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京都:世界遺産散策〔醍醐寺〕

2012年06月13日 | World Heritage in Japan
6月10日 平安遷都1200年、世界遺産「古都京都の文化財」は、社寺城郭など17箇所。
京都の世界遺産散策はこの秋にと考えていたのですが、『平等院』の「鳳凰堂」修復の報に急遽梅雨時の宇治へ行ってきました。宇治から洛南・山科盆地の『醍醐寺』へ。醍醐山全山を寺域とする大寺院。真言宗醍醐派の総本山にして、醍醐天皇の御願寺。伽藍は山上の上醍醐と山麓の下醍醐に分かれますが今回は下醍醐のみの参拝。平安時代から「花の醍醐」として知られ、豊臣秀吉は花見に際し700本の桜を集めたとのこと。「三宝院」は桃山文化の宝庫で秀吉が設計したという庭園は心洗われます。平成22年7月には当時の姿が復元された金ピカの国宝「唐門」は派手好きの太閤秀吉らしいご立派の一言。皇室の菊の御紋に、醍醐桐がまばゆいばかり。醍醐天皇の菩提を弔うための「五重塔」は、京都府内最古の木造建築(国宝)です。また、「金堂」は紀州の満願寺から本尊の薬師三尊とともに移築されたもので、平安後期の貴重な建物で国宝です。
「花の醍醐」は、春か秋に、はたまた雪中に訪れるべきでしょうが、この季節の深き青葉も静けさにマッチしてよい感じでした。




総門


三宝院唐門




三宝院門跡


三宝院


三宝院庭園




仁王門




金堂


五重塔


不動堂


祖師堂


大講堂


弁天堂


霊宝館


満開のサクラをご想像ください