どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」

2018年12月09日 | 映画
周りで評判の良い映画「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」を鑑賞。
妻をカルト教団に殺されて復讐する男の話で主演がニコラス・ケイジ。彼の切れキレの狂気の芝居が見応えある80年代の雰囲気のするちょっと変な映画でした。ニコラス・ケイジって昔はあまり好きじゃない役者だったのですが最近の狂気の芝居は最高で大好きな役者となっております。
そんな彼の本領発揮の芝居が堪能出来ました。
映画は前半はちょっと怠くて疲れてたのもあり睡魔に襲われてしまいましたが車のドアを開けたり閉めたりな場面から目も覚めて普通に見れました。
サイケでドラッギーで狂気の映像とスローな展開と出演者の個性的な顔に変な魅力がありました。暗い映像ですが音楽が異様に雰囲気を盛り上げていた。急にアニメになったり先の読めない変なミュージックビデオを見てるような斬新な映画でした。
独特の世界観を持つ奇妙な作品で結構好きな感じなんですがラストの方でまた少し睡魔に襲われてしまった。
一応結末は見れたし救いのような面も見れましたが教団のボスみたいな奴をやっつける場面というのが思い出せません。結構落ちてたのかも。
狂気の部分だけでも見応えあったのでソフト化されたら見直したいとも思います。案外、夫婦の愛について描かれていたような気もします。
しかし最近見た映画は展開がスローな作品が多い傾向がします。


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「ムンク展」

2018年12月09日 | アート
前から気になってたけど行けてなかった「ムンク展」を見に上野の東京都美術館へ行ってきました。「叫び」が有名でそれ以外の作品をあまり知らなかったので良い機会だなと思って。
休日だったからか結構混んでて入場するまでに20分待ちでした。全体的に色々な画風を試してたりの変化だったりが興味深くて死をテーマにしたものや孤独を感じさせるものが多くありました。
死とか月とか夜とか湖とかホラーやファンタジー映画なんかにあるような美も感じられました。他の客の感想や会話が聴きたくないけど聞こえてきて病んでる!だの気持ち悪いだの声が多かったけど僕はそうは思わず逆に可笑しいと感じたり静かな美を感じたり。
色々と解説とか読むと本人も孤独では無く結構当時から成功していたみたいだしね。
だけど人の孤独感なんかをちゃんと感じれる人だったんじゃないかなぁと思いました。版画の吸血鬼とか印象深かったです。「叫び」は空の具合とかがとても良かったです。その絵の前は混雑してて一例で移動しながらの鑑賞でした。リトグラフという画法にも興味が湧きました。
気に入った3枚のポストカードと「叫び」の赤い手ぬぐいを売店で購入。
帰りに日本の書道展もやってたので見てきた。数年前に僕もやってた正方形の紙に意味不明の文字のような落書きを描くというような事を書道でやってた作品があって似た事やってた人いたんだなぁと驚いたりした。書道の文字は読めないものが多いけど独特の味というか良さや勢いがありますね。筆使いがアナログで魅力があります。



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「恐怖の報酬」

2018年12月08日 | 映画

先日W・フリードキン監督によるリメイク版を見てからオリジナルの仏映画「恐怖の報酬」も見直したくなってブルーレイで購入。随分と昔に見たきりで新鮮な感じで見れました。画質も綺麗でしたが4KスキャンしてHDにダウンコンしてるせいか粒子の粒が高密度過ぎてモアレ状になってる箇所がいくつかあり気になりました。映画はちょっと長いけど見応えのある作品でサスペンス効果も人物描写も素晴らしい。
全体的にはフリードキン監督のリメイク版よりもこちらの方が個人的にはやっぱり好きというか良かったです。
リメイク版は吊り橋の場面は凄く良いんだけどね。
古いモノクロ映画ですがスケールが大きくて物語の展開や流れも分かりやすく入って行きやすい凄い映画だと思いました。手に汗握る展開で最後は変な疲れと共に見終わりました。
ラストってこんな結末だったのかぁ~ってね。
若者と老人の考え方や知識の違いとか今の状況から抜け出したい人々の仕事に賭ける想い等が伝わります。
また紅一点の小柄な女優さんが魅力的でした。

