葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

日本人の律儀さ・・

2016-11-16 16:11:56 | お別れのエピソード


葬儀のあれこれを見ておりますと、つくづく日本人は

おもてなしの文化や義理堅さが見て取れます

最近の「直葬」とかは、ほんの最近のお話ですから

ちょっと外しますが

今までの葬儀はほとんどが「飲食を伴う」という

むしろ、それを外さない・・ということが

一般的でありました

これは

故人が世話になったことや、自分たちが葬儀に行ったときに

飲食のもてなしを受けた恩返しという意味合いが

葬儀にはなくてはならないことだったのです

単なる、香典のやりとりだけではなく

心をこめた飲食(昔はけっこうみんなで作ったのであります)

で、供養という形をとりながら

参加者皆さんで偲ぶわけであります

そこには

「来ていただいてありがとうございます」

という感謝の気持ちが通夜の振る舞いになり

それを受けた会葬者の皆さんは

「自分のときも、同じようにして返さなきゃ・・・」

そんな思いが、連綿と続いてきたのではないでしょうか

日本人のお中元、お歳暮にも似た

行ったり来たりの律儀さは

現代人にはうっとうしいのかも知れませんが

ある意味、日本人が大事にしてきた文化も

その中にあるような気がいたします

「おかげさま」「ありがとう」の意思表示としての

感謝の念は

葬儀の中にも入っているのですね


まぁ~そうは言っても、時代が変わり

薄れていく義理人情、おかげさまの手を合わせる機会の減少

たとえば

一人で食事をするときに

手を合わせながら「いただきます」なんて・・

やらない人のほうが多いかも・・?知れませんね。

人は誰でも「誰かのおかげさま」で生きてきたのですから

葬儀の時には

「誰かにありがとう」の気持ちは

何某かの形でできれば、なお良いのではないでしょうか・・・

              

