日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2009日本シリーズ第2戦  ダルビッシュの力投&5連打4得点で日本ハムがタイに戻す。

2009年11月02日 | Sports

プロ野球日本シリーズ「日本ハムVS巨人」の第1戦は、巨人が谷佳知のホームラン、坂本勇人が2塁打を放ち、日ハムの反撃を振り切って4-3で先勝。迎えた1日の第2戦、日ハムは腰痛で登板見合わせと思われていたダルビッシュ有が本当に先発。一方の巨人は左のエース格・内海哲也が先発しました。今後を左右する第2戦、ダルビッシュがエースの意地を見せました。


第2戦スタメン
  日本ハム        巨人
1(二)田中賢介     (遊)坂本勇人
2(左)森本稀哲     (中)松本哲也
3(右)稲葉篤紀     (三)小笠原道大
4(一)高橋信