A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

塚口サンサン劇場「RRR無発声マサラ上映」RRRound5命と引換えに任務完了!

2023-02-18 23:40:59 | 映画感想
 日記というものはその日のうちに書いてしまうのがいいとは思うんですが、なかなかそうはいかないもの。
 わたくしこうして日記を書き続けてもうだいぶ長いですが、ついつい日記が遅れてしまうことがあります。
 というわけで、塚口サンサン劇場「RRR無発声マサラ上映」5RRRound目のこの日記を書いているのは実は翌日の19日です。
 え? なんで日記が遅れたのかって?
 そんなんナートゥで平均的成人男性が1日に必要とするカロリー56億7千万年分を3時間で消費したからに決まってんだろバーカバーカ!!!!
 
 (休憩)
 
 ……はい持ち直しましたゼェハァ。1回キレ芸を挟むたびに1回休憩を挟まなくてはいけないくらい疲弊しています。HP表示はまだ赤です。トシ取ると回復も遅くなるんだよな……。
 昨日は帰宅直後はなんか左足と右手がすでに筋肉痛&なんか指先から体温が失われていくという明らかに映画を見たあとには発生しないはずの体調異常を感じたので寝ました。いのちだいじに。
 いや実際、体力と体幹がないと塚口のRRRにはついて行けません。上映終了後には恒例の記念撮影が行われたわけですが、館内中央ほどにいたので中腰の姿勢を取らざるを得ず、完全に膝が笑ってました。映画を見たあとに膝が笑ってたとか人生で初めての経験ですよ。はじめてに出会える映画館、サンサン劇場。(キャッチフレーズっぽく)
 さておき、なんとか日記を書ける程度にはステータスが回復してきたので感想を書いていきましょう。
 
(※懺悔:わたくし人形使いは昨日の疲労の限界に達した状態で、当日撮影した写真を誤ってぜーんぶ削除していたことに今気づきました。今後このようなミスを繰り返さないよう対策を行うとともに、この場を借りて己のあんぽんたん具合を深く陳謝いたします。てへぺろ☆)
 
