マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

ニュートリノは光より速いか

2011年09月28日 | 科学・原発問題

 科学上の衝撃的ニュースが飛び込んで来ました。ニュートリノは光より速かったとの報道です。

 国際共同研究グループOPERAは23日、素粒子の一つニュートリノが、光より速く飛ぶことを示す実験結果を発表しました。研究グループは、スイス・ジュネーブ郊外にある加速器から打ち出されたニュートリノが、約730キロ離れたイタリアのグランサッソ国立研究所の地下検出器に到着するまでの距離と時間を、3年間・1万5千回以上、精密に計測し、その結果、ニュートリノは光よりも1億分の6秒ほど早く到達し、速度を計算すると真空中の光速(秒速約30万キロ)を秒速7.5キロ(0.0025%)上回っていたとの事です。現代物理学のみならず科学上の大問題です。 
 
 大学時代に物理を学んでいた友人たちの多くが、相対性理論に興味を持ち、文化祭で研究発表しました。その影響を受けた私も、その理論を少し齧って見ましたが、私には数学より遥かに難解理論で、即刻退却した思い出があります。ただ「光より速いものはない」との説は、しっかりと覚えていました。
 実験結果が正しければ、「光速より速いものはない」とするアインシュタインの特殊相対性理論など現代物理学の枠組みはどうなるのでしょうか。「光速で運動するときはその物質内では時間が経過しない」と理論的帰結もありました。とすると光より速いものの中では時間の経過はマイナスとなります。即ち、時は過去に遡ることになります。タイムマシンが現実を帯びて来るとの話題もテレビに登場していました。
 楽しくなる話題です。タイムマシンはSFの世界の夢物語と思っていましたが、夢物語ではなく、現実にありうるかも知れない、ロマンのある話になっきました。それにしても実験結果の更なる、国際的精査が望まれます。

 既に終了しましたがTBSドラマ「JIN-仁」は、現代から江戸時代へタイムスリップしてしまった脳外科医の物語でした。過去に遡った人物が、過去を少しでも変えてしまった場合に、その後の歴史は変化し、現代にも影響を及ぼすのか、そこにドラマの大きなテーマがあるように思いながら、私はドラマを楽く観ました。
 

 


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