日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

カンタービレ、ローズステークスで重賞2勝目!ルメールは重賞3連勝!

2018年09月16日 | 競馬

3日連続開催の中日の16日は、阪神競馬場で秋華賞トライアル・第36回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ・芝1800m 15頭立て)が行われました。このレースは春のクラシックで活躍した馬が参戦してきますが、牝馬2冠のアーモンドアイは秋華賞直行、オークス2着・リリーノーブルは骨折、2歳女王のラッキーライラックは右後股の腫れでローズSを回避。オークス上位勢不在の今年は、フローラステークスを勝った⑧サトノワルキューレ、フラワーカップを勝った⑬カンタービレ、桜花賞4着⑪トーセンブレス、忘れな草賞を勝った⑥オールフォーラヴ、カーネーションカップを勝った⑫ゴージャスランチ、4戦2勝・連対率100%の⑦センテリュオ、小倉1700mの青島特別で古馬を破った⑤サラキア、⑭ウラヌスチャーム、⑩フィニフティなどが、秋華賞の優先出走権獲得に挑みました。



単勝のオッズは、1番人気サトノワルキューレ(3.0倍)、2番人気サラキア(4.2倍)、3番人気オールフォーラヴ(7.9倍)、4番人気センテリュオ(8.5倍)、5番人気のカンタービレ(9.3倍)までが10倍を切りました。

スタートでオールフォーラヴとカンタービレ、④ラテュロスの3頭が良い飛び出しを見せたのに対し、サラキアとサトノワルキューレは後方から。先行争いでゴージャスランチがスーッと前に出て、内側から②ウスベニノキミが並びかける。3番手オールフォーラヴ、外側4番手からカンタービレが接近。5番手ラテュロス、6番手トーセンブレス、7番手フィニフティ、8番手センテリュオ、9番手①レッドランディーニ、その後ろの10番手に位置にサラキアが追走。11番手③スカーレットカラー、12番手⑮レオコックブルー、13番手⑨アンコールプリュ、14番手⑭ウラヌスチャーム、サトノワルキューレは最後方を進む。
外回り3,4コーナー中間点を迎え、ゴージャスが先頭だが、2番手に上がったカンタービレが並ぶ。すぐ後ろにはウスベニとオールフォーが3,4番手並走。フィニフティとブレスの6枠コンビも5,6番手に控え、センテリュオとサラキアは中団待機。後方2番手のウラヌスは大外に持ち出し、ワルキューレはまだ最後方で4コーナーを回る。
最後の直線に入り、カンタービレが抜け出して先頭。2番手争いからゴージャスランチ,オールフォーラヴ、ラテュロスが追い上げる。外からラテュロスが猛追し、5番手まで上昇。サトノワルキューレも馬群を割って脚を伸ばす。ゴール残り200mを切り、カンタービレが差を拡げ、サラキアが2番手に浮上し、さらに大外からウラヌスチャームとワルキューレが襲い掛かるが、カンタービレが先頭でゴールイン!直線早めに抜け出したカンタービレ、後続を退けて快勝です!


ローズステークス 全着順&払戻金
1着⑬カンタービレ    1分45秒7
2着⑤サラキア      1馬身1/4
3着④ラテュロス      1/2馬身
4着⑫ゴージャスランチ   クビ差
5着⑭ウラヌスチャーム   クビ差
6着⑧サトノワルキューレ
7着⑦センテリュオ
8着①レッドランディーニ
9着⑥オールフォーラヴ
10着⑨アンコールプリュ
11着②ウスベニノキミ
12着⑩フィニフティ
13着③スカーレットカラー
14着⑮レオコックブルー
15着⑪トーセンブレス

単勝 ⑬ 930円
複勝 ⑬ 310円  ⑤ 190円  ④ 1,530円
枠連 3⃣-7⃣ 1,400円
馬連 ⑤-⑬ 2,530円
馬単 ⑬-⑤ 5,630円
ワイド ⑤-⑬  940円
    ④-⑬ 8,250円
    ④-⑤ 5,020円
3連複 ④-⑮-⑬ 50,880円
3連単 ⑬-⑤-④ 222,880円



「西の秋華賞トライアル」ローズステークスは、単勝5番人気のカンタービレが完勝。3コーナーで2番手に上がると、直線コースに入ったところで先頭に浮上。後続の追撃を許さず、そのまま押し切りました。2着には2番人気のサラキア、3着には内側で粘ったラテュロスが入り、この3頭が秋華賞の優先出走権を獲得しました。ちなみにラテュロスは単勝で13番人気の伏兵でした。
1番人気だったサトノワルキューレは、直線での追い上げもむなしく6着。スタートのタイミングも良くなかったし、馬体重もあまり増えなかったのも原因か。3番人気で9着だったオールフォーラヴは、馬体重が前走から+22キロと大幅アップ。重すぎて最後ズルズル下がったな。
カンタービレは今年3月のフラワーカップ以来となる重賞2勝目。1800mのレースでは3戦全勝です。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、紫苑ステークス、京成杯AHに続き、重賞レース3連勝と絶好調。月曜日のセントライト記念ではレイエンダに乗り、重賞4連勝を狙います。

秋華賞のトライアル競走が終了し、紫苑ステークスからはノームコア、マウレア、ランドネの3頭が優先出走権を獲得し、ローズステークス組からはカンタービレ、サラキア、ラテュロスの3頭が秋華賞の切符を掴みました。ノームコアは2000mで圧勝、カンタービレは得意の距離で重賞馬の意地を見せましたね。ただ、2頭の勝利に貢献したルメール騎手は、本番でアーモンドアイに騎乗予定。カンタービレはミルコ・デムーロ騎手に乗り替わると思うし、ノームコアは北村宏司騎手に戻るのだろうか?
アーモンドアイの牝馬3冠制覇に注目が集まっていますが、オークスから約5ヶ月の休み明け、ぶっつけ本番で挑むので心配です。春のリベンジに燃えるラッキーライラックもケガ持ちだしなぁ。カンタービレ、ノームコア、サラキアといったトライアル組が最後の一冠を奪う可能性もある…。今年の秋華賞は、何が起きるかわかりません。



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