 待合室はいつもの感じとも言えますし、いつもの感じとも言えます。うぁぐぐぐぉおあぇ!
 なんかもう上映前からビームはいるしラーマはいるし旗振ってるしでもう完全にこれから映画を見るという体勢ではありません。戦じゃ……これから戦が始まるんじゃ……。
 そしてありがたいことに参加者の方から大量のお土産をいただきました。前述のとおりその写真はすでに電子の海の向こうに消えてしまっており、頂いたお土産はすでに全部腹に収まっておりますが、参加者の方がくださった徳は永久に失われません。Dosti。(いい話にして己のミスをごまかすムーブ)
 また、関西の紙吹雪職人ねんぶつさんをはじめとして、サンサン劇場で見た映画感想記事を読んでくださっている方からもけっこうお声をかけていただけるようになりました。ありがたやー。面が割れたので今後の行動には気をつけようと思います。
 そして上映スタート!
 もはや塚口名物となった戸村支配人の前説。今回でRRRの前説は実に5回目となるわけですが、ほぼ完全にナートゥをモノにしてますね。RRRマサラ上映は今回のRRRound5でいったん充電期間に入るとのことなんですが、この充電期間が戸村支配人が本場インドに渡って伝説のナートゥ仙人(?)にナートゥの秘技を授かってくるための期間であることは論を俟たない。帰ってきた戸村支配人(withヒゲ)のナートゥダンスは世界を魅了したという。映画化決定。
 そんな歌って踊れる戸村支配人のナートゥダンスに観客席のテンションは爆上がり。これファミレスで言うと水が来た段階ですよ?
 その熱狂が後片付けまで続くのが塚口ナートゥの恐ろしいところ。恒例の映画泥棒の着地と同時にクラッカーで毎回笑いが起きるのが好き。
 本編どころか「DVV」の時点でクラッカー鳴りまくり紙吹雪舞いまくり。さらには「S・S・ラージャマウリ」の字幕には天を裂き地を割らんばかりの拍手が。
 そして本作のハイライト――というかまあRRRは全部ハイライトなんですが――であるナートゥ。
 今さらこのシーンの盛り上がりを説明する必要はないでしょう。しかし、あえて言わせていただきたい。どっから出てきたのこの大量の紙吹雪。
 誇張抜きで視界の9割が紙吹雪で埋まってました。しかもナートゥの間中紙吹雪が途切れない。
 マサラ上映に参加したことがある人はわかると思うんですが、マサラ上映においては「拍手する」「紙吹雪を撒く」「クラッカーを鳴らす」「火薬銃を撃つ」などなど、やりたいアクションが無数にあります。しかしながら人間にゃー限界があるもの、「腕の本数が足りない」という限界を乗り越えることは神ならぬ我が身にはできないのです。
 しかしッ!! 我らは一人ではない! 一人ではできないことも仲間と一緒ならできるということは、今まさにスクリーンの中でラーマとビームが示してくれている!
 この手はたしかに2本しかありません。しかし今日このときに集い、155席のシートを満席にしている仲間たちの手は154✕2=308本! これに自分の手を加えた310本の手があれば、館内を紙吹雪で満たしつつクラッカーを鳴らして拍手して踊り狂うことも可能! まさに友情の握手、まさに宿命の肩車、まさにDosti!!! なお310本の手は上映終了後もれなく筋肉痛になり、155本の片足はもれなくヘシ折れるもよう。少なくともわたくし人形使いの左足はヘシ折れました。
 ナートゥが終わる頃にはもう両隣の人と一緒にゼェハァ言ってました。しかし我らにはその先がある!
 盛り上がりまくりのラストバトルを経てのエンドロール、エッタラジェンダ!
 皆さんナートゥで疲労困憊だったのに、どこにそれだけの元気が残ってたんだという勢いで紙吹雪を撒く! 拍手する! クラッカー鳴らす! そしてある意味ここが本作の最高潮、創造神ことラージャマウリ監督登場で館内に台風でも来たのかと思うくらいの暴風のごとき大歓声! 初見さん大困惑!
 もはや今日だけ塚口サンサン劇場は業態をスポーツ施設に変えといた方が良いんじゃないんでしょうか。法に抵触しないんでしょうか。そうお思いの方もいらっしゃるでしょうけど塚口は無法地帯なので。治外法権なので。うちのシマじゃノーカンだから。
 といった感じで今回のRRR無発声マサラ上映は終わり……ません!
 恒例の片付け中、おもむろにステージ上に上がった戸村支配人が高らかに「バンバン!」マサラ上映の予告とともにみんな大好き「トゥメリ」を踊りだす! すいませんこっちはもう命尽き果てようとしてるんですけど!? 聞いてんの!?(全力で拍手しながら)
 このぶんだと全人類待望の「バンバン」マサラ上映の前説では、股下20メートルの戸村支配人のトゥメリジャンプ(仮名)を拝むことができるでしょう。
 といった感じでペース配分とかそういう小賢しい考えは頭から捨てて命捨てがまってきました。サンサン劇場ん中に血迷うとらんもんは一人もおらんど。
 いやー楽しかった。
 毎回書いてますが、コロナ禍で鬱屈しがちなこの現状において、こうやって大騒ぎできる場を提供してくれるサンサン劇場、そしてマサラ上映に参加して同じ時を過ごしてくれる皆さんには感謝するばかり。
 次は「バンバン」のマサラ上映に備えて体力を着けておこうと思います。じゃないと本当にヴァルハラに召されそう。
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「秘封フラグメント」クリアしました!&第19回博麗神社例大祭戦利品レビューファイナルスパーク!

