日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

因縁の日本人対決!WBC世界フライ級タイトルマッチ・内藤大助VS亀田興毅

2009年11月30日 | Sports

「内藤VS亀田家」の因縁、遂に終止符の時がやって来た!WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦「内藤大助VS亀田興毅」が29日、さいたまスーパーアリーナで行われました。チャンピオンの内藤選手はこの試合が6度目の防衛戦、最年長防衛記録更新を目指します。2階級制覇を狙う亀田選手は3年ぶりの世界戦で、日本人選手との対戦はこれが初めてです。「世紀の一戦」と言われていた日本人同士の世界戦、その結果は…。


まず1ラウンド、内藤は左右のフックを放てば、亀田は左ストレートで応戦。終盤に内藤が飛び込んで行くが、亀田の左ストレートが内藤の顔を捉える。
2ラウンド、亀田の左ストレートで内藤は一瞬腰が落ちそうになり、鼻から出血が目立つ。2ラウンドは明らかに亀田優勢。
3ラウンド、内藤は立ち上がりに亀田を追い詰め、ボディ・フックを打ち分ける。亀田はショートパンチを見せる。中盤には内藤の右フックが当たり、終盤に入り亀田が左アッパーを出すも空振り。
4ラウンド、亀田が右のパンチを出せば、内藤はリングを回り出す。1分経過して亀田が左アッパー、内藤が亀田をロープに詰めて連打を見せるが、決定打が出ない。残り10秒、内藤が再びコーナーに詰めてボディ連打、亀田も負けじと打ち合う。4R終了時点の採点は、1人が39-37で亀田リード、残り2人は38-38の同点で、わずかに亀田が有利。
第5ラウンド、劣勢に立たされている内藤が右のパンチを多発。1分30秒過ぎから亀田のガードをかいくぐるように内藤の右がヒット。亀田も2分過ぎに反撃し、終盤に左のショートパンチが内藤の顔面を捉えた。
第6ラウンド、36秒にまたも亀田の左ストレートがヒット、内藤再び鼻血が出る。内藤はロープに追い詰めてボディ連打を見せ、右のパンチが上手く当たる。1分54秒に亀田の左フック。残り20秒で共に打ち合い、終了間際に内藤が右を出すも効かず。
第7ラウンド、内藤は立ち上がりに右ボディ、43秒に右フックを出す。亀田は右ジャブを出すようになった。2分近くに亀田がボディと左のパンチをヒット。内藤はロープに詰めると左ボディ、中央でもう一度ボディ&フックを狙う。内藤はプレッシャーをかけてボディを狙うも決まらず。残り10秒で亀田は追い詰められるが、すぐに入れ替えて内藤と打ち合った。
第8ラウンド、内藤の鼻血がまた目立つ。亀田は足を使い、右ジャブで牽制し、左の強打を出す。2分過ぎに内藤が飛び込んでくるところに亀田のカウンター右フック。内藤は残り10秒で右フックを的中。8ラウンド終了後、2回目のオープンスコアリングで77-75、77-75、78-74と3者とも亀田を支持。
第9ラウンド、内藤が積極的に前に出て、ロープに詰めると連打を見せる。だが亀田はバックステップ。亀田の足の動きは変わらず、内藤のパンチもブロック。左のパンチを出すと、右フックで内藤の動きを止める。内藤も詰めて連打を出すが、亀田がブロック。内藤が出ると亀田は左パンチ。優勢だからリズムが良いのか?
第10ラウンド、序盤から両者が打ち合うが、内藤が左右の連打で前へ前へと攻める。だが亀田もブロックしてから連打。40秒過ぎに内藤の右ボディがヒットすると、51秒に右ストレート。亀田も左パンチを出すと、また距離を置く。1分45秒過ぎに内藤が左フックも亀田がブロック。2分過ぎに亀田が左パンチを出すと、連打を出していくが、内藤が頭を振ってかわす。残り20秒で亀田のフックが2発決まった。内藤は鼻血のほかにまぶた辺りに出血が見られる。
第11ラウンド、このラウンドも内藤が前に出るが、亀田は足を使って逃れる。44秒に亀田の左が入る。内藤はそれでも前進を止めないが、亀田はリングを回る。プレッシャーをかけられると右フック、連打でリードを奪う。強引に攻める内藤だが、亀田のフットワークの前に空振りが目立つ。
そして最終ラウンド、ゴングが鳴った直後両者が抱き合う。内藤が詰めた後、亀田が左のショートパンチが当たる。共に中央で殴り合い、内藤は左フックと右ストレートを放つが、亀田は右ショート、左ストレートで迎撃。左右フックを出す内藤だが、逆転KOするような決定打が出ず。1分30秒過ぎには右が亀田の顔面にヒット。なおも打ち続ける内藤だが、亀田はブロックからフック。最終ラウンドは両者とも3分間打ち合い、ゴングが鳴ると亀田は勝利を確信したかガッツポーズ。対する内藤は疲労困憊の様子。
勝負は判定にもつれ込み、判定の結果1人は116-112、後の2人は117-111というスコア。3-0の判定で亀田興毅が勝利、新王者で2階級制覇達成。敗れた内藤は6度目の防衛に失敗しました。


