おてんきぷらぷら

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ドーミエとグランヴィル展

2011年04月30日 | Museum
『ドーミエとグランヴィル展~戯画と挿絵の黄金時代~』三鷹市美術ギャラリーへ。
地元に帰ると気になる三鷹市美術ギャラリーに立ち寄りました。企画展として本展『ドーミエとグランヴィル展』が開催されていました。
19世紀中頃フランス・パリの2人の画家のことなど本展まで全く知りませんでしたが、それなりに興味深く観賞することができました。日本の最初の漫画といわれるのは「鳥獣戯画」ですが、フランスの漫画の原点(あくまで私見ですが)、画壇ではなく大衆から生み出された19世紀フランス美術界の異才ドーミエとグランヴィルの作品は、ユーモアと風刺(皮肉や批判たっぷり)をデフォルメと擬人化の手法で描かれており、民衆のつぶやきを感じます。西洋人特有のウィットとジョークの世界。フランス革命後、王制復古の時代の混沌とした混乱のパリの象徴的な作品なのでしょう。
   J・グランヴィル (J.J.Grandville) 1803~1847
   オノレ・ドーミエ (Honore Daumier) 1808~1879
やるじゃないか三鷹市美術ギャラリー、これからも独自企画展に期待!