今日の話しは
昨日の向日葵
の場所から近い
六合(くにと読みます)村の尻焼き温泉近くの
「白根の見える丘」さんです
残念ながらフォトはありません
ちょっとした秘湯紹介本で見かけたもんですから
予約してみました
う~む・・
ご主人が応対して下さったのですが・・・
ちょっと・・「変」というか「コワ・・」というか・・
3時のチェックインなので
3時前には来るなって感じ
「水を汲みに行くから」ということです
そして、前のお客さんはこうだった、あ~だったと
愚痴めいた話で盛り下がり・・(笑)
それでも
ちょっと変わっているけど
ならば、試しに行ってみなくちゃ・・
本来の好奇心がふつふつと首をもたげてまいりました
そんなわけで、時間調整で寄ったのが昨日のブログでの向日葵のガーデンでした
3時半も回り、もう良いだろうと
宿のPへクルマを止めて
(カメラはそんなわけで持参せず)
「こんにちは・・予約した○○です」と声を掛ければ
個性的な顔立ちのご主人が出てまいりまして
先ずは荷物を置いてください・・
これから説明を致します・・・とばかりに
かなりな説明の時間であります
くどいのか丁寧なのか(笑)
とにかく「こだわりぬいた話」であります
①朝10から水を名水100選の場所まで往復4時間掛けていくこと
(戻るのが2時なので、早く来た客には対応が出来ない説明あり)
②その水で豆腐を作る、大豆は国産で生産者に頭を下げて譲ってもらっている
通常の4倍の豆を使うこと、にがりは福井産の海から取ったものを使用
③館内の説明も事細かに説明が・・・
④今の時期、スズメバチが多いからという説明から、左の野天風呂へ行くのに
間違えて右に行く輩がいるからという注意を何度も・・
⑤各種紹介された記事、写真の説明などなど
⑥そして、明日は朝九時からの「草刈り」に行くことで
(10時がチェックアウトなので行けないといっても、の連中はダメだから出ろ・・とか
この60代の下が居なくていつもやられっぱなし・・的な話題にそれたり)
⑦そんなわけで、明日の部屋掃除の時間が無いので、空いている2部屋を明日の予約客に使用すること等
詳しく説明がありました
わたしもいろんな秘湯に行ったけど
こんなところは初めてであります
確かに奥様と二人で運営するには大変でしょうけど・・
かくして、夕飯・・
素朴ながら豆腐は美味、舞茸の
「フライ」も絶品
野菜中心ながら全ての料理はほっぺが落ちそう
手の込んだつくり込みは、こだわりの結果でしょうか
そして
やってきましたご主人が
グラス片手になにやらウイスキーをば、件の水で割りながら
いろんなお話しを(とても楽しくイメージとのギャップあり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
)
もう一組の方たちとみんなで談笑しながら
(世代が近いこともあったでしょうか)
そして圧巻は
やおらギター片手に歌の披露まで・・・
なんでも昔にフォークの大会で「中島みゆき」と競いあったそうな・・
で、ふと見上げれば、時計の針は10時であります
温泉で腰は良くなり
こだわりの先の幸せをご馳走になりながら
「変なオヤジ」さんの
偏屈なまでのこだわり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry1.gif)
と人柄に、魅せられた次第です
たぶん、こんな旅館滅多にない!!
しかも宿賃1万と500円・・
旅の幸せは
こんな人との出逢いがあればこそ・・
う~むぅ・・
また行きたいと思わせるところでした。
行くときに立ち寄った先の「向日葵」をお土産にさし上げましたところ
食事の場所の一角にさりげなく飾ってありました・・
しかも、花びらが落ちていた花は外の窓側に逆さにつるしてドライフラワーに・・
(なにも言わずにさりげない心遣いに感心です)