2023-02-17 23:41:06 | 同人誌感想
 というわけでようやくクリアしました「秘封フラグメント」。はー苦戦した……。
 では感想を書いていきましょう。
 「各シーンで記憶されたフラグメントからキーワードを生成して、あらかじめ分岐が発生しそうなタイミングでセットしておく」という本作の目玉システムがしっかり機能している作品でした。
 特に、「フラグメントの記憶は自動だけど、そこからのキーワード生成は手動」という点がよかった。これ一見、二度手間になってるように見えますがさにあらず。
 このシステムの進化が発揮されるのは2周目から。
 1周目のキーワード生成は「フラグメント中の文章から単語や意味のある短文を選べばいい」という理由でけっこう簡単でそれほど詰まりませんでした。詰まりやすいポイントは、どちらかというとこのシステムとは関係のない「ゲーム中には時間が流れており、適切なタイミングで文章を送ることでルートが分岐する」という部分に気づかない、というところだと思います。これ自体は「選択肢によらないルート分岐」のアイデアとして上記のシステムと並んで非常に斬新でした。
 さて2周目についてですが、実は2周目もルートや分岐ポイント、分岐のために必要なキーワードは1周目とまったく変わりません。しかし、2周目は1周目で使えたシーンジャンプ機能を使うとクリア不能という制限が課せられます。そのため、2周目の攻略は通しでトゥルーエンドルートまで到達しなくてはいけないという形で難易度が上がるわけです。そして、その2周目をクリアするためには、「1周目の知識を活かしてシーンジャンプによるフラグメント収集をせず、限られたフラグメントの中から分岐条件を満たせるキーワードをどうにかして生成する」という方向性の攻略が必要になるわけす。
 本作の面白いところが、「意味を満たしていればキーワードは異なった単語や短文を使っても通る場合がある」ということ。例えば、「彼岸花」というキーワードが分岐条件であることがわかっているのにそのキーワードを生成できる文字があるフラグメントがなくても、別のフラグメントの中から1文字ずつ抽出して彼岸花の英名である「リコリス」というキーワードを生成することで分岐条件を満たせるわけです。
 これらの点が1周目と2周目の攻略難易度の差別化に大いに効果を上げており、ただ単に同じルートをもう1回やり直すだけではない面白さを創出することに成功していると言えるでしょう。
 「ゲーム側があらかじめ提示していたシステムの使用を制限することでゲームの難易度を上げる」というやり方は「ゲームシステムの使用を制限したせいで目玉となるシステムが機能しなくなり、結果そのゲームの面白さ自体が減衰する」という危険をはらんでいると思いますが、本作はその問題を上手く回避していると思います。
 反面、2周目で「シーンジャンプ機能を使用するとクリアできなくなる」という変化をプレイヤーに直接的に示したり、プレイヤーがそれに気づくような動線がなかったのは気になりました。お陰で最初の2周目は1周目と同じく全ルート埋めてしまいましたよ……。
 最初の方で特定のキーワードをセットしないとループし続けるという形で本作のシステムをわかりやすく提示していただけに、この点はちょっと気になりました。
 プレイ時間は8時間くらいでしたが、そのうち数時間はキーワードがわからずに悩んでた時間などなどなので、スムーズに行けば5時間程度でクリアできるんじゃないですかね。
 
・非公式コミック&ガイド マンガ秘封フラグメント(アンタマニド)
 そして今回のレビューは豪華2本立て。
 ゲームの方をクリアしたのでこちらもレビューします。
 こちらはタイトル通り「秘封フラグメント」の非公式コミック&ガイド。ゲームシステムやその内容の解説を、実際に蓮子がプレイし、メリーはゲームの中に吸い込まれてしまうという体で描いています。
 このように本作では、ゲームの解説をはさみつつ現実側の蓮子、ゲーム側のメリーのふたりが協力してゲームを攻略していく流れが描かれています。
 秘封倶楽部は結びつきが強力であるがゆえに離れ離れになりやすいわけですが、本作ではふたりを現実とゲーム側に分けるアイデアが秀逸。なので、蓮子がゲーム攻略を進める右パートとゲームシステムや攻略を紹介している左パートが違和感なく読めます。
 本作は「ゲームの攻略同人誌」ではなく「ゲームの紹介をしている本」、「原作ゲームをコミカライズした本」そして「作者であるアンタマニドさんがこのゲームをプレイしたときの感想をまとめた本」の3つの顔を持つ同人誌だと言えるでしょう。
 
 というわけでようやく去年の例大祭戦利品レビューが終わりました。
 しかし俺たちの戦い(レビュー)はこれからだ! 人形使い先生の次のレビューにご期待ください!
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塚口サンサン劇場「NOPE」見てきました!

