マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『黒斑山』(再びの百名山 その6)

2010年05月21日 | 再びの百名山

 5月21日(金)、快晴のなか黒斑山に登りました。深田久弥氏の「日本百名山」には浅間山は登場します。しかし浅間山は噴火活動が懸念され頂上半径500m以内は現在入山禁止となっています。そこでその代替として選ばれたのが「黒斑山(くろふやま)」です。と言って誰が選んだのかは知りません。そのような説が流れ、単純にそれを信じ、謂わば自己流に「百名山」と決めて登って来ました。

 5月19日(水)、妹夫妻とともに高島平から車で、軽井沢の二人の別荘に出掛けました。ご近所に住む従兄達に、母の法事が無事終了したことの報告を兼ねた軽井沢行きでもありました。5月20日(木)やって来た、山仲間のKさんご夫妻も含めて5人で「黒斑山」を目指す計画を立てていました。
 
 5月21(金) 
 別荘→(車 35分)→車坂峠→(徒歩 1時間50分)→黒斑山→’(徒歩 1時間40分)→車坂峠

 夜来の雨も上がり、快晴のなか別荘を出発。浅間サンラインを飛ばす右手には浅間山と黒斑山が青空を背景にくっきりと見渡せます。浅間サンラインと別れ、車坂峠を目指すと、高低差1200mほどの一気ののぼり。着いた峠の『高峰高原ホテル』の駐車場から望むと、眼下には小諸市街や佐久盆地が。目を遠くに転じると八ヶ岳連峰の雪景色が。そしてその右側には2週間前に登った蓼科山も見渡せます。茅野側から見た八ヶ岳や蓼科山と比べるとこちら側から見る北側斜面は当然のことながら残雪が豊富です。 
    
     (登山途中:浅間山の一部前掛山)


 
    
      (黒斑山山頂から見る浅間山)



     (前掛山とその後方の浅間山頂)
 
9時丁度登山開始。ここ車坂峠は標高2000m弱の地点で、新緑はまだですが、高度を上げるにつれ、浅間山のスケールの大きな景色が現れます。ゆるやかで登り易い登山道、1時間50分で山頂(標高2404m)へ。ここから眺める浅間山の姿は雄大で美しい。何度もこの山を訪れた事のある妹夫妻も、今日の様な快晴時に黒斑山を見るのは初めてとの事。Kさん夫妻も暫し無言でこの風景に見惚れていました。





 この黒斑山は実は浅間山を囲む第一外輪山で、標高も一番高く、高山植物が豊富な事もあり、近年人気が急上昇の山。平日にも拘わらず、定年退職したと思しき方々何人ともすれ違いました。浅間山の代替山とされるのも頷けます。浅間山が登山禁止になったお陰で有名になったとはいえ、十分にピンチヒッターの役割を果たしています、などと言えば黒斑山に失礼かもしれません。(写真は外輪山の一つ蛇骨岳)




 
 同じ登山道を引き返し、1時間40分で峠へ。小諸にある「あぐりの湯」で汗を流し、3時半に帰荘。(写真は「あぐりの湯」からの展望:左から高峰山、黒斑山、浅間山)
 

 

 

 

 

 帰ってきて何故”黒斑”と呼ばれるのか調べると、次の記述に出会いました。
 <黒斑という山名の由来はあきらかではないが、東側の急崖である旧火口壁をはじめとして、随所に出現する黒味を帯びた岩石がその理由ではないかと容易に想像できる。その黒い岩肌と紅葉のコントラストは、美しいばかりではなく神秘的でさえある>
 
 この記述にある急崖側は入山禁止地域ではありません。秋にもう一度訪れて見たいものです。
 


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