おてんきぷらぷら

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源氏物語 千年の謎

2012年01月07日 | Movie
今年の映画初めは、『源氏物語~千年の謎~』TOHOシネマズ西宮OSで鑑賞。
1月8日からスタートのNHK大河ドラマ『平清盛』は地元神戸では盛り上がりを見せています。ブームには乗り損なってはならぬと個人的に清盛フィーバーしている今日この頃。今年初映画は『聯合艦隊司令長官 山本五十六』をと考えていたのですが、清盛の影響で平安絵巻を見ておくのもありかと急遽趣資ヨえし『源氏物語』を鑑賞することにした次第。
光源氏には「人間失格」の生田斗真、紫式部に「ゼロの焦点」「阪急電車 片道15分の奇跡」の中谷美紀。藤原道長は「必殺仕事人」東山紀之、光源氏の母:桐壺と憧れの的義理の母:藤壺の二役を「龍馬伝」の真木よう子、光の正妻:葵の上は「ジウ警視庁特殊犯捜査係」多部美華子。元祖なっちゃん田中麗奈は、年上の愛人:六条御息所。大人の演技で嫉妬心に荒れ狂う六条御息所の生霊の怪演は良かったと思います。いずれもお気に入りの女優さんたち。平安時代の衣装はその美しさを艶めかしく感じさせます。
「源氏物語」と、作者:紫式部の藤原道長への叶わぬ愛憎物語とを対比し同時進行で描いた本作ですが、絢爛豪華な平安絵巻の世界と美しい女優陣を単純に楽しめました。ストーリーは好き嫌いに分かれるところでしょう。陰陽師:安倍晴明(ピンャ東E塚洋介)が怨霊や生霊と戦う場面は、他の映画・TVドラマで幾度となく見た記憶があり若干興ざめでした。平安時代貴族の酒池肉林のどろどろとした源氏物語の世界を、理知的に解釈し魅せる本映画は、娯楽作品として十分楽しめました。