2023-02-16 23:30:44 | 映画感想
 映画は見られるときに見に行く。
 というわけで今日も塚口へ。
 今日見てきたのは、去年すでにTOHOシネマズ梅田で見てきた「NOPE」。なお写真取ってくるのは忘れました。
 わたくししばしばほかの映画館ですでにみた作品を塚口で見ることがあるんですが、その理由はもちろん音響。
 本作も一度見たときに「これは明らかに塚口案件だ!」と確信しておりましたところ、案の定というかなんというか上映されるとのことなのでホイホイ見に行きました。
 いやー思った通り化けましたね。
 静かかつ不気味な雰囲気の序盤を通して、雲の中に潜む謎の物体がその姿を現す中盤からラストの音響がまさに牙を剥く!
 特に本作、謎の物体のサイズが大きい、なおかつ空中にいるのでそれが出現したときの「上から得体の知れないものが覆いかぶさってくる圧迫感」がすごい。これ、苦手な人だったら本当に気分悪くなるレベルだと思います。ガルパンのときも思いましたが、塚口の音響は「場に臨む感覚」すなわち臨場感が凄まじい。本当に謎の物体が頭上にいる気がしました。そもそも劇中でも家の中に必死で逃げ込んでガタブルしてるときに上になんか明らかにやばい円盤生物がいるってシチュエーションでしたしね。助けてウルトラマンレオ!
 しかし本作にはウルトラマンは登場しないので、人間の手でなんとかしなくてはいけません。しかし、本作の主人公であるOJやエメラルドの目的は、あくまで地球外生命体を撮影することであり退治するのは副次的な目的となっているのが肝だと言えるでしょう。
 彼らは基本的にいわゆる承認欲求を満たすために謎の飛行物体を撮影して有名になろうとしているように見えます。もちろん謎の物体を追う彼らの目的はそれで間違いないんですが、明らかにそれだけではないんですよね。
 彼らは世界で初めて動画を撮影された名もなき黒人騎手の子孫でありながら、有名人であるわけでもなく人里離れた田舎の牧場でほそぼそと生活しています。そんな彼らのバックボーンには、「有名になりたい」「注目されたい」という以上に「自分の存在を世界に知らしめたい」「自分の存在証明を得たい」という切実な欲求があったように思います。無名の黒人騎手は、その子孫である彼らにとって過去の栄光であるとともに、「自分たちには存在証明がない」という根本的な不満の象徴だったんじゃないでしょうか。じゃなければ、承認欲求だけであんな危険な挑戦を挑んだりしないでしょう。
 ほかの登場人物も、自身の現状に根本的な不満を持っています。片田舎のスーパーマーケットで退屈な仕事に日々を浪費しているエンジェル、老いた映画監督であるホルストらもまた、そうした不満を満たすために謎の飛行物体を追いかけます。
 この辺、角度を変えれば失った青春を再び取り戻すいわゆるカムバックものとして見ることができるかも。
 ただ、本作は彼らを一方的にヒロイックなキャラクターとしては描いていません。その象徴とも言えるのがジュープでしょう。彼もまた子役であったときの栄光を忘れられず、その結果謎の飛行物体を見世物として利用しようとします。そして、かつて子役として出演していた番組の収録中に、劇中で使われていたチンパンジーが突然人間を襲い始めるという事件をなぞるかのように、見世物にするはずだった謎の飛行物体に食われてしまいます。
 また、終盤で登場するフルフェイスのミラーヘルメットのバイカー、あれもキャラクターというよりは、必死に飛行物体を追うOJやエメラルドをそのミラーヘルメットに歪めて映すことで「お前らも結局は俺と同じように功名心のために飛行物体を追ってるだけなんだろ?」とせせら笑うための舞台装置のような気がしました。
 そして本作はSFサスペンスであるとともにファーストコンタクトものなわけですよ。でも未知との遭遇だと思ったらジョーズだったでござるの巻!!
 なんかスピルバーグっぽいネタを感じると思ったらそっちのスピルバーグだったのかよ!といった感じです。
 前に見たときの感想にも書きましたが、謎の飛行物体こと「Gジャン」の不気味かつ神秘的な造形は、半分くらいこれ目当てで2回目を見に行ったくらい好き。外面に生物的な牙とか舌とかのパーツがないのが不気味さを増してて好き。
 ジョーダン・ピール監督の作品はまだこれしか見たことがないんですが、「ゲット・アウト」や「アス」も見てみたいですね。
 
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「秘封フラグメント」クリア……できそうでできない!

