冬コミは残念ながら落選となりましたが、落ち込んでばかりもいられません。
――いつもの風景なのに、いつもの街なのに、戦い(イベント)はもう始まっている。
・あなたの恋にXXを(EDStudio)
紅楼夢のときにお隣になったサークルさんの作品です。
内容は、オリキャラを絡めた阿求と霖之助のお話。
個人的に小説は、地の文で見せるタイプと会話劇で見せるタイプの2種類があると思ってますが、本作は後者ですね。
キャラの口にするセリフというのはいわばそのキャラの人格が凝縮されたものであり、そのキャラらしさがなくてはいけません。
口調はもとより、使う単語、言い方、セリフに付随する動作などなどが総合されて、いわゆる説得力が生まれるわけです。
然るに本作の阿求と霖之助の会話の説得力は素晴らしい。
特に霖之助の理屈っぽく神経質そうな口調と所作、後半の食事シーンの動作一つとっても「そのキャラらしさ」が隅々にまで行き渡ってて、しっかりキャラが生きていると感じました。
また幕間として挿入されているめーさくがすごくめーさくでめーさくです(唐突な語彙崩壊)。
子供相手に嫉妬しちゃう咲夜さんかわいいよ咲夜さん。
今日はここまで。
残る紅楼夢戦利品は「折葉坂三番地」さんの小説なんですがなかなかのボリュームと数なので紅楼夢新刊レビューはここでいったん中断。
次回からは秋季例大祭戦利品レビューを始めます。
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