今年のカンヌ国際映画祭パルムドール作品
万引き家族を観て参りました。
この家族…それぞれ他人。つまりフェイクだ。
にも拘わらずとても家族的。旧き良き家族像。
しかしそれぞれが社会からドロップアウト
してしまった人間たちなのだ。
素直にいい映画だったと思います。
一言でいえば観客の色んな感情を想起させる
そんな映画でした。つまり、切なくて、悲しくて
温かくて、ドキドキはらはらして、そして
社会に対する怒りも…。ちょっとエロいシーンも。
全部言い尽くさない。それが余韻となっている。
言い尽くさないからこそ、いろんな感情を読者に
想起させているのだ。ラストシーンの女の子の
シーン、何を暗示させているのだろう?
リリーフランキー、安藤サクラ、樹木希林…
子役二人、なかなかキャスティングも秀逸。
■万引き家族 是枝裕和監督作品