日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

南アフリカW杯出場32か国すべて出揃う!

2009年11月20日 | soccer
18日に日本が香港と戦っている中、2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の出場権をかけたプレーオフが世界各国で行われました。欧州の強豪国であるポルトガル、フランスは切符を手にしたのか?そして最後に滑り込んだ国はどこだ?


①ボスニア・ヘルツェゴビナVSポルトガル
第1戦で勝利したポルトガルは、引き分け以上ならW杯出場が決まるが、クリスティアーノ・ロナウドがケガで欠場、デコはベンチスタートと主力選手を欠いた状態で大一番を迎えました。ホームであるボスニアは逆転するしかありません。試合はポルトガルが優位に進め、ナニにボールが渡りますが、なかなかゴールが奪えません。両チーム無得点で迎えた後半11分、ラウル・メイレレスのゴールで均衡を破り、その後のボスニアの反撃を凌いで1-0で勝利。ボスニアに2連勝で3大会連続5回目の出場を決めました。

②フランスVSアイルランド
アイルランド・ダブリンでの初戦はフランスが1-0で勝利したこの試合、パリでの第2戦は波乱の展開となりました。前半からアイルランドが攻めまくり、32分にダフのクロスにキーンが右足で合わせてアイルランド先制。合計スコアで1-1のタイに持ち込みます。フランスも後半に幾度もチャンスを作りましたが、アイルランドDFの堅い守りに阻まれゴールが奪えず。第2戦は1-0でアイルランドが勝ったが、アウェーゴール数でタイのため延長戦へ。
延長戦に突入した試合は、延長13分、フランスはセンターサークル手前でのFKをマルダが上げ、ファーサイドにいたアンリ→ギャラスが頭で押し込んでゴール!しかし、アイルランド守備陣が「おかしい!」と猛抗議。アンリがハンドをしたと訴え、ゴールの取り消しを求めるも判定は覆らず。結局このゴールが決勝点となり、フランスが苦しみながらもW杯出場を決めたのだった。試合後、疑惑の張本人であるアンリがハンドを認め、アイルランドのトラパットーニ監督は会見で終始不満タラタラ。最終決戦は後味の悪さが残った試合でした。

③スロベニアVSロシア
2002年は韓国でベスト4、前回はオーストラリアをベスト16に導いた名将・ヒディンク監督、ロシア代表を率いている今回もW杯出場なるか?1戦目は2-1でロシアが勝利、スロベニアで行われた2戦目は、ロシアが優位に試合を進める中で迎えた前半44分、スロベニアはビルサのクロスにデディッチが合わせて先制。合計で2-2の同点、このまま行けばアウェーゴールでスロベニアがW杯出場となる。1点を奪いたいロシアですが、ケルジャコフが一発レッドで退場、ジルコフは警告2枚で退場処分と完全に数的不利。試合はこのままスロベニアが1点を守りきり勝利、初戦のアウェーゴールが効いて逆転でW杯出場決定!敗れたロシアは2大会連続の予選敗退、ヒディンク監督のマジックは起きませんでした。

④ウクライナVSギリシャ
第1戦は両チーム無得点の引き分け、2戦目で勝った方が南アフリカ行きの切符を手にするが、ギリシャは1-1でもアウェーゴールで出場権を獲得できます。ウクライナでの第2戦は、前半31分にサルピンギディスのゴールでギリシャが先制。2点が必要となったウクライナは後半、猛攻を仕掛けるも1点も奪えず。試合は1-0でギリシャが勝利。ギリシャが2度目のW杯出場を決め、ウクライナは2大会連続のW杯出場を逃しました。

⑤エジプトVSアルジェリア
アフリカ予選C組で同率首位のエジプトとアルジェリアが、アフリカ枠最後の椅子をかけて直接対決。決戦の舞台であるスーダンは厳戒態勢。試合は前半40分にヤヒアのゴールでアルジェリアが先制、1-0でアルジェリアが勝利して6大会ぶり3度目の本大会出場を決めました。