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「レッドヒート」

2018年12月08日 | 映画
DVDで映画「レッドヒート」を鑑賞。リンダ・ブレアとシルビア・クリステル主演の女囚もの。「チェーンヒート」とのボックス・セットで購入したのでエロとアクションが売りの映画だと思いましたがエロは少なめでした。だけど物語としては結構真面目に作られた映画だったように感じました。まぁ内容は薄っぺらい都合の良いものですが知らない外国で拉致され理不尽な理由から刑務所に入れられるという一寸先は闇のような恐ろしさはありました。後は定番の女囚のイジメとか陰険な嫌がらせに耐えて最後はアクションありの自由の身に…という流れです。まぁ普通に楽しめましたが個人的には「チェーンヒート」の方がエロもアクションも熱くなれて好きでした。関係ないけどシュワちゃん主演の「レッドブル」って映画の原題も「レッドヒート」でしたね。


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「スティング」

2018年12月07日 | 映画
ブルーレイの5.1chサウンドにて久しぶりに映画「スティング」を鑑賞。画質すこぶる綺麗。初めてテレビ放送で見た時から面白い映画だと思ったのですがやっぱり良いですね。脚本がしっかりしてて役者も素晴らしい完成度の高い映画です。だけど丁寧過ぎる演出のせいか中盤で睡魔に襲われてもしまいました。ラストはちょっと忘れてたので新鮮に見れはしましたが直前で思い出してしまいました。やっぱり最初に見た時が一番驚きもあって面白く見れました。音楽も軽快で良いですね。


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「デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断」

2018年12月07日 | 映画
ブルーレイで安かったので衝動買いした映画「デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断」を鑑賞。主演2人の掛け合いだけで最後まで見せ切る無茶苦茶だけど案外ちゃんとした内容の映画でした。それぞれの個性を生かした演技合戦が見所。
「ハングオーバー」のチームが制作してるって事でもっと下品で無茶な内容かと思ってたのですが、そこまで凄い訳では無かったです。最終的には良い話でまとまり気持ち良く見終える事の出来る娯楽作になってました。
テンポ良く展開して飽きずに見れてましたがパターン化したエピソードの繰り返しみたいな面も出てきて中盤で睡魔に襲われてしまいました。
笑えた所で覚えてるのはコーヒーのくだりですね。


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「エクソシスト」

2018年12月06日 | 映画
ブルーレイで映画「エクソシスト」を劇場公開版で鑑賞。印象深い場面は多いが久しぶりに見直すと長いと感じる描写が多く何度も睡魔に襲われてしまいました。ディック・スミスによるリーガンの悪魔に取り憑かれた顔の特殊メイクは今見てもゾッとする恐ろしさがあり凄いのですが物語としては初めて見た時から微妙に怖さのツボが僕とはズレてるような感じでした。ただ全編に漂う邪悪な雰囲気は静かで冷たい恐怖が感じられます。
随分と物語の詳細は忘れましたがパート3は怖かった記憶があります。
フリードキン監督のドキュメンタリータッチの演出は良いのだが物語の内容に入ってゆく過程が長いというか集中力が必要な面が多いですね。映像の凄い場面がいくつもあるので結果的にはそこばかり印象に残ります。だけどそういう場面って実は短かったりするんですよね。ディレクターズ・カット版は更に10分程長かった筈。違いで覚えてるのはスパイダーウォークとラストとサブリミナルな怖い顔ですね。



