雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

灯らない窓

2012-05-11 19:50:29 | 
最近パソコンの調子が悪いです。勝手に再起動します。
7、8年使いました。会社ではこれよりうんと長い年月
使っていたものもあるので寿命というには早い気がします。
でも突然起動しなくなる日が来そうです。
そうしたらぱっぱっと行動できない私ですから新しく
パソコンを買うまで数ヶ月かかる気がします。
ブログが停止したらパソコンがとうとう壊れたのかも
しれません。(または人間が壊れたのかも)

ここ数日風が強いです。5月に風が吹くなんて記憶に
ありません。寒いです。変です。


仁木悦子著"灯らない窓"を読みました。
家にある本の再読です。
仁木さんの本には子供たちが活躍する話が多くあります。
この本もお母さんとお父さんのために小学生の兄と妹が
活躍する話です。
お祭りから家に帰るとお母さんの様子が変です。
ある晩お母さんがお父さんのビールに薬を入れたのを
目にしました。睡眠薬です。
夜中にお母さんが家を出て行くのを見て男の子が後を
つけていきました。
お母さんが団地のある家から飛び出してくるのを
見てその部屋に入ってみました。
知り合いの男の人が死んでいました。
壁掛けの裏にテープが貼り付けてあるのをみつけました。
男の人の首にはお父さんのネクタイが巻きついていました。
男の子はテープとネクタイを持って帰ります。
すでに死体は冷たくなっておりお母さんが犯人では
ありません。
でもお母さんは警察に捕まってしまいました。
しかし何もしゃべりません。
その団地では以前に夜の道で女性が殺害されたことが
あります。
今回の事件と関係がありそうです。

男の子は妹と状況をうちあけたクラスメートの女の子と
お父さんに内緒で事件を調べます。
電車に乗って人をつけたりいろんな人に話しを聞いたり
します。
お父さんにも疑いがかかって警察の追求が迫っています。
警察をまいてお父さんにそれまで調べたことを伝えます。

真犯人に子供たちは捕まってしまいます。
犯人の仲間割れであわや焼死するところをお父さんが
飛び込んで二人を両手に抱えて助け出します。

子供達のがんばりで事件の真相がわかりました。
お父さん、お母さんはこの事件でお互いに不信感を抱いて
いましたが自分たちを信じてくれた子供達のために
それを乗り越えていこうと決意します。
犯人たちはお父さんの身近にいる人たちでした。
お父さんは普通の人なんですが、なんでここまで
信じていた人々に裏切られるのかなぁと感じます。
ちょっとつらいですね。
子供の目線で書かれているので読みやすいです。