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梅田ブルク7「スーパーヒーロー戦記」「劇場版仮面ライダーオーズWONDERFUL 将軍と21のコアメダル」見てきました!

2021-07-22 21:22:45 | 映画感想

 最近ずーっと引きこもりっぱなしだったので、こりゃイカンということで見てきました新作映画。
 まずはこちらの感想をば。

 仮面ライダー50周年記念、スーパー戦隊45周年記念となる本作は、仮面ライダーセイバーとゼンカイジャー、そして数多の仮面ライダーとスーパー戦隊が一堂に会するお祭り映画。
 前半部分はゼンカイジャー的などうにも緊張感のないギャグっぽいノリで話が進むんですが、中盤から終盤にかけてはお祭り映画的なたくさんのキャラクターが入り乱れるクライマックスながらも、仮面ライダーとスーパー戦隊の歴史、そして「創作」という行為そのものにまで踏み込んだ展開は完全に予想外で度肝を抜かれたとともに、改めて仮面ライダーとスーパー戦隊の歴史の重みを感じることができる作品だったと思います。
 つうかですね、今回のテーマこそセイバーでやるべきだったのでは?
 セイバーに関しては「小説家という設定が活かせていない」「キャラ多すぎて各々の掘り下げができていない」「スケジュール消化するのが精一杯でエピソードを構成しきれていない」「主演俳優の不祥事が多い」といった理由で視聴は中断してしまったんですが、本作における物語と作者、虚構と現実、そして仮面ライダーとスーパー戦隊の造物主たる原作者・石ノ森章太郎先生をテーマとした本作におけるセイバーの立ち位置は、まさに小説家という創作者という立ち位置をうまく活かしたものだったと思います。
 そして本作では、キーパーソンとして「章太郎」と名乗る少年が登場するんですが、彼が名乗った瞬間に劇場内からかすかにですがどよめきを感じましたね。そりゃあこの作品で「章太郎」なんて名前を出す意味はひとつしかないでしょうよ。
 本作の魅力はそうしたシリアスなテーマ以外にも、お祭り映画ならではのさまざまな異なる作品のキャラクターが一同に介するという大きな魅力があります。
 わたくしまだまだ未視聴の仮面ライダー・スーパー戦隊はたくさんあるんですが、今回もしっかり万力ネタを盛り込んでくれた押切時雨ことキラメイブルー、久しぶりに爆笑ギャグを見せてくれた飛電或人こと仮面ライダーゼロワンの登場が嬉しかったですね。
 また、仮面ライダー電王のイマジンの面々もなんというか西遊記の世界に異様にマッチしてて笑えました。
 ラストシーン、変身を解いた旧1号こと本郷猛のセリフ、まさに万感の思いを込めた言葉だったと思います。あの言葉こそが本作のテーマに対する答えなんでしょうね。
 そして本作終了後の新番組「仮面ライダーリバイス」も面白かった!
 どうやら新しい仮面ライダーは悪魔と契約してるという設定のようなんですが、コメディ色が強い感じなので楽しめそう。
 あと、ピンクを基調としたカラーリングに加えて生物感の強いデザインも個性的で好きですね。変身アイテムがスタンプというのも新しい。
 というか仮面ライダーバイスのほうが、完全にデッドプールのノリなんですが……。
 次、「劇場版仮面ライダーオーズWONDERFUL 将軍と21のコアメダル」。

 オーズは本編完走済み、本作もすでにterasaで視聴済みなんですが、せっかくだからということで劇場で見てきました。
 オーズの魅力といえばなんと言っても映司とアンクのコンビなわけですが、本作ではそれ以上に鴻上会長のキャラが濃ゆい濃ゆい。
 「欲望」というともすれば邪悪なものとして排除されがちなものを強く全肯定するその姿勢は、オーズの裏の主人公とも言えるのではないでしょうかね。
 しかしいったいどっから「仮面ライダーに暴れん坊将軍を出す」なんて狂った企画が出てきたんだ。
 上様とオーズが馬とバイクで並走するシーンは盛り上がるところなのか笑うところなのかもはやわかりません。
 あと、上様が出てきたところから戦闘員の動きもライダーのそれから時代劇のものに切り替わってるのも笑えます。
 どうやら梅田ブルク7ではこれからしばらくライダー映画をやるらしいので、いろいろ見ていこうと思います。

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