        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サービスのこと今昔

2014-08-31 17:59:50 | お別れのエピソード


地域で商売をする葬儀社さんは

地元を大切にいたします

地元の方は当然ながら「リピート率」が高いからであります

そのためもあり

なにかと知り合いの方には

「特別なサービス」を提供する場合もあるのです

問題は

サービスという意味合いの中でも

2種類の考えが根底にあるのであります

葬儀社さんの側から見れば

サービス=融通を利かしたり、親身になったり

どちらかというと

お客様が困らないように気配りや気の利いたアドバイス等

を尽くしますという意味なのですが

お客様は

サービスイコール「値引き」と考えている人もいるのです

請求書を眺めながら

「何処がサービスなの?」という言葉が出れば

金額以外のサービスなんぞは眼中に無い?という

思いなのでしょう

サービス内容とは

葬儀の役務を行使することが

これだけできますという

内容のことでもあるのですが・・・

企業の広告などでも

当社のサービス内容ということで

請け負うことが出来る項目を列挙して有りますが

葬儀社さんとしての内容は

病院からの搬送、祭壇の設営、納棺のお手伝い、遺影写真の作成

霊柩車の手配に食事の手配、等々・・

がサービスの項目(請け負うことができる項目)になるのですが

サービスという定義の理解は

決して値引き=サービスではありませんので

そこのところの言葉の齟齬がないように

配慮が必要でしょうか

お客様から値引きの話をされ、納得の上で

例えば100円引いた価格で契約すれば

これは、話し合い上の契約の成立の話ですから

お互いの理解があるのですが

契約後(葬儀の役務が終了後)の請求時に

高いから負けて・・?・・

なんて言葉を聞くと

たぶん担当者の方はがっかりするのではないでしょうか

せいいっぱいのサービス(役務遂行)に汗をながしたのに・・

なんて思いがよぎるのでありますね



これまた古いときの話ですが・・

中にはこんな言い方をされた方も

「負けてよ・・?」

「申し訳ありませんが、出来かねます」

「なんで?」

「値引きを前提に価格設定もしておりませんし、

いただいたご要望は果たしていると考えておりますので」

「葬儀社さんは儲かっているハズだからさぁ~」

「事前のご相談で金額的なお話がありますればいろんな方法での

お葬儀の提案が出来たのですが」

「だからさぁ~会葬者がそんなに来なくて、香典ががさぁ~」

「最初から、ご無理の無いように説明をさせていただいたつもりですが」

「どうしてもだめ?」

「ご勘弁を」

「いや、なに、言えば負かるかとおもってさ・・」

いやはやなんとも・・

葬儀の終わった後では如何ともしがたいのであります


今ではこんな話は少なくなりました

葬儀の受注時に明確な金額の提示や了解をいただいてからの

葬儀のお手伝い(サービス)をするようになっていることと

家族葬が増え、会葬者に「見栄」を張らなくて済むような

ことになってきたからでしょうか・・・

そういう意味では、無理をしなくなってきた・・

無駄なことにはお金を使いたくない

そんな価値観の変化があるのでしょう


ラーメン屋さんで食べた後、高いから負けて?なんて

支払いでもめないように

食券を事前に買うシステム・・

手軽に自動券売機で・?

葬儀もそうなれば、いいのかなぁ・・・

「どうぞそちらで葬券をお買い求めください」

「そうか・・なになに、家族葬35万霊柩車付き、これがいいかな・・」

「骨壷は別料金でグレードアップか・・じゃぁ1万プラスでと・・・」

なんて・・・

        







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うぅ・・ぅ

2014-08-31 17:29:49 | お別れのエピソード


もう・・だいぶ前のお話でございます

法事のときのことであります

そのときには子供さんが一緒にこられました

法事の後の食事の段になり

ご家族のある方から

「子供に食事をさせたいので、子供の分は

別室に用意してくださる?」・・ということです

「?」「 一緒では具合が悪いのでしょうか?」

「ええ・・子供がインフルエンザなので・・」

ええ!!

(まさか、インフルエンザの子供さんをどうして連れてきたのですか?)

とも言えず・・

あ・・あ・・そうですか

別室ですね・・

親御さんと2人分はそういう訳で

別に食事を取ることに・・

まぁ~

そのあとはどなたにも感染はなかったようですが・・・

子供さんだけお家に置いてくることが出来なかったのでしょう

たぶん・・

(小さなお子さんではなかったのですが)

と、考えては

「うぅ・・ぅ~」

お客様相手のサービス業は

言葉に窮することも、まれにあるのであります






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はびきまえ

2013-04-20 17:57:45 | お別れのエピソード


今日は、土酔う日のびき前であります


でも、酔うにはちと・・・

明日がペットの供養会にお手伝いですから

出勤が1時間早く

早起きします

最近は目覚ましが無くても

6時頃には目が覚めます

これは、きっと年のせい?・・

何ゆえに目が覚めるのでしょうかねぇ

「先が短いから、少しでも起きている時間を」をと

神さまが気を利かしてくれている?のかな


               













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モニュメント

2012-03-13 14:32:57 | お別れのエピソード


本社にあるモニュメントは

3mほどの御影石でできています

人のDNAをシンボライズしております

生垣が育ちすぎて外から見えにくくなってきたのが

難点です

ただ、どんな意味合いがあるのか

もう忘れてしまっている人も多いようで・・・


(このロビーの左の外にあります)

葬儀も先祖から命を引き継ぐ儀式でもあります

いろんなDNAを引き継いでは

子孫にまた、命を委ねて行くのです

葬儀社に相応しいモニュメントでもあるのです

安宅の葬儀のテーマは人から人へと

DNAの継承がもたらす

深い意味があったのです・・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

押し売り

2012-01-17 10:14:48 | お別れのエピソード


家族葬でのお別れの時間になりました

準備の間

控え室でお待ちいただきます


お別れの準備の時間にメッセージの言葉を

書いては、棺に入れてあげることが出来ます

これはあくまで

家族の方が「その気持ちがあれば」の話です

なにもペーパーに書かなくても

心の中で

一言囁いてもいいのです

なにも言わなくても

それは、個人々がどう感じるか・・・

必要のない人に

無理に薦めるのは、嫌なものです

最後のお別れのときは

自分に正直であればと

私は思っています

「ありがとう」のひと言が

言えたなら

それは

言えた人も

言われた人も

幸せなことだと思います

最後ですから

自分に正直に・・・・


                

