日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

韓国国際競走で日本馬が大活躍!ロンドンタウンはコリアカップ2連覇。

2018年09月10日 | 競馬

セントウルステークスと京成杯オータムハンデがあった9日、韓国・ソウル競馬場で「韓国国際競走」が行われ、日本から遠征したモーニンが「コリアスプリント」で優勝。さらに「コリアカップ」では昨年の勝ち馬・ロンドンタウンが圧勝し、2連覇を達成しました。



コリアスプリント(GⅠ・ダート1200m 13頭立て)は、⑨モーニンの他に、⑬ファイトヒーロー(香港)、⑪ワイルドデュード(UAE)、⑫チュブリシャス(アメリカ)、⑧キングマルピック(フランス)の招待組、韓国の大将格⑦トラオンポギョンソン、13戦10勝の②トゥデイ、①ペルディドポメロイなどが出走しました。
レースは①ペルディドポメロイが好スタートから先頭に立ち、⑤エースコリアが2番手、⑪ワイルドデュードが3番手。4番手④クマラピッド、⑫チュブリシャス5番手、6番手⑥モーニングデロ、7番手③ゼンテナリー、8番手グループに⑨モーニン,⑧キングマルピック,②トゥデイの3頭が固まり、後方勢は③ゼンテナリー,⑦トラオンポギョンソン,⑩ワンダーボルトという態勢。
最後の直線に差し掛かり、ワイルドデュードが先頭争いから抜け出し、真ん中でエースコリアも粘り、内でペルディドポメロイも食い下がる。さらにクマラピッドが最内を突こうとする。ゴール残り200mで、モーニン,チュブリシャス,ファイトヒーローもやってきた。ラスト100mで先に前に出たモーニンと、外にいたファイトヒーローの2頭が抜け出し、叩き合いとなったが、モーニンが先頭でゴールイン!後続ではトラオンポギョンソンが3番手まで追い上げました。

コリアスプリントは現地の単勝オッズで1番人気だったモーニンが優勝し、海外GⅠ初制覇を果たしました。昨年のグレイスフルリープに続き、日本勢が2連覇です。3コーナーあたりでは中団より後ろの位置に控えていましたが、直線で外側から末脚を伸ばし、残り100mで先頭に躍り出て、最後はファイトヒーローに競り勝ちました。
2年前のフェブラリーステークスで優勝した後は成績が低迷し、芝のレースにも使ったりしましたが、今年3月のコーラルステークスで復活勝利。今回は初めての海外遠征&スプリント戦だったけど、アウェーで大きな1勝を挙げました。GⅠ馬というか日本馬の意地を見せたといったところでしょうか。帰国後の体調が良ければ、JBCスプリント参戦もあるかもね。



コリアカップ(GⅠ・ダート1800m)は、15頭立てのところ⑪エノーブルドフレンドが出走取消で14頭立てになりました。海外勢は、前回覇者⑭ロンドンタウン、①フォレストレンジャー(英国)、⑦リヴンライト (アイルランド)、⑨マキシムス(シンガポール)の4頭。地元韓国勢からは、5連勝中の②ドルコング、2017年韓国ダービー馬④ファイナルボス、アドマイヤドン産駒⑫チョンジストーム、4連勝中の⑬チョンダムドッキ、2016年韓国グランプリを制した⑮クリーンアップジョイなどが参戦。
スタート直後、ファイナルボスが躓いたが、何とか立て直す。先行争いでフォレストレンジャーとドルコングの2頭が行くかと思われたが、ロンドンタウンとチョンダムドッキがかわし、チョンダムドッキが先頭で1コーナーを回った。
2コーナーを過ぎて向正面に入ったところで、今度はロンドンタウンが先頭に変わる。チョンダムは2番手、3番手フォレストレンジャー、4番手マキスムス、5,6番手のところにドルコングとチョンジストームがいて、その後ろの7,8番手の位置にクリーンアップジョイとリヴンライトが並ぶ。9番手に⑤トスコノヴァキャット、10番手⑧ダイナミックダッシュ、11番手ファイナルボス、12番手⑦ドンバンテロ、13番手③グレートキング、最後方に⑩プレイセズトゥゴー。
3コーナーを回り、ロンドンが2番手を引き離しにかかる。チョンダムが2番手だが、3番手からレンジャーが追いかける。さらにマキシムスとドルコングも3番手争いに加わる。
直線コースに差し掛かり、ロンドンタウンがさらに差を拡げ、勝利は確実。2番手争いでは、内からドルコングが上がり、チョンダムドッキを捕らえる。さらに外からクリーンアップボーイも追い込んで来た。そんな中、ロンドンタウンは悠々と1着でゴール。見事にコリアカップ連覇を達成しました。

日本から唯一招待されたロンドンタウンが、2着に15馬身の大差で圧勝。向正面で先頭に立つと、3コーナーで後続を離し、直線はぶっちぎり一人旅。2着以降は、ドルコングが2着、クリーンアップジョイ3着、チョンダムドッキ4着と韓国勢が続きました。
ロンドンタウンは昨年のコリアカップ優勝の後、日本のダートGⅠで苦戦。前走のエルムステークスは4着という結果でした。日本国内で連敗続きの馬が、韓国のGⅠで久しぶりの勝利。コリアカップ連覇は素晴らしいですけど、国内の重賞でも勝てるように頑張ってほしいです。











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