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「ジャック・リーチャー」

2018年12月05日 | 映画
ブルーレイでトム・クルーズ主演の映画「ジャック・リーチャー」を7.1ch サウンドで鑑賞。7.1ch の恩恵はあまり感じなかったけど映画は面白く見れました。もう殆ど覚えてないけど前作「アウトロー」は見てました。トム・クルーズが強すぎで何か微妙だった印象でしたが今作は反省したのか強すぎって事も無く緊張感も持って見れました。最初の方は話になかなか入って行きづらい感じもありましたが途中からは惹き込まれ面白く見れたし最後も気持ち良く見終える事が出来ました。
共演の2人の女優も魅力的で映画の面白さに貢献してました。悪役はそこまで活躍しなかった印象もありますが物語の基本は途中から親子の愛情みたいなものでもあったからね。そこが見応えありました。アクション場面は思ったより少なめでしたが個人的には充分でした。


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「ウィラード」

2018年12月04日 | 映画
DVDでリメイク版の映画「ウィラード」を鑑賞。主演が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のお父さんジョージ・マクフライ役が最高だったクリスピン・グローヴァーというのが良いキャスティングだなぁと予告編見て興味を持ってた映画でした。オリジナルの「ウィラード」も見てますが今作は撮影もしっかりしていて実写とCGを上手く使い分けて面白い映像表現を色々と見せてくれました。ユーモアのセンスも光る部分もあり楽しく見れましたが段々とそれら良かった面が少しずつ減ってゆくような展開でした。クリスピン・グローヴァーの神経質でクレイジーな演技は最高です。だけど、もっと発狂演技を見せて欲しかった気はします。威圧感たっぷり演技が上手いイー・アーメイの社長のキャスティングも良かった。
かなり期待通りの面白い映画でしたが、もっと面白く出来そうな感じも色々な所で感じたので満足だけど残念感も残るという不思議な映画です。


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「シエラ・デ・コブレの幽霊」

2018年12月03日 | 映画
幻の恐怖映画として話題になってた映画「シエラ・デ・コブレの幽霊」僕も気になって見たくなってたのですが見れる機会がなかなか無かった。最近海外盤ブルーレイが発売され高いし字幕も無いし…と迷ってたのですが店頭で見つけて誘惑に負けて購入しちゃいました。帰ってから詳細や粗筋も知らないまま英語字幕を付けて新鮮な気持ちで鑑賞。古い映画ですが画質も綺麗な独特の雰囲気のあるモノクロ映画でした。しかし思った以上に台詞が多く英語得意じゃない僕には内容を理解するのは困難でした。雰囲気で分かる部分はあるのですが細かい部分は理解出来てません。怖いトラウマになる映画との評判ですが期待し過ぎると大した事は無いものです。しかし子供の頃に見てたら確かにトラウマものだっただろうなぁと思う幽霊が登場します。何というか嫌な感じの幽霊の咽び泣きの声と強烈な印象を残す幽霊のどアップにドキッとしちゃいます。そいつが何者なのかよく分からない所が想像力とインパクトが合わさって恐ろしいものを感じます。幽霊が本物なのか偽物なのかとか過去の殺人事件との繋がりがあったりと正体不明の幽霊本来の怖さを感じれます。途中変に間延びした展開もあったりもして最後はちょっと分かりにくい面もあったけれど興味深く見れました。元はテレビのパイロット版だったようですね。そのテレビ用の短縮版も収録されていたのでネットで粗筋とか探して理解出来てなかった部分の情報も仕入れてから鑑賞。こちらはフィルム傷やゴミも多い昔ながらの画質でした。続けて見ると前よりも内容も理解が出来てテンポも良く見れました。編集的にはこちらの方が見やすかったし良かった気がします。そしてラストの展開が全く違ったものになっていたのには驚きました。最初に見た方のラストも良いが全体的にメリハリが効いた短縮版の方が個人的には好きです。ラスト近くの展開の詳細はネットでも見つけられなかったので完全には理解はしていませんが幽霊になった女は何故死んだのでしょうかね?薬が絡んでいるのは分かりますがしっかりとした理由までは理解出来てません。
誰か理解してる方いたらコメント欄で教えて頂けると嬉しいです。
モノクロですが印影の感じとか「サスペリア」を彷彿させる映像やカーテンと置物とか不条理な感じは「ツインピークス」を思い出したりしました。
この映画からの影響とかあったりしたのかなぁ?


