影に供え、平尾氏のご冥福を祈った。

抜群の運動神経。卓越した技術。そして
ハンサムで、引退後も指導者として数々の実績を
打ち立てた平尾誠二氏であった。何よりも
母校の大学選手権三連覇は私の誇りでもある。

しかし、53歳の生涯とはあまりにも短い。
その人生をあの華麗なるステップの如くに
あまりにも迅く駆け抜けて行ってしまった。
太く短い人生だったのだろうか?

どんな場面でもラグビーを楽しむ。そして
自由な発想。これは全ての道に通ずる真理だと思う。
楽しいからする。そして現状に満足せず、常に
新しい発想でトライする。肝に銘じておきたい。

平尾誠二さん、ありがとう。そして安らかに。

駆け抜けてゆくラグビーの楕円かな
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猿田彦神社の寒鯉

2017年02月09日 | slow journey

伊勢神宮参拝を終えて
猿田彦神社にも参詣した。
某経済新聞の三重特集などに
大きな広告を出稿していた神社だから
きっと大きな神社なのだろうなと
興味もあったので参詣したのだが
想像よりもこじんまりとした宮であった。
境内を散策していたら見事な錦鯉が。
この寒い水の中で、人影が寄れば
餌を貰えると思って集ってくるのだろう。
見事な錦鯉たちであった。

■猿田彦神社
三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
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伊勢 おはらい町通り

2017年02月08日 | slow journey

伊勢神宮の門前町、おはらい町通り。
軒が揃って美しい街並み。
まるでテーマパークのようだ。
こういう土産物屋街なら、多くの人が
財布の紐をゆるめることだろう。
景観も含めて街づくりのコンセプトがいい。
やはり軒が低くて空が広いのは癒されるなあ。
おかげで私の財布の紐も緩みっぱなしであった。
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幸せ昼ごはん てこね寿司

2017年02月07日 | slow gourmet

伊勢の名物と言えば、勿論あの餅もあるが
やはり、てこね寿司と伊勢うどんかな。
と言う訳で、参詣も終え遅めのお昼を頂きに
おはらい町通りのすし久へ。時間をずらしたので
並ばずに入ることができた。遅めだったので
かなりお腹も空いている。品書きを見て
ちょっと贅沢。伊勢路御膳を頼んでしまった。

「てこね寿司」とは、昔鰹漁に出たこの地方の
漁師さんたちが釣った鰹の身を船上で醤油漬けにし
あらかじめ用意していた酢飯と混ぜあわせました。
この時手で豪快に混ぜて食べたことからこの名が
付きました。とあった。(すし久より)

さてこのてこね寿しがついた伊勢路御膳
2640円だけにかなり贅沢な内容です。
列記すると…とろろ汁、麦ご飯、てこね寿し、刺身
さざえ壺焼、炊き合せ、小鉢二品、赤だし、デザート

てこね寿しは鰹の臭みもなくて美味しく頂けました。
それにさざえの壺焼とに刺身という伊勢の海の幸も
堪能。かなりお腹一杯になってしまった。
ただ、デザートが蜜柑一個というのは、ちょっと。
これが菓子なら格があってさすが老舗と感じたのだが。
いい店だけに少し惜しい。でもごちそうさま。

■すし久
三重県伊勢市宇治中之切町20
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伊勢の奉献酒

2017年02月06日 | slow journey

伊勢神宮に奉献される地元の酒樽が
所狭しとぎっしりと並べられていた。

その中に、ご覧のような銘柄が。
「〇〇〇の酒」

この中には女性の名が入ってます。
さてどんな名前でしょう?

けい子の酒、じゅん子の酒、のり子の酒
えい子の酒、ていこの酒…???
おっとこれ以上は危険ですね。はてさて…

正解は「るみ子の酒」でありました。
一度呑んでみたいですね。
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寒の五十鈴川

2017年02月05日 | slow journey

小学校の修学旅行で行った伊勢神宮。
その時の印象はとても大きな神社という印象だ。
長じて五十余年経って、再び訪ねてみると
当時に感じたほどの大きさ広さとは違う。

やはり子どもの目と今の大人の目線では
見える景色が全然違うのだ。しかし今は
あの時の子どもの目では見えなかったものが
沢山見えているし、感じることもできる。
それぞれの年齢で見えるものは違う。
だからこうして時々訪れてみるものだなと思う。

五十鈴川は静かに流れていた。まるで
あのときからの時間を流しているように。

ゆるやかに寒の水ゆく五十鈴川
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