マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

佐渡料理「菜の花」へ

2016年04月10日 | お気に入りの店

 「菜の花」は、谷中方面から東京国立博物館(東博)に向かい、「カヤバ珈琲」を越えて言問い通りを渡り、細い路地を入った右側にある。かつてはこの地に、鎌倉から移転してきた、懐石料理「花村」があった。私達のお気に入りのお店で何度も通った。定年退職をされた方のお祝いに使ったこともあった。が、ある日ここを訪れると、「花村」の看板は「菜の花」に変わっていた。
 数ヶ月経って東博の帰路この前を通ったとき、丁度ランチ時で一度入って見た。店内は座敷が無くなり、カウンター席が増えていた。注文したのは、1000円くらいのゴマ丼で、刺身をメインにした定食が大変美味しく、印象は強かった。妻の食欲が減退するとともに、私達の足もこのお店から遠のいていったが、何時であったか、私一人ランチ時に寄ってみたが、その日は予約がいっぱいで入店出来なかった。


 今回、「富じ家」の予約が取れないので、さてどの店にしようか考えたときに、ここと穴子寿司の「乃池」を思い浮かべた。「乃池」は水曜日が定休日なので、「菜の花」に電話すると、12時半からのカウンターなら席をご用意できますということだった。予約しておかないと入店叶わずの恐れがあったので、その時間帯でお願いした。電話の最後に「ランチ予約の場合、お値段は3800円、4300円、5300円の三段階になりますが」と言われ、今さら引っ込みが付かなくなってしまい、3800円のコースを注文しておいた。お値段が高くついた点は一応馬場さんに断りを入れたが・・・。まあ、余裕のあるお宅からは「今夜の夕飯から節約します」との冗談が返ってくるだけだった。

 前置きが長くなってしまったのは、お高い値段と思われる佐渡料理のランチではあるが、読者諸兄・諸姉にもお勧めする次第。
 料理が運ばれてくる度に馬場紘二さんはメモをとり、私は写真撮影をした。メモは後日メールで送られてきた。そのメモと写真の合作は文末に。
 野菜は、
佐渡で一人暮らしの、板長のお母さん(72歳)が栽培されたもの。魚は佐渡の海で獲られたもの。それらが陸送されてくる。それを板長が美味しく仕上げる。野菜の旨味が感じられる品々の数点。その日は、4人の若い女性たちが甲斐甲斐しく料理を運び、料理の説明をしてくれたが、いずれも芸大の学生とのこと。

[付出し]ホタルイカ酢の物、山芋甘酢、はばなす(?・緑色のネギのようなもの)











[前菜]鰆(さわら)白子、こんにゃく、白海老、浜豆腐(塩かけ)












[お椀]ホタテしんじょ、菜の花、薄切り大根・人参の酢の物、桜の花塩漬け・木の芽のせ











[お造り3点盛り]鰤(ぶり)、鰆(さわら)焼き塩つくり、真鯛
(この写真は食べるに夢中で撮影を忘れました)

[煮物]じお(地尾?)鶏、鶏安平(あんぺい・柔かい蒸し蒲鉾)、こごみ、春キャベツ、ごぼう











[佐渡産自家米コシヒカリ]ご飯、フキノトウ味噌のせ
[味噌汁]赤ネギ、わかめ(自家製味噌)
[香の物]佐渡のお母さん(72)の沢庵
[焼き物]鰆(さわら)(自家製味噌・酒粕漬け)









[デザート]豆おけさ柿、ジャム状おけさ柿添えアイス、
  最後にコーヒーが登場し終了。