おてんきぷらぷら

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世界遺産 屋久島〔木霊たちの森〕

2014年07月06日 | World Heritage in Japan
7月3日~5日、1993年12月、日本初の世界自然遺産登録された『屋久島』を訪問。
映画『もののけ姫』のモチーフになったといわれる神秘的風景。樹齢1,000年以上のユニークな名を持つ「屋久杉」、コケや渓谷など屋久杉本来の森の姿も屋久島の大きな魅力。標高1,000m付近にある「ヤクスギランド」は、暖地の照葉樹林帯が広葉樹林帯にちょうど入れ替わる原始の森。一面の緑の世界を散策。むせかえるほどのいのちの濃さだ。見飽きるどころか引き込まれてしまう。ひと言で緑といっても、黄緑。深緑、茶色に近い緑までさまざま。一面ビロードのカーペットのように見える苔。頭上を見上げると、眩しいばかりの輝く葉の緑。木漏れ日のもと、マイナスイオン溢れ、しっとりとしたスピリチャルな神秘の森。聞こえるのは、清水の水の音。流れる清流の水は恐ろしく澄んでいる。あまりに綺麗すぎてバクテリアさえ棲めず、よって餌がいないため魚もいないのだそう、驚くばかりだ。とかく樹齢1,000年を越える巨木「屋久杉」に目をうばれがちだが、幼い赤ちゃん杉もたくさん見ることができる。まだひょろっとした幼い杉の葉を触るとトゲトゲしく堅く尖っている。これは、動物たちに食べられないための自然の智恵。ここにも野生を感じてしまう。残念ながら「苔むす森」のある「白水雲水峡」へは足をのばすことができなかったが、屋久島の木々の鬱蒼と生い茂る森、植物たちが長い年月をかけて形成したその空間の美しさは秀逸。太古の昔より、その姿を残す木霊たちの森に抱かれ、その場にいるだけで感動してとろけてしまいそう。目に耳に鼻に素肌に心に染み入る屋久島の森を満喫、幸せいっぱい。










【ヤクスギランド】






















【中間ガジュマル】