因縁の日本人対決は、激しい乱打戦とKO決着の期待もありましたが、フルラウンドまで戦い抜き、亀田選手が内藤選手を破りWBCフライ級新王者に輝きました。カウンターの左ストレートが結構入っていて、内藤選手の鼻を出血させ、終盤には右目をカットさせました。内藤選手の反撃も冷静に対処し、最後まで足が止まる気配はなし。試合前は散々内藤選手を挑発していたけど、勝利インタビューで「内藤選手ありがとうございました」と感謝の意を述べていた。試合前は亀田不利と言われていましたが、それを覆しての王座奪取でした。
敗れた内藤選手は、亀田選手の左をもらって鼻が腫れ気味(骨折していないか心配だ)、最後まで果敢に攻め続けたものの、逆転勝利はならず。試合後の会見では「期待に応えられなくて申し訳ない」とファンに謝罪、去就については「ゆっくりと考えます」と述べていました。35歳という年齢から考えても、再起は難しいと思います。ポンサクレックを破り、連続KO防衛など5度の防衛を果たした内藤選手、亀田戦では経験豊富さとベテランの底力を見せつけたかったが、若さと勢いの前に屈しました。
新王者になった亀田選手、次は元王者でWBC暫定王者のポンサクレック・ウォンジョンカム選手(タイ)との王座統一戦が待っています。内藤選手以上の強敵を破れば、評価は上がるのではないでしょうか?2階級制覇の目標を達成、これからが本当の勝負です。



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ルメールマジック恐るべし!ウオッカがジャパンカップを制し7冠達成!

2009年11月30日 | 競馬

日本馬と海外馬のガチンコバトル・第29回ジャパンカップ(GI)が29日、東京競馬場で行われました。今年はブリーダーズカップターフで連覇を達成、欧米GI4勝の⑯コンデュイットが参戦。このレースが現役最後のレース、引退後は日本で種牡馬生活を送る馬が日本でも強い走りを見せられるか?他には⑪マーシュサイド、⑮インターパテイション、⑦ジャストアズウェルのアメリカ勢3頭、イギリスから⑫シンティロが出走しました。
迎え撃つ日本勢は、GI馬8頭が出走し、今季GI2勝の⑤ウオッカを始め、昨年のJC覇者・⑱スクリーンヒーロー、春の天皇賞馬⑧マイネルキッツ、昨年の菊花賞馬・⑩オウケンブルースリ、⑥レッドディザイアと⑨リーチザクラウンの3歳組が登場しました。


直前の単勝オッズでは、1番人気がウオッカ(3.6倍)、2番人気にオウケンブルースリ(4.7倍)、コンデュイットが3番人気(4.9倍)、4番人気以降は、スクリーンヒーロー、リーチザクラウン、レッドディザイアと続き、6番人気までが10倍を切っていました。
スタートでコンデュイットがやや立ち遅れ気味となり、先行争いでは④エイシンデピュティ、①アサクサキングス、リーチザクラウンが前に出るが、1コーナー時点でアサクサが先頭だったが、リーチが2コーナーで先頭を奪いました。注目のウオッカは4,5番手でゴール板を通過。ディザイアとスクリーンは中段、コンデュイットとオウケンは後方からの競馬となりました。バックストレートに入り、前半1000mを58~59秒台で通過。逃げるリーチはマイペースに持ち込み、アサクサは2番手キープ。ウオッカは4,5番手と先行気味、ウオッカの後ろにはスクリーン7番手、マーシュサイド8番手、シンティロが10番手の位置。11番手付近には、レッドディザイアとジャストアズウェルが並走、コンデュイットは13番手にいる。後方では③エアシェイディ16番手、後方2番手にオウケンブルースリ、マイネルキッツ最後方で3コーナーに入る。
残り800m~3,4コーナー中間地点を過ぎてもリーチが逃げ続け、ウオッカは5番手、コンデュイットはまだ馬群の中。4コーナー地点でスクリーンが4番手まで浮上してきた。直線に入り、逃げるリーチをエイシンデピュティが並びかけ、残り400mを切ってウオッカが間から抜けてきた!更に大外からオウケンブルースリが猛追しウオッカを追い詰める!3番手争いではコンデュイットとレッドディザイアの競り合いから、ディザイアが抜け出した。そしてゴール前でオウケンがウオッカに並びかけ、2頭ほぼ同体でゴール!ゴール前は日本馬2頭の際どい一騎打ち、ウオッカが粘ったか、それともオウケンがかわしたか?写真判定の結果は…。


