当たり前と感謝

お葬式を、「あなたの会社でやってあげてやってる」方と

「必要なことを手伝っていただいてる」と思う方がいらっしゃいます、

お金を払うから「当たり前」と思う方と、

お金を払っても「手伝っていただいた」気持ちを持つ方、

同じことを、見方ひとつで、こころが温かくなったり、真冬に

なったりもします、人間は我儘ですから、その時々で（感情の気まぐれ）

ころころどちらにもなったりします、

損なことは解っていても、つい言ってしまったりして、後味が悪かったりもします

お葬式の場合は特に気持ちが動揺いたしておりますから、当然と言えば当然

なのですが、やはり気持ちよく仕事ができたり、サービスしてあげたいと

思うのは人情ですから、言葉一つで気持ちが良くなることも事実なのでしょう

また、葬儀社さんは、当然お金を頂くわけですから、「尽くして当たり前」では

あるのです、

時折あるアンケートの中に「私達の我儘を聞いて下され、満足しています」と言っ

た内容でいただきます、わかっていただけるのに時間がかかるのが葬儀なのです

あとで解ってもらえる・・・

それでいいのです

今わかってほしいと思うのは、「やってあげてやっている」ことが

こちら側にも有る、

そういうことなのです

いつの日か、

わかっていただければ良いのです・・・

伝わり方

水は筧から竹に流れ、そして地中に浸み込み、水滴となって

埋め込まれた甕の中で音を作ります

音は「空気」を伝播して、竹の筒から地表に帰ってきます

水が作り出す「音」

水が伝えるもの

水は何物にも逆らわずして

伝える術をもっています

私達人間も自然体で伝わること、伝えたいこと

そんな事が出来れば

道順庵の水琴窟のように

きれいな「音色」を発することが出来ることでしょう

こころの響きとして水に学ぶ・・・