陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

花の自画像 吾亦紅

2015年09月20日 | nonoka

吾亦紅は好きな花。
見ていて何とも飽きないのだ。
何よりその造形が素晴らしい。
活けてしばらく見つめていると
吾亦紅は嬉しそうであった。

折りとれば野の風探す吾亦紅
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花の自画像 露草

2015年09月19日 | nonoka

露草は朝に咲く花である。
朝露に濡れている。
そんな風情がよく似合う。
水辺に咲いていることが多いから
まるで水の音を聴いているようだ。

水の音聴いて露草俯ける
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花の自画像 アガパンサス

2015年09月18日 | nonoka


この花、年々あちらこちらで
よく見かけるようになった気がする。
和名は紫君子蘭という。夏の花だ。
アフリカ原産。寒さにはやや弱いとある。
やはり見栄えがするから植栽に適している?
それとも育てやすいからなのだろうか?

今回から草花は、新たなカテゴリー
“nonoka”にいたします。

晩夏へと灯すむらさきアガパンサス
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懐しの旅館の宴会

2015年09月17日 | tete a tete

久しぶりに温泉街に泊り懇親会に参加。
懇親会と銘打っているが、しかしこれが
昔懐かしい大宴会形式であった。
上座があり、縦に数列卓が並ぶあの形式。
違うのは座敷に胡坐ではなく、テーブルに
椅子という点だけであったが、舞台での
余興もありの、懐かしい昭和の宴会であった。

昭和55年から60年くらいまで私の会社でも
毎年社員旅行が行われていた。そして新人は
その夜の宴会で芸を披露することが恒例となっていた。
しかしその社員旅行も、時代が変わり、こういう
団体行動を嫌う者も増えていつしか廃れていった。

懐かしかったなあ。こんな宴会に出会うとは。
思わず30数年前にタイムトリップしたような
気分になってしまった。もうあんな時代は
やってこないだろうか?日本の会社を
取り巻く環境も大きく変わってしまった。
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初秋の旅 榛名大花野

2015年09月16日 | slow journey

榛名山麓の大花野を吟行する。
この日は台風の影響もあって
雨の花野となった。榛名山麓の
長い一直線の道路の果が花野であった。
木道に沿って花野を歩く。

やはり芒が目につくが、それでも
女郎花、藤袴、萩といった秋の七草。
そしてついと突き出た吾亦紅など
花野らしい景が広がっていた。そんな中で
ひときわ目立つっていたのはこの花
松虫草である。ひょろっと長い
茎の先につけた薄紫のは花が可憐である。

松虫草の倒れさうなる細き首

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初秋の旅 榛名湖畔

2015年09月15日 | slow journey

榛名湖を愛した竹久夢二。
これは榛名湖を望む高台にある
竹久夢二のアトリエである。
再現されたのか、移築されたのか
定かではないが、レトロな木造の
アトリエである。霧の日だったから
まるで今にも夢二が絵筆を取っている
ような錯覚を覚えた。榛名湖は
深い霧に沈んだままであった。


霧と云ふ深さに沈みゆく山湖
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初秋の旅 伊香保温泉

2015年09月14日 | slow journey

とある機会を得て群馬は伊香保温泉へゆく。
朝一番の飛行機で羽田へ。京急品川経由で
代々木駅へ。そこから高速バスに乗り
約二時間半で伊香保に着いた。伊香保温泉は
日本で最初の都市計画で整備された温泉街と云う。

この温泉街の名物は三百六十五段の石段である。
そしてこの石段の両脇に土産物屋などの店が並ぶ。
石段街がそのまま温泉街になっている感じである。
射的場なんかがあって、昔懐かしい温泉街の景だ。
石段の天辺には伊香保神社がある。振り向けば
霧の中に小野子山が見えた。石段の脇には
引湯が十分な湯量で流れていた。泉質は硫酸塩泉。
元は無色透明らしいが鉄分があるため、空気に
触れると茶褐色になるとあった。ちなみに
旅館の手ぬぐいの発祥地もこの伊香保らしい。

伊香保の湯、楽しみだな。

早紅葉の迎ふ石段伊香保の湯
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二番町のハイボール

2015年09月13日 | slow gourmet

大街道は松山三番町で、美味しい焼き鳥を
堪能した後、やはり妖しく光るネオンの
盛り場に紛れ込みたくなるというのが
これ人情というものである。そして
そんなひとときの放蕩の後は、勿論、道後の湯。
気持ちよい酔いを醒ましつつ、しばし湯に体を
預ける。そのまま寝てしまってはいけない。
そうすると永遠に眠ったままになってしまう。

城下の夜をゆっくりとハイボールで過ごそう。
二番町にある老舗バーの扉を開ける。
昭和の雰囲気が柱の隅までしみているバー。
松山で初めてのサントリーバーと聞いた。
名物は角のハイボールだ。確かに
マスターが作るハイボールは絶品。
尖りがないのだ。古酒を飲んでいるような。
角でも高級ウィスキーの味わい。といったら
ちょっと大袈裟か?長いカウンターもいい。
そして二人の間合いも…。これもまた
歳月が熟成したようなテイストである。

短夜の昭和を偲ぶハイボール

■バー露口
愛媛県松山市二番町2-1-4

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松山三番町の夜 焼鳥

2015年09月12日 | slow gourmet

松山の夜は楽しい。
一番町、二番町、三番町…どこも
行きたい店がたくさんある。
はてさて今宵は焼き鳥といこうかな。
ここはあまり目立たない店構えである。
ともすれば通り過ぎてしまう。
もとより店が並ぶ通りでもない処だ。
しかし、こういう処にいい店がある。

小ぶりな焼き鳥だが、味はいい。
もうがっつり系でもないから
こういう焼き鳥の方がいいのだ。
やはり焼き鳥屋はあまりに安い店は敬遠だ。
値段は少々高めでも、国産の信頼できる
仕入先を持っている店がいい。

少しシャイな若い大将が黙々と焼いてくれる。
ここはお任せでいこう。腹が膨れたら
そこでストップすればいいのだから。
静かな店である。店内も好きな感じ。
やかましい焼き鳥屋もいいが、やはり
ゆっくり食べたい時にはこういう店がいい。
松山は三番町、大人の焼き鳥屋である。

■鳥匠
愛媛県松山市三番町3-2-5
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ご当地呉ラーメン

2015年09月11日 | slow gourmet

ご当地ラーメン 中四国篇。
わたくしヘビーなラーメン党ではありませんが
麺好きは確か。かつて広島、尾道、徳島では
印象深いラーメンに出会いました。しかし
海軍さんの街、呉のラーメンは未経験。

という訳で、大和ミュージアムを観て
松山への船の時間もあるので、呉港に
近いところでと探しこの店へ入る。
なんか麺の固さや種類やらその他いろいろ
リクエストをオーダー用紙に書くシステムに
なっているようだ。これは面倒くさいな
と思ったが、郷に入れば郷に従えなのだ。

麺は固め。それに増量所望と書く。
煮干しベースのラーメンである。
素直に美味しかったです。
ラーメンってやっぱり旨い。
けれど、熟年はあまり食べると
塩分とカロリーが気になる年頃なのだ。

■くれ星製麺屋
広島県呉市中央1-9-4
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