冬木はもちろん冬の季題。
〝落葉樹、常盤木を問わず冬らしい
姿の木を言うとある。枯木と違って
冬木というと、冬もなお営々として
力を蓄えている木の生命力を感じる。〟
(ホトトギス新歳時記)とある。
まさにその通りだなと思う。
すでに冬芽を宿している樹もある。
光合成の効率の悪くなる冬はこうして
葉を落として養生する。これはとても
理に叶ったことなのだそうだ。だから
木は何百年、何千年と生きられるのだろう。
あのフラクタル模様を見ていると飽きない。
樹はもの言わぬけれど偉大なのだなと思う。
冬木とはフラクタルなる微細かな