最終成績&払戻金
1⑤ウオッカ       2:22.4
2⑩オウケンブルースリ  ハナ
3⑥レッドディザイア   1.1/2
4⑯コンデュイット    1.1/4
5③エアシェイディ    1.1/4
6④エイシンデピュティ   1/2
7⑦ジャストアズウェル   1/2
8⑧マイネルキッツ    ハナ
9⑨リーチザクラウン   1.1/2
10②ネヴァブション    2
11⑫シンティロ     クビ
12⑰コスモバルク     3.1/2
13⑱スクリーンヒーロー   1/2
14⑭インティライミ     1/2
14⑮インターパテイション 同着
16①アサクサキングス    5
17⑪マーシュサイド     1/2
18⑬ヤマニンキングリー   6
単勝 5 360円
複勝 5 140円 10 160円  6 260円
枠連 3-5 460円
馬連 5-10 1,020円
馬単 5-10 2,020円
ワイド 5-10 360円  5-6 600円  6-10 770円
3連複 5-6-10 2,460円
3連単 5-10-6 11,690円


ウオッカがオウケンブルースリの追撃を振り切り、ハナ差でジャパンカップを制覇!オウケンはわずか2cm差で涙をのんで2着惜敗。3歳牝馬・レッドディザイアは大健闘の3着、世界最強古馬・コンデュイットは4着で有終の美を飾れず。序盤逃げたリーチザクラウンは最後は失速して9着、前回覇者・スクリーンヒーローは13着惨敗でした。その他の外国馬は、ジャストアズウェル7着、シンティロ11着、インターパテイション14着、マーシュサイドはブービーの17着という結果でした。
ウオッカは3回目のJC挑戦で初優勝、今年3度目のGI制覇、通算でもGI7勝目。ディープインパクト、シンボリルドルフ、テイエムオペラオーに次いで史上4頭目、牝馬では史上初の快挙達成です。鞍上のクリストフ・ルメール騎手はジャパンカップ初制覇でJRAGIは4勝目。牝馬でのJC制覇は1989年のホーリックス以来20年ぶり、日本馬では初めてとなります。
終わってみれば上位人気2頭による決着、日本勢が上位を独占しました。ウオッカが距離不安を撥ね退けて勝利、強いウオッカが久々に見れて嬉しい!過去にも「女傑」と呼ばれた牝馬はいたけど、名実ともに歴代最強牝馬ですよ。東京2400mでの勝利はおととしのダービー以来2回目、優勝タイム・2分22秒4の好タイムは素晴らしい。並んでゴールした時、フジテレビのカメラでは僅かにオウケンブルースリが僅かに先着しているように見え、場内カメラでも本当に微妙でした。ウオッカが勝った瞬間、調教助手が泣いてましたな。ここ最近連敗が続き、ようやく勝てたのでよほど嬉しかったんじゃないかと思います。ルメール騎手の手綱さばきも見事で、道中は5番手で追走し、直線ではムチを使わぬまま先頭に立ち、残り200でようやくムチを解禁しました。どんな馬でも復活に導く「ルメール・マジック」は恐るべしだ…。日本人騎手もルメールの好騎乗を見習ってほしい。
コンデュイットは周囲の期待もあったんですが、結局4着に終わりました。直線で馬群から抜け出せなかったのもそうだけど、ハイペースに対応できなかったのが敗因だといえる。コンデュイットはJCに勝てなかったけど、今後生まれてくるコンデュイット産駒の馬が大舞台で活躍する事でしょう。
ところで心配なニュースが入ってきました。JRAの発表によると、JCを制したウオッカがレース中に鼻出血を発症していた事が明らかとなりました。鼻出血の馬は1か月間の出走停止という規程があり、ウオッカは12月29日まで出走できず、来月27日の有馬記念は出走できなくなってしまいました。有馬ではファン投票1位なのに…。鼻血を出しながらも勝ったのは凄いけど、その代償は大きかった…。今後は未定、このまま引退するのだろうか?

来週は阪神競馬場でジャパンカップダートが行われます。日本からは現在GI2連勝中のヴァーミリアン、フェブラリーステークスを制したサクセスブロッケン、エスポワールシチー、ワンダーアキュート、シルクメビウスなどが登録。海外勢ではサマーバードが出走予定でしたが、調教中に骨折が判明し出走断念。ティズウェイのみとなりそうです。


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