2023-02-15 23:25:05 | ゲームな話
 順調に進んでいたかに見えた「秘封フラグメント」、クリア目前で詰まってます。
 詳細な感想などなどはクリアしたあとの感想で改めて書こうと思いますが、2周目までは到達して仕組みもわかってきたものの、トゥルーエンドルートへ行くためのフラグメントとキーワードが見つからない、正確にはわかってるけど生成できない状態にあります。
 わたくし人形使い、ゲームをしてると他の人が別に詰まったり苦戦したりしないところで行き詰まることが多いんですよね。なので攻略サイトやネットの情報を検索しても有効な情報が出てこないことが多々あります。
 特に同人ゲーやインディーズゲーだと、そもそもそのゲームに関する情報自体見つからなかったりするので大変。
 本作はノベルゲームというよりもパズルゲームに近い構造で、現在の詰まり方は「どうすればいいかはわかってるけどそのやり方がわからない」パターン。
 2周目をはどうやって攻略していくか、1周目との違いは何かはわかってるし正解ルートに行くためになんというキーワードを作ればいいかもわかってるけど、その作り方がわからない。
 さらには2周目は1周目で使えた機能が使えないという制約があるので、なかなか難しいです。
 まあおそらくここをクリアすれば正解ルートに行けるはずなので、明日か明後日くらいにはクリアできるんじゃないでしょうかね、しらんけど。
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「秘封フラグメント」もうすぐクリアできそう。

2023-02-14 23:24:23 | ゲームな話
 昨日からプレイ再開した「秘封フラグメント」、もうすぐクリアできそうな予感。
 マップ上の分岐をすべて埋めて、最後のルートを埋めようと思ったら胡散臭い妖怪の賢者っぽい少女臭がする声が聞こえてきて初めからになってしまいました。2周目開始です。
 ただなあ……この2周目、ちょっとこれまでのゲームシステムと剥離してるというかそういう方法でクリアするのか!ってことがちょっと分かりづらい構成になってた印象。この辺はクリア後の感想でまとめようと思います。
 前日の日記で書いた本作独自のシステムは面白いんですが、2周目はそのシステムが上手く機能しなくなってる感があってちょっと残念。
 明日くらいにはクリア日記、そして本作関連の同人誌レビューを終わらせる予定です。
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「秘封フラグメント」やってます。

2023-02-13 23:48:14 | ゲームな話
 縦方向に積み上げれば成層圏にまで達するほどの積みゲーを抱えていますが大部分はDLソフトなので大丈夫です。大丈夫ではない。
 というわけで未クリアのゲームを少しずつやっているわけですよ。
 最近やっているのは「秘封フラグメント」。
 外面はオーソドックスなノベルゲーに見えて、その実特定の場面を記憶する「フラグメント」から最大8文字のキーワードを生成することで分岐が展開していくという独自のシステムが非常に面白い一作です。
 なんか覚えがあると思ったら、ストアページに「『合資会社自転車創業』様の『ANOSシリーズ』をリスペクトしたもの」って明言されてるがな。
 「直接的な選択肢によらない分岐展開」っていうのはAVGにおいていろいろありますが、本作ではこのシステムが秘封倶楽部とよく合ってます。
 まだクリアまでは至ってませんが、現在ちょっと詰まりつつも楽しんでます。積みゲーが溜まってるとクリアを急ぐあまり試行錯誤を楽しむ余裕を失ってしまいがちですが、本作のようなシステムは試行錯誤を楽しんでこそ。
 公式が公開してるヒントまでは見てますが、あとはなんとか自力でクリアしたいもの。
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「探偵はもういない」完成しました!

