日記というものはその日のうちに書いてしまうのがいいとは思うんですが、なかなかそうはいかないもの。
わたくしこうして日記を書き続けてもうだいぶ長いですが、ついつい日記が遅れてしまうことがあります。
というわけで、塚口サンサン劇場「RRR無発声マサラ上映」5RRRound目のこの日記を書いているのは実は翌日の19日です。
え? なんで日記が遅れたのかって?
そんなんナートゥで平均的成人男性が1日に必要とするカロリー56億7千万年分を3時間で消費したからに決まってんだろバーカバーカ!!!!
(休憩)
……はい持ち直しましたゼェハァ。1回キレ芸を挟むたびに1回休憩を挟まなくてはいけないくらい疲弊しています。HP表示はまだ赤です。トシ取ると回復も遅くなるんだよな……。
昨日は帰宅直後はなんか左足と右手がすでに筋肉痛&なんか指先から体温が失われていくという明らかに映画を見たあとには発生しないはずの体調異常を感じたので寝ました。いのちだいじに。
いや実際、体力と体幹がないと塚口のRRRにはついて行けません。上映終了後には恒例の記念撮影が行われたわけですが、館内中央ほどにいたので中腰の姿勢を取らざるを得ず、完全に膝が笑ってました。映画を見たあとに膝が笑ってたとか人生で初めての経験ですよ。はじめてに出会える映画館、サンサン劇場。(キャッチフレーズっぽく)
さておき、なんとか日記を書ける程度にはステータスが回復してきたので感想を書いていきましょう。
(※懺悔:わたくし人形使いは昨日の疲労の限界に達した状態で、当日撮影した写真を誤ってぜーんぶ削除していたことに今気づきました。今後このようなミスを繰り返さないよう対策を行うとともに、この場を借りて己のあんぽんたん具合を深く陳謝いたします。てへぺろ☆)
待合室はいつもの感じとも言えますし、いつもの感じとも言えます。うぁぐぐぐぉおあぇ!
なんかもう上映前からビームはいるしラーマはいるし旗振ってるしでもう完全にこれから映画を見るという体勢ではありません。戦じゃ……これから戦が始まるんじゃ……。
そしてありがたいことに参加者の方から大量のお土産をいただきました。前述のとおりその写真はすでに電子の海の向こうに消えてしまっており、頂いたお土産はすでに全部腹に収まっておりますが、参加者の方がくださった徳は永久に失われません。Dosti。(いい話にして己のミスをごまかすムーブ)
また、関西の紙吹雪職人ねんぶつさんをはじめとして、サンサン劇場で見た映画感想記事を読んでくださっている方からもけっこうお声をかけていただけるようになりました。ありがたやー。面が割れたので今後の行動には気をつけようと思います。
そして上映スタート!
もはや塚口名物となった戸村支配人の前説。今回でRRRの前説は実に5回目となるわけですが、ほぼ完全にナートゥをモノにしてますね。RRRマサラ上映は今回のRRRound5でいったん充電期間に入るとのことなんですが、この充電期間が戸村支配人が本場インドに渡って伝説のナートゥ仙人(?)にナートゥの秘技を授かってくるための期間であることは論を俟たない。帰ってきた戸村支配人(withヒゲ)のナートゥダンスは世界を魅了したという。映画化決定。
そんな歌って踊れる戸村支配人のナートゥダンスに観客席のテンションは爆上がり。これファミレスで言うと水が来た段階ですよ?
その熱狂が後片付けまで続くのが塚口ナートゥの恐ろしいところ。恒例の映画泥棒の着地と同時にクラッカーで毎回笑いが起きるのが好き。
本編どころか「DVV」の時点でクラッカー鳴りまくり紙吹雪舞いまくり。さらには「S・S・ラージャマウリ」の字幕には天を裂き地を割らんばかりの拍手が。
そして本作のハイライト――というかまあRRRは全部ハイライトなんですが――であるナートゥ。
今さらこのシーンの盛り上がりを説明する必要はないでしょう。しかし、あえて言わせていただきたい。どっから出てきたのこの大量の紙吹雪。
誇張抜きで視界の9割が紙吹雪で埋まってました。しかもナートゥの間中紙吹雪が途切れない。
マサラ上映に参加したことがある人はわかると思うんですが、マサラ上映においては「拍手する」「紙吹雪を撒く」「クラッカーを鳴らす」「火薬銃を撃つ」などなど、やりたいアクションが無数にあります。しかしながら人間にゃー限界があるもの、「腕の本数が足りない」という限界を乗り越えることは神ならぬ我が身にはできないのです。
しかしッ!! 我らは一人ではない! 一人ではできないことも仲間と一緒ならできるということは、今まさにスクリーンの中でラーマとビームが示してくれている!
この手はたしかに2本しかありません。しかし今日このときに集い、155席のシートを満席にしている仲間たちの手は154✕2=308本! これに自分の手を加えた310本の手があれば、館内を紙吹雪で満たしつつクラッカーを鳴らして拍手して踊り狂うことも可能! まさに友情の握手、まさに宿命の肩車、まさにDosti!!! なお310本の手は上映終了後もれなく筋肉痛になり、155本の片足はもれなくヘシ折れるもよう。少なくともわたくし人形使いの左足はヘシ折れました。
ナートゥが終わる頃にはもう両隣の人と一緒にゼェハァ言ってました。しかし我らにはその先がある!
盛り上がりまくりのラストバトルを経てのエンドロール、エッタラジェンダ!
皆さんナートゥで疲労困憊だったのに、どこにそれだけの元気が残ってたんだという勢いで紙吹雪を撒く! 拍手する! クラッカー鳴らす! そしてある意味ここが本作の最高潮、創造神ことラージャマウリ監督登場で館内に台風でも来たのかと思うくらいの暴風のごとき大歓声! 初見さん大困惑!
もはや今日だけ塚口サンサン劇場は業態をスポーツ施設に変えといた方が良いんじゃないんでしょうか。法に抵触しないんでしょうか。そうお思いの方もいらっしゃるでしょうけど塚口は無法地帯なので。治外法権なので。うちのシマじゃノーカンだから。
といった感じで今回のRRR無発声マサラ上映は終わり……ません!
恒例の片付け中、おもむろにステージ上に上がった戸村支配人が高らかに「バンバン!」マサラ上映の予告とともにみんな大好き「トゥメリ」を踊りだす! すいませんこっちはもう命尽き果てようとしてるんですけど!? 聞いてんの!?(全力で拍手しながら)
このぶんだと全人類待望の「バンバン」マサラ上映の前説では、股下20メートルの戸村支配人のトゥメリジャンプ(仮名)を拝むことができるでしょう。
といった感じでペース配分とかそういう小賢しい考えは頭から捨てて命捨てがまってきました。サンサン劇場ん中に血迷うとらんもんは一人もおらんど。
いやー楽しかった。
毎回書いてますが、コロナ禍で鬱屈しがちなこの現状において、こうやって大騒ぎできる場を提供してくれるサンサン劇場、そしてマサラ上映に参加して同じ時を過ごしてくれる皆さんには感謝するばかり。
次は「バンバン」のマサラ上映に備えて体力を着けておこうと思います。じゃないと本当にヴァルハラに召されそう。