⑥ウルグアイVSコスタリカ
南米予選5位のウルグアイと北中米カリブ海4位・コスタリカのプレーオフは、第1戦は1-0でウルグアイが勝利し、アウェーで貴重な勝利を挙げて王手をかけました。迎えた第2戦は、ウルグアイ・モンテビデオで行われました。前半は両チームスコアレスで折り返しましたが、後半25分にアブレウのゴールでウルグアイが先制。しかし後半29分にコスタリカがセンテノが同点ゴールを決めて1-1。しかしコスタリカの反撃はここまで、1-1のドローに終わり、合計でウルグアイが2-1でコスタリカを降し、11度目のW杯出場と共にW杯への切符を手にしました。


これで南アフリカの切符をかけた戦いは全て終わり、出場32チームがすべて出揃いました!出場国は次の通りです。
開催国  南アフリカ (2大会ぶり3度目)
欧州(13枠)
デンマーク (2大会ぶり4度目)    スロバキア(初出場)
イングランド (4大会連続13度目)  スイス (2大会連続9度目)
ドイツ (15大会連続17度目)    フランス (4大会連続13度目)
イタリア (13大会連続17度目)   ポルトガル (3大会連続5度目)
オランダ (2大会連続9度目)   ギリシャ (4大会ぶり2度目)
セルビア (2大会連続11度目)   スロベニア (2大会ぶり2度目)
スペイン (9大会連続13度目)
南米(5枠)
ブラジル (19大会連続19度目)  アルゼンチン (10大会連続15度目)
チリ (3大会ぶり8度目)    ウルグアイ (2大会ぶり11度目)
パラグアイ (4大会連続8度目)
北中米カリブ海(3枠)
メキシコ (5大会連続14度目)  ホンジュラス (7大会ぶり2度目)
アメリカ (6大会連続9度目)
アジア(4枠)
日本 (4大会連続4度目)  北朝鮮 (11大会ぶり2度目)
オーストラリア (2大会連続3度目)  韓国 (7大会連続8度目)
オセアニア(1枠)
ニュージーランド (7大会ぶり2度目)
アフリカ(5枠)
コートジボワール (2大会連続2度目) ナイジェリア (2大会ぶり4度目)
ガーナ (2大会連続2度目)      アルジェリア (6大会ぶり3度目)
カメルーン (2大会ぶり6度目)

ヨーロッパでは、前回王者のイタリアがW杯連覇を目指せば、欧州王者・スペインは予選で10戦全勝と強さを発揮、本大会でも強くて美しいサッカーを見せられるか。ポルトガルは予選で苦戦しましたが、何とか南アフリカ行きを決めました。クリロナがW杯で見られる事ができてホッとしている方も多いでしょう。スロバキアは今大会唯一の初出場国、本大会で悲願の初勝利を目指します。
南米はブラジルが19大会連続出場。ドゥンガ監督が監督でも世界一になれるか?マラドーナ率いるアルゼンチンは、予選敗退の危機だったけど最終戦でW杯出場を決めました。メッシやテベスの攻撃陣の活躍に期待。アジア勢は東アジア勢と豪州が出場し、中東勢はイラン・サウジアラビアの強豪が予選敗退、大陸間プレーオフに出場したバーレーンがNZに負けて出場権を逃しました。そのニュージーランドは7大会ぶりのW杯、ラグビーが盛んな国が旋風を巻き起こす事ができるのでしょうか?
こう見てると、復活組が本当に多いですねえ。北朝鮮は11大会ぶり、ホンジュラスは7大会ぶり、アルジェリア6大会ぶり、ギリシャが4大会ぶり、チリは3大会ぶりの出場となります。北朝鮮が前回W杯に出場したのが1966年のイングランド大会で、その時はイタリアに勝利して番狂わせを起こしました。それ以来44年ぶりとなる南アフリカ大会でも波乱を起こすつもりか?
32か国が出揃い、12月5日にグループリーグの組み合わせ抽選会がケープタウンで行われます。組み合わせ次第では日本にもグループリーグ突破のチャンスがあるはず。強豪国が集中する「死のグループ」がどの組になるのかも気になりますねえ。2010年南アフリカW杯まで約半年、開幕が待ち遠しい!


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