2023-02-12 23:37:18 | 小説の書き方
 毎年毎年遅れまくりでしたが、今年は間に合わせました!
 というわけで「探偵はもういない」完成!
 本作はいつも同人誌の表紙を描いてくれている頼りになるリアル後輩であるさがらくだ後輩へのお誕生日プレゼントとして書いたものです。
 今回も前回と同じく三題噺で「絶海の孤島」「密室殺人」「探偵不在」という3つのキーワードをもらって書きました。
 普通に考えたらこのキーワードからは正統派ミステリが出てきそうなものですが、わたくしもうハナっからまともなミステリを書く気なんてなかったので全力を振り絞って変化球に逃げました。これが大人のやり方です。
 だいたいミステリのトリックなんて考えつくような知識はないし、最終的に犯人はオランウータンにすればいいやとかパーフェクト投げやりな考えでいましたが、それが功を奏したような気がしないでもない。
 思うんですが、作品をさっさと書いたほうがいい最も大きな理由は、書き始めた瞬間から後ろから「このアイデアは実は面白くないんじゃないか」という疑念が追いかけてくるからなんじゃなかろうかと思います。
 実際、前回の作品はそれが原因でこねくり回してるうちに1年経ってしまったしなあ。
 このように、作品をひとつ書けばひとつ学びが得られるので、作品を書くハードルは適度に下げてほいほい軽率に書いていこうと思います。
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梅田ブルク7「FALL」見てきました!

2023-02-11 23:24:53 | 映画感想
 見たい映画が次々公開されるので、見られるときに見ておこうということで今日は梅田ブルク7に行ってきました。
 今回見てきたのはこれ!
 