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「マニアック」

2018年12月03日 | 映画
先日リメイク版の「マニアック」を見たのでオリジナル版の方も見たくなり飛ばし飛ばしだが鑑賞。殺人鬼の苦悩というか哀しみがより伝わるのはこちらのジョー・スピネルさんの方がしっくりきますね。何というか風貌とか全身から滲み出る陰湿だけど孤独と哀しみが出ております。ピントもイマイチ甘い荒い映像ですが独特のヤバい空気感を感じれます。特典映像のジョー・スピネル物語を全編鑑賞。彼の人柄や母親との関係や破天荒な生き様と最期を知れて色々な意味で凄い俳優だったんだなぁと感じました。
彼とロバート・ダビとかヘンリー・シルバとか最近だとダニー・トレホとか脇役で強烈な個性を発揮してる役者って良いですね。



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「ヘレディタリー 継承」

2018年12月02日 | 映画

劇場で予告編を見て興味を持った映画「ヘレディタリー 継承」をレイトショーで鑑賞。色々な意味で斬新な良く出来た構成の映画でした。
展開は謎が多くゆったりとしたテンポです。眠れない夜にあれこれと不安事が頭から離れないような感覚と悪夢を見ているような感覚で先の読めない展開に惹き付けられました。
意外性もあり最終的には成る程と納得出来る結末も用意されてて重いですが見応えある映画で圧倒されました。
途中救いようの無い展開が突然訪れて茫然としました。
ホラー映画だと思って見てましたがショックシーンとか恐怖場面は直接的な怖さを感じる訳で無く傍観するような雰囲気で全体に漂う不安感や嫌な空気を感じる独特のものがありました。
役者陣全ての個性が活きてました。特に女優陣の顔は印象的。細かな色々なさりげない台詞や映像の伏線に回収が見事な演出でした。だけどミニチュア感を強調した演出はしつこかった割に明確な答えに繋がるものでは無かった気はしました。結構集中力のいる映画だったので劇場でじっくりと見れて良かったです。だけど見た劇場はシネスコのスクリーンにビスタサイズの映画をHDサイズで上映してるという上下左右に無駄な黒があるのが気になってしまいました。

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「エアフォース・ワン」

2018年12月02日 | 映画
テレビ録画していた懐かしい映画「エアフォース・ワン」を鑑賞。見始めたら止まらなくなるような展開の典型的な娯楽映画。公開時に劇場で見て以来かな? 色々と都合の良い嘘みたいな展開を見せますが映画として面白く見れるし役者もアクションも特撮も音楽も良く見応えありました。
監督はウォルフガング・ペーターゼン。ハリソン・フォードが主演で大統領役で悪者にゲイリー・オールドマン。
特撮はリチャード・エドランドで音楽はジェリー・ゴールドスミスという当時の安定した豪華布陣の大作娯楽映画でしたね。


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「悪魔のサンタクロース2 鮮血のメリークリスマス」

2018年12月01日 | 映画
前作が面白かったので気になってた「悪魔のサンタクロース2 鮮血のメリークリスマス」をDVDで鑑賞。映画の1/3ぐらい前作の回想シーンだという水増し感たっぷりの何だか微妙な映画でした。なかなか盛り上がりにも欠ける展開でイマイチな芝居のやりとりを傍観してるような感じで見てました。
だけど後半で演技に変な癖のある主人公の熱演?に段々と呑まれてきてプッツン逆ギレしちゃってから憎きシスターを追い詰める場面では盛り上がりました。妙に空回りした芝居が面白く見れました。結果的に彼の芝居しか印象に残らない変な映画でした。
「ゴミの日かい?」の表情が残ります。



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