おてんきぷらぷら

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明治鉄道錦絵展〔GAS MUSEUM〕

2012年05月06日 | Museum
去る5月4日、FC東京の練習見学に小平グランド。FC東京前身(企業母体)は、東京ガス。
ということで、練習見学の前(時間調整)に、隣接の『ガスミュージアム〔がす資料館〕』を訪れました。『ガスミュージアム』は、東京ガスの事業の歴史、および、暮らしとガスの関わりを紹介するガスの歴史博物館です。文明開化のシンボルであったガス燈を事業として支えた「東京ガス」。当時の社屋であったレンガ造りの「ガス館(東京ガス本郷出張所を移設復元)」と「くらし館(東京ガス千住工場計量室を移設復元)」に、ガス燈立つ庭園「ガスライトガーデン」からなる空間は、古き良き明治モダニズムを感じます。現在、特別展・開業140周年記念『レールが繫ぐ開化の架け橋 明治鉄道錦絵展』が、(GW期間中『FC東京写真展』も)開催されていました。
今から140年昔、1872年(明治5)は、横浜でガス事業が誕生し、また同年、東京横浜間で鉄道が開業、暦は太陽暦へ変更され、学制が制定、富国強兵の号令のもと富岡製糸工場が操業を始めてた年です。当時の人々の関心をとりわけ集めた未知の乗りものであった「鉄道」は、欧米の文化風俗とあいまってさまざまな絵師によって錦絵に描かれ、全国へ伝えられました。本展は、ガス事業開始140周年を記念し、資料館所蔵の「明治鉄道錦絵」にて構成された特別展でした。浮世絵にも通ずる、明治の錦絵の色使いの美しさは、なぜか懐かしく興味深いものでした。
ガスな半日。入館無料ですし、訪れるに価値あるミュージアムだと思います。












銀座通煉瓦造鉄道馬車往復図(1882年・明治15)歌川広重(三代)


京橋銀座通里煉化瓦石瓦斯燈景ノ図(1880年・明治13)歌川広重(三代)


京橋鉄道馬車往復瓦斯家ノ図(1882年・明治15)歌川広重(三代)


高輪蒸気車鉄道全図 歌川国輝(二代)