葬儀社さんも

悲しみの押し売りにならないように

自然と手を合わせることが

出来るような配慮も

必要なのでしょう・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釘打ち

2011-07-01 14:01:06 | お別れのエピソード
カミナリが鳴り始めています

雨も落ちてきました

雨を通して涼しい風が部屋を抜けていきます


7の月にカレンダーは変わり

いつものように

「今月は何件の家族葬があるのだろうか」と

0からのスタートの始まりです

そして、節電も考え始めなければ・・・

く~っ・・・暑い7月になりそうだぁ~












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただだまっていること

2011-05-17 15:47:47 | お別れのエピソード


通夜のときに

家族の方の過ごし方には

いろんな方が居られます


一晩中飲んでは話しが尽きない人たち

食事が終わりそれではと、さっと寝てしまう人

そして

ただ ただ だまって

遺影を眺めて一晩過ごす人たち・・


いろんな家族の方を側面から

眺めて見れば

どれが正しいなんて

無いのです

早く寝てしまった人は

早く夢の中で「あの人に」会いたいと思ったのかも知れません

話し好きな方はそれで気がまぎれるでしょう

無口な方は

心の会話に夢中だから・・・



みんな

みんな

家族のことを

思っているのです

人それぞれの通夜のとき

想いもさまざまで

通夜の過ごし方もいろいろです

ただ、あの人が居ないということだけが

共通のこと・・

シヅカニフケルヨルノ章・・・

心の会話で一晩過ごすことは

いちばんあの人に通じる会話かも知れません








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うれしかったこと

2010-12-05 17:58:44 | お別れのエピソード


今日は法事のお客様でした

49日の法要でした

葬儀は集会所でのお葬儀でした

お葬儀の後に発見されたのが

「葬送なるほど家族葬」のタイトルの

当方の書籍を故人様が持っていたそうです

そうして、法事は

ここで行なうことになった由

ありがたいお話しです

法事でも

少しでも「ここが良いのでは」と思われることは

この上ないありがたい話しであります

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きい葬儀と家族葬・・

2010-10-28 12:41:15 | お別れのエピソード


今日は雨の中、大きな葬儀と家族葬があります

大きなというのは「会葬者が多い」という意味です

寒くて雨が降ると

大勢の会葬者の場合、入り口に車輌が止めて乗降

しますので入り口はごった返しになり

雨で床はびしょびしょ、傘の置き場も目一杯・・・

さらに寒ければコートのかける場所や係りの配置

さらには持ち物を預かるフロント要員の追加・・・

一番大変なのは

合羽に長靴での交通整理です

何しろキャパを超えた車輌が

時間的にも集中して5時半くらいから6時半ごろ

までは

「めちゃくちゃ」の状態で押し寄せてくるのです

外の交通係りでも

十数名が必要になります

大変です今日は・・

ワタシハ、家族葬で少ない人たちの

ことを少ないスタッフでがんばります

どちらが大変か・・・?

ふぅ・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来た甲斐がありました

2010-10-02 16:53:48 | お別れのエピソード


来た甲斐がありました・・・

家族葬へ参列された親族さまの言葉でした

「なかなか家族親族揃って話しする機会が無かったのです」

「体が弱っていたのは知っていたのですが、まさかこんなに急に・・」

家族葬の場面ですが、始めてお目にかかる人もおられ

自己紹介もなさっての通夜となりました

たくさんの御話しを時間を作ってできたのは

「葬儀」という場面があったから・・

「本当は生きているうちにみんなで会えればよかったんでしょうが・・」

そして、おくりびとのように

化粧をして、皆さんのお手伝いをいただいての納棺・・・

お見えの関西の方は

「いろんな葬儀に出ましたけどこういうのはじめてです」

こういう経験と

家族や親族が揃って話し合えるのも

故人様のご縁でしょうか・・・

「関西から来た甲斐がありました・・」


元気なうちは「何時でも会える」と思い込み

亡くなってから

「あの時、会っていれば、話しておけば・・」

そんな後悔は

亡くなってはじめてわかることなのでしょうか・・


家族葬で気がついたこと

それは、家族の絆は大切なこと・・

何時でも会えるということは

「もう会えないかも知れない」と

気がつくことでしょうか・・


今一度、周りを見渡してみましょうか・・・

親はもちろん

おじさん、おばさん・・たち・・

そして

今日あることの意味をも含めて・・









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合羽

2010-09-08 15:45:16 | お別れのエピソード
大雨ドシャ降り、台風接近・・・

でも、通夜がこれからあるのです

しかも本社の葬儀で予定会葬者は500名・・・!!!

