オーストラリアで開催されている「2015 AFCアジアカップ 」、大会連覇を目指す日本代表がいよいよ登場。グループリーグでD組に入ったアギーレJAPAN、12日の初戦はニューカッスルの「ハンタースタジアム」でパレスチナ代表と対戦。本大会初出場となるパレスチナは、現在FIFAランキング115位。連覇に向けての大事な初戦は、日本が前回王者の貫禄をみせつけました。
[日本代表]
GK 1 川島永嗣
DF 5 長友佑都
DF 6 森重真人
DF 21 酒井高徳
DF 22 吉田麻也
MF 7 遠藤保仁
MF 10 香川真司
MF 17 長谷部誠(C)
FW 4 本田圭佑
FW 9 岡崎慎司
FW 18 乾貴士
[パレスチナ代表]
GK 21 ラムジ・サレハ(C)
DF 4 アハメド・マハジナ
DF 14 アブダラー・ジャベール
DF 15 アブダルラティーフ・アルバフダリ
MF 19 アブドゥルハミド・アブハビブ
MF 20 ハデル・アブハマド
MF 23 ムラド・サイード
FW 7 アシュラフ・アルファワグラ
FW 10 イスマイル・アルアムール
FW 16 マフムード・ダダ
FW 18 ムサブ・バッタト
日本ボールのキックオフで始まったこの試合、前半開始直後に左サイドの長友がクロス→岡崎が頭でそらし→ファーサイドの本田が合わせるもオフサイド。迎えた前半8分、左サイドの乾からのパスを受けた遠藤が、ゴール中央の位置から右足のグラウンダーミドルシュート。これがゴール左隅に決まり、日本が早い時間帯に先取点を奪います。
1点を取った日本は24分、ペナルティエリア手前で岡崎が倒されてFKを獲得。絶好の位置でのFKを本田が左足で狙うも全然ダメ。その1分後の25分、左サイドで森重のロングパス→前線まで上がった長友が、PA左でクロス→乾が当てた後、香川が思い切って右足シュート→岡崎が頭でコースを変えてゴールネットを揺らす!岡崎のゴールで日本が2-0とリードを拡げます。前半終了直前の42分には、CKの流れから香川が相手に倒されてPKを獲得。このPKを本田がしっかりと決めて3点目。日本が前半のうちに3点をリードして折り返します。
後半、日本は乾に代えて清武弘嗣を投入。後半3分、清武→香川と繋ぎ、遠藤が右足ミドルを狙ったが、パレスチナGKの攻守に阻まれCK。続く左CKで遠藤が変化をつけ、香川が左足でクロスを上げ、最後は吉田麻也が頭で叩き付けてゴール。セットプレーで日本に4点目が入ります。
何とか意地を見せたいパレスチナですが、後半28分にマハジナが2枚目の警告を受けて退場。残り時間10人でのプレーを強いられる。後半36分、右サイドからのFKをアルバフダリが飛び込むも枠外。ダメ押し点が欲しい日本は、後半アディショナルタイムに清武がシュートを放つもDFに阻まれ、終了間際のCKを長谷部がヘディングシュートを狙うもGKに阻まれる。試合は4-0で日本がパレスチナを下しました。
アギーレJAPANの2015年の初戦は、パレスチナに快勝。アジア杯連覇に幸先の良いスタートを切りました。前半は遠藤選手のミドルシュートを皮切り、岡崎選手のややラッキー気味なヘディング弾、本田選手のPKで3得点。後半には吉田選手の完璧ヘッドで突き放しました。香川選手もPK獲得に2アシストと3得点に絡む活躍。香川選手は昨年から不振が続いていますが、この大会で復活してほしいものです。
パレスチナの攻撃陣をシャットアウトできたのも良かったけど、一方で数的優位で点が取れなかったという課題も見つかりました。アジア杯の初戦といえば、中東勢相手に2大会続けて引き分けという印象がありましたが、今回は初戦で勝ち点3を獲得。まず勝ってホッとしたけど、この後も厳しい戦いが待ち受けています。優勝できるのかちょっと不安です。
日本戦の後に行われたD組のもう1試合、イラクVSヨルダン戦は、1-0でイラクが勝利。グループDの初戦を終えて、日本とイラクが勝ち点3で並んでますが、得失点差で日本が首位、イラクが2位となっています。日本は16日(金曜日)にイラクと対戦。イラクは前々回の優勝国で、D組最大のライバルであります。難敵を倒して決勝トーナメント進出に一歩前進といきたいですね。