 
 地上600メートルの鉄塔に登った二人の女性の脱出劇を描いたシチュエーション・スリラー。で合ってる?
 こういうワンアイデアのシチュエーション重視の作品は割と好きなので、公開を楽しみにしてました。
 いやーなかなかおもしろかったです。
 トレーラーの段階ではフォロワー6万人のインスタグラマーの女性が主役だと思ってましたが、実際にはそっちの女性ハンターは主人公・ベッキーの親友というポジションでした。
 例によって例のごとく、本作についても予告やトレーラー以上の情報はなしということで見に行ったのでけこう驚きがありました。
 わたくし本作はシチュエーションありきで、登場人物はおまけと言うか承認欲求を満たしたいがためにバカやってるパリピくらいに思ってましたが、主人公であるベッキーにもその親友であるハンターにもしっかりバックボーンがあって、なおかつそのバックボーンをうまく「脱出不能の地上600メートルでのサバイバル」というシチュエーションと合致してて予想以上にしっかりした映画でした。
 ベッキーは夫であるダン、そして親友のハンターとロッククライミングをしている最中に、滑落事故でダンを失います。それがトラウマとなりふさぎこむ毎日を送っているベッキー、ついに睡眠薬の大量服用で自殺を図ろうとしたときにハンターからの連絡があり、本作の舞台となる地上600メートルの鉄塔を登るというチャレンジを行うことになるわけです。
 エネルギッシュで怖いもの知らずなハンターに対し、ベッキーは鉄塔上りを承諾したものの、途中途中で後悔したり立ち止まったりしてるのが対照的。ハンターは基本的に上しか見てないのに対し、ベッキーは頻繁に下を見てしまうんですよね。
 これは取りも直さず、ベッキーの意識が未来ではなくまだ過去に囚われていることを表していると言えるでしょう。そして「地上600メートルの鉄塔の上」というシチュエーションで下を見てしまう=ここで再び過去にとらわれてしまったらもう落ちて助からない。
 それでもなんとかベッキーは、ハンターの助けもあって鉄塔の登頂に成功します。このへんまでは、いわゆるトラウマ克服ものの流れですよね。
 しかし、問題はここから。行きはよいよい帰りは怖いというわけで、はしごが壊れてしまったせいで下に降りられなくなってしまいます。さらにスマホの電波は届かない、充電は切れる、食料はなし、水はわずかという状況でいかにして生き延びるかが本作の焦点となります。
 もうこの辺から下っ腹のあたりがヒュンヒュンしっぱなしなんですよね。
 冒頭のロッククライミングのシーンもかなりヒュンヒュンでしたが、本編の鉄塔に比べたら壁があるだけまだだいぶマシ。
 鉄塔の頂上に到達したときの眺めは当然そりゃあ見事なものではあるんですが、あまりにも周りに何もなさすぎて、その開放感はすぐに大きな不安感にとって変わるのが印象的でした。刹那的な成功体験とそれを得るための巨大なリスク、って絵面でしょうかね。
 そしてサバイバル劇と並行して進行していくのがハンターがベッキーに隠していた秘密の露呈。ハンターは実はベッキーの夫であるダンと関係を持っていたのです。
 ハンターは開き直るわけでもなくベッキーに自分の心情を吐露し謝罪します。こうした極限状況下での人間関係や秘密の暴露はこじれの原因になるのがお約束ですが、ふたりはそうしたこともなく和解します。しかし……。
 本作でふたりが登っていく鉄塔は老朽化が激しく、ふたりが登っていくにつれてネジが外れたり鉄骨がちぎれたりして観客の不安を煽っていきます。見終わったあとで思えば、この「徐々に壊れる鉄塔」が、徐々にヒビが入っていくふたりの関係に重なって見えるんですよね。
 結論から先に言うと、サバイバルものでよくあるような言い争いや減っていく水や食料の奪い合いなどは最後まで起こりません。それが逆説的に怖い。ベッキーがこの極限状態の中で親友が夫と不倫してたことを知ってなお和解するって流れがそもそもおかしいでしょうよ。
 そんな疑念を裏付けるかのように、中盤で鉄塔のアンテナ部分に落ちたバッグを回収しようとしたハンターが、実はロープに捕まり損なって死んでいたことが判明します。この件をハンターの幻覚が説明してるのはちょっとシュールだった……。
 これ、十中八九ベッキーが意識してか無意識にかハンターをロープに捕まらせなかったと思うんですよね。作中ではベッキーとハンターは安全のための命綱でお互いの体を繋いでいます。しかし、ここだけは頂上より下にあるアンテナ部分に命綱の長さが足りないため、ハンターは危険を犯して命綱を外してるんですよ。さらに言えば、命綱を外したハンターの生殺与奪権は完全にベッキーの手に握られている。おそらくベッキーはこのシチュエーションに無意識に心が傾いてしまったんじゃないでしょうか。
 思えば、このシーンの少し前、逆にベッキーのほうが落下して、ハンターが必死に命綱を手繰り寄せて彼女を救うシーンがあります。このときハンターは素手なので、手に怪我をしてるんですよね。しかし上記のベッキーがハンターを引き上げた(はずの)シーンでは、ベッキーは手に怪我をしている様子がありません。これも「実はベッキーはハンターを引き上げていないんじゃないか?」と思う理由のひとつです。
 そして最大の理由としては、作中でしばしば繰り返される「適者生存」という言葉。この言葉はふたりが鉄塔の下でハゲワシに食われている動物を見たときに出てきた言葉なんですが、じゃあ本作で最終的に「生存」したのは誰か?ということを考えると……。
 こうして感想を書いてるといろいろそれっぽいポイントが思い浮かんできました。たとえば、鉄塔の頂上から降りられなくなったふたりは、脱出のためにさまざまな手段を講じます。その手段の中で印象的だったのが、ベッキーがドローンを充電するために鉄塔の頂点にある警告灯のソケットを利用するというシーン。
 電球を取り外したものの、プラグが短くソケットに届きません。そこでベッキーはためらいなく結婚指輪を金具代わりにしてなんとかドローンを充電します。そして充電したあと、この指輪を回収しません。
 さらにはベッキーは、最終的に実は落下していてアンテナ部分に引っかかってハゲワシの餌食になっていたハンターの死体に、最後の頼みの綱であるスマホを入れた靴を埋め込んで地上に投げ落とします。結果、壊れずに地上に落ちたスマホからベッキーの父に連絡が届き、彼女は助かるんですが……。
 これ、「最愛の夫、その夫と不倫していた親友」という彼女を縛っていたものを投げ捨てることでベッキーは生き残れた、適者生存したとは言えないでしょうか。
 本作はいわゆるワンシチュエーションものと見せかけておいて、ベッキーが過去を文字通り捨てて精算して生まれ変わるという話だったんじゃないでしょうか。
 そもそも「地上600メートルの鉄塔からの脱出劇」というだけで2時間も持たせられるわけがないんですよね。そうした意味でのサバイバル要素は実は本作においてはあくまでシチュエーションにしか過ぎないのかも。実際、ろくに装備も持たない彼女たちに取れる手段はそんなにありませんし、主要な登場人物はベッキーとハンターのふたりだけだし、なにより頭頂部へ続くはしごが真っ先に壊れてしまっているので、結局最後にベッキーが救出されるまで、彼女らの行動範囲は鉄塔の頂点付近に限定されています。シチュエーションとしては完全に進退窮まってるんですよね。
 なので、本作はむしろ「地上600メートルという外界から切り離されたシチュエーションで失った夫と親友が不倫してたことを知った結果、主人公であるベッキーがどういう選択を行ったのか」という部分こそが肝となる作品なんじゃないでしょうか。
 高所恐怖症の方にはかなり内臓のあたりがヒュンヒュンする作品ではありますが、高いところで怖がらせるだけの作品ではないということは言っておきましょう。
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冬コミ戦利品レビュー東方編その6

2023-02-10 23:45:29 | 同人誌感想
 ※この日記は13日に書かれていますが気にしてはいけない。刻が未来に進むと誰が決めたんだ。ターンAターン。
 
・クロネコ・ローテート 八雲の式はなぜ回る?(折葉坂三番地)
 本サークルさんは橙がお気に入りのようでたびたび主役に据えた作品を書かれていますが、本作はこれまでの「計算」ではなくタイトルの通り「回転」に焦点を当てた一作となっています。
 東方二次創作では藍しゃま大好きっ子な描写が多い橙ですが、本作ではなんか藍さまの回転に関しては「なんであんなに格好悪いの……?」と思ってるのがなんか新鮮。子供って残酷。藍さまが聞いたら向こう400年くらい寝込みそう。
 そして橙は回転キャラである雛やその友人のにとりを訪ねて、最終的に変なTシャツヤローことヘカーティアさんのところにまで行ってしまいます。行動力の化身。
 わたくし東方に限らず二次創作の魅力のひとつは「こじつけと関連付け」だと思ってるんですが、ヘカーティアさんの講釈は、さまざまな「回転」そして「回転方向」にを関連付けており非常に面白かったですとか思ってたら突然ちいかわ構文ブチ込むの止めてください。
 いやしかし本サークル描かれるところの橙はちょうどいい感じに子供でちょうどいい感じにお利口さんで好き。こういう子が実力者に好かれてるのも微笑ましくて好き。
 
 今日はここまで。

 

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サロメ嬢の配信は面白いなあ。

2023-02-09 23:39:35 | それさえも平穏な日々
 わたくし数年前からVtuberの配信をちょくちょく見るようになったんですが、やはりというかなんというかサロメ嬢こと壱百満天原サロメお嬢様の配信にドはまりしてます。
 ほとんどのVtuberの配信はたいていアーカイブで見てるんですが、サロメ嬢の配信だけはずっとリアルタイムで見てるくらいハマってます。こんなにハマることになるとは思わなかった……。
 サロメ嬢の配信の面白さはそりゃあもうたくさんあると思いますが、初配信のときの胃カメラさらしなどなどのインパクトだけに終わらず、安定してクオリティの高い配信を続けてるのがわたくし人形使いにとっての大きな魅力です。
 特に、現在大好評配信中のダンガンロンパやバイオハザードなどのストーリー重視のゲーム配信にて、自分の考えや考察、そしてキャラへの想いなどなどをしっかり自分の言葉で話してくれるのが好き。
 そもリアルタイム配信という形では、基本的に話し続けなくてはいけないので、リアルタイムで素早く自分の思考を言葉にできるのがすごいし、安易にネットスラングや語録を使わないのがとてもいい。まあその結果出てくる言葉が「くっせぇですわーーーー!!」だの「岸和田じゃございませんことよーーーー!!!」とか「好きになっちゃうゥ!!!」などなどなわけですが。
 これからも応援したいと思います。
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