交通整理どうしよう・・・

みんな合羽に長靴・・それでも対応できるかどうか

できれば、明日の告別式に来ていただけないかナァ・・・

最悪の天気・・・

予定は変更なんて出来ないし・・・

こうなったら、芯まで濡れてやる・・・

スタッフ一同がんばろうぅ~


そして、今日は一級葬祭ディレクターの試験日、当社から

3名受験に東京まで行ってます

雨のち晴れとなればと願いつつ

合羽の準備をしなくては・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公営斎場のお手伝い

2010-09-05 16:34:33 | お別れのエピソード
昨日の夜は柏の公営斎場まで通夜のお手伝いに行きました

何年かぶりにいきましたから

施設の内容が思い出せません(笑)

手伝いをしているうちに少しづつ

思い出してはきましたが

やはり、何度か続けてこないと

頭に入らないようです・・・

今は公営斎場の葬儀は利用者が増えて

何日も待たされることもしばしば・・・

柏の場合は大小2つの式場です

向かい合わせに「右」第一式場

「左」第二式場となり、真中をパーテーションで

仕切ってあります

昨日は通夜の時刻が同じでしたから

入り口から漏れる「読経」の声は

双方で聞こえます

妙な雰囲気ですが

公営ですし、双方とも入り口のドアは

会葬者の出入りの為開放してありますから

お寺様の「合掌」ならぬ「合唱」状態です

もちろん、中に入っている人たちや

双方のお寺様は聞こえないかも知れませんが

式場の中央に居る

双方の受付をしている人たち、会葬者の人たちには

まともに聞こえて居たようです



迎え合わせの式場の前には双方の「○○家式場」と案内紙が張り出されます

案内紙が双方とも並んでいますから「マチガイ」は少ないように感じました

柏の斎場は八千代市からは1時間ほど掛かりますから

忘れ物は禁物です・・・

あちこちの公営斎場でのお手伝いは

今後増えていきそうです・・・






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みることはできませんが

2010-08-19 12:03:06 | お別れのエピソード
永年のお勤めにお別れをする




霊柩車の内部の写真です

昨日は最後のお掃除とワックスを掛けました

普通は霊柩車の内部は

「故人様」しか見ることはできないでしょう

そこで

宮型の霊柩車は「内部にはコストを掛けない」

ために質素なつくりが多いのですが

当社のこの霊柩車は

内部にコストが掛かりました

金箔を貼った飾りや、格子の部分は「クス」の材で

できており、香り高き荘厳さを醸し出して

居りました

まだ使用には耐ええる状況ですが

いかんせん、需要がなくなってきました

時代の流れは

確実に変わってきた証でもあります

宮型の霊柩車は洋型に

祭壇の主流は「輿」のついた

白木祭壇から花の祭壇に

そして、無宗教の増えてきたことも

「黄金宮型霊柩車」の寿命を

短くしていきました


霊柩車によせる想いは

多々ありますが

今日は

お疲れ様と

いってあげたいのです・・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お花の祭壇

2010-03-04 11:37:51 | お別れのエピソード
今の葬儀の主流は家族葬に花祭壇です

花の祭壇は

花屋さんか自社の生花部が受け持ちます

その中でも

実際にお花の祭壇を作るのは1~2名の人たちです

この「技術を持った」製作者の出来により

花祭壇の良し悪しが決まるのです

もちろん、個人差もありますから

そ人の技術

「花を挿す技術」と

「美的なセンス」が

求められてきます

しかし、時間に余裕がなければ

冒険も手直しも出来にくくなります

そこで

葬儀社さんは

少し離れたところから

「お邪魔にならぬよう」

見守るのです

(結構、知ったかぶりでこのラインがどうの~

もうちょっとこの辺をああすれば・・などと言ったりしてますが)

立場の弱い花屋さんは結構

葬儀社さんや担当に気を使い

「本来の自分のもつイメージを阻害」されて

いると感じているかも知れません

まぁ~

良く出来たら

褒めてあげたいものです・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする