日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

セントライト記念2018 中山巧者のジェネラーレウーノが、3戦無敗のレイエンダを破る!

2018年09月17日 | 競馬

3日連続開催の最終日だった17日(敬老の日)は、中山競馬場で菊花賞トライアルの第72回朝日杯セントライト記念(GⅡ・芝2200m 15頭立て)が行われました。2017年ダービー馬レイデオロの弟で、デビューから3戦負けなし⑮レイエンダは、今回が重賞初勝戦。4連勝で菊花賞に名乗り上げることができるのか?他にも、皐月賞3着④ジェネラーレウーノ、ダービー3着⑤コズミックフォース、NHKマイルカップ2着①ギベオン、共同通信杯を勝った⑭オウケンムーン、昨年の京都2歳ステークスの覇者②グレイル、ウオッカとフランケルの良血⑨タニノフランケル、⑦ブレステイキングなどが参戦しました。




単勝オッズは、レイエンダが1.9倍で断然の1番人気。2番人気以降は混戦で、ブレステイキング(6.9倍)、ギベオン(7.1倍)、ジェネラーレウーノ(7.3倍)、コズミックフォース(7.9倍)と続きました。その後はグレイル、タニノフランケル、⑬ダブルフラット、⑥ゼーゲン、オウケンムーンという順でした。

スタートは、レイエンダ、ジェネラーレウーノ、コズミックフォース、ブレステイキングと人気勢が揃って好スタートを見せる。正面スタンド前の先行争いで、ジェネラーレが行くかと思ったら、タニノフランケルが先手を取った。ジェネラーレは2番手、⑪ケイティクレバーが3番手。4番手争いはギベオン、コズミック、ブレステの3頭が競り合う。人気のレイエンダは中団より後ろのポジションで1コーナーを回った。
外回り2コーナーから向正面に向かって、タニノフランケルが先頭、2番手にジェネラーレウーノ、3番手にケイティクレバー。内側4番手にギベオン、5番手にダブルフラット、6番手に⑧メイショウロセツが上がり、コズミックフォースとブレステイキングが7,8番手につける。その直後の9番手にレイエンダが追走。10番手③ショウナンラーゼン、11番手⑩トラストケンシン、12番手に⑫レイエスプランドル、13番手ゼーゲン、14番手グレイル、最後方にオウケンムーン。
3コーナーに差し掛かり、先頭のタニフラが大逃げを打ち、ジェネラーレは2番手をキープ。ギベオン単独4番手、ブレステとコズミックは一緒に動き出し、レイエンダはまだ中団追走。先頭とはかなりの差があるが、差し切ることができるのか?グレイルは中団馬群の内側、ケンムーはまだ最後方。
4コーナーを回り、タニノフランケルがまだセーフティリードを保ち、ギベオンがジェネラーレウーノに接近。レイエンダは外側に持ち出して末脚にかける。直線コースでもタニフラ先頭だが、残り200mでジェネラーレがやってきた。レイエンダも3番手に上がるが、まだ前とは差がある。残り100mでジェネラーレが抜け出し、レイエンダが2番手に上がり、内からブレステイキングも追い上げるが、ジェネラーレウーノが先頭でゴールイン!皐月賞3着馬の意地を見せた!レイエンダは差を詰めるも2着まで。


第72回セントライト記念 全着順&払戻金
1着④ジェネラーレウーノ  2分12秒1
2着⑮レイエンダ      1馬身1/4
3着②グレイル       1馬身1/4
4着⑦ブレステイキング    ハナ差
5着⑭オウケンムーン    1馬身3/4
6着⑫レイエスプランドル
7着⑤コズミックフォース
8着③ショウナンラーゼン
9着⑩トラストケンシン
10着⑥ゼーゲン
11着⑧メイショウロセツ
12着⑨タニノフランケル
13着①ギベオン
14着⑬ダブルフラット
15着⑪ケイティクレバー

単勝 ④ 730円
複勝 ④ 200円 ⑮ 120円 ② 380円
枠連 3⃣-8⃣  370円
馬連 ④-⑮  900円
馬単 ④-⑮ 2,300円
ワイド ④-⑮  380円
    ②-④ 1,600円
    ②-⑮  860円
3連複 ②-④-⑮ 5,460円
3連単 ④-⑮-② 33,050円


菊花賞トライアルの第1弾・セントライト記念は、4番人気のジェネラーレウーノが快勝。タニノフランケルが大逃げする中、離れた2番手で我慢の競馬を続けました。最後の直線で一気に先頭との差を縮め、残り200mを切ってタニフラを捕らえました。デビュー4連勝での重賞制覇を狙ったレイエンダは、外から追い込むも2着まで。ルメール騎手が「勝った馬とは枠順と経験の差があった」と話していました。直線での末脚は良かったんだけど…。3着争いは接戦でしたが、グレイルが3着に入り、2番人気のブレステイキングはハナ差の4着。ジェネラーレ、レイエンダ、ブレステの3頭が菊花賞の優先出走権を獲得しました。
ダービー3着のコズミックフォースは7着、3番人気だったギベオンは13着と大敗。ギベオンの場合は、距離が長すぎました。
勝ったジェネラーレウーノは、今年1月の京成杯以来の勝利で、重賞2勝目をマーク。鞍上の田辺裕信騎手は同レース初勝利。この勝利で通算4勝目となりますが、中山では4戦3勝、3着1回の好成績。今回のレースでも、中山巧者ぶりを発揮させました。グラスワンダー系の馬は中山に強いですね…。


9月23日は新旧ダービー馬が揃い踏み。中山競馬場の産経賞オールカマーには、昨年のダービー馬・レイデオロが登場。ドバイシーマクラシック以来のレースで、1年ぶりの勝利を挙げられるでしょうか?レイデオロの他にも、昨年の皐月賞馬・アルアイン、AJCCを勝ったダンビュライト、日経賞を制したガンコ、不振が続くゴールドアクター、中山得意のミライヘノツバサなどが登録しています。
阪神競馬場では「神戸新聞杯」が行われ、今年のダービー馬・ワグネリアンと、皐月賞馬・エポカドーロが直接対決。他にも、ダービー4着・エタリオウ、青葉賞馬・ゴーフォザサミット、京都新聞杯を勝ったステイフーリッシュ、ホープフルステークス覇者・タイムフライヤーなど好メンバーが集結。
秋初戦を迎えるワグネリアンですが、母親のミスアンコールが先日の北海道地震の影響で死亡。そのショックは大きいはずだ。それにパートナーの福永祐一騎手は、日曜日の落馬の影響で頭蓋骨を骨折。神戸新聞杯は乗る意思を見せているようだが…。人馬共に試練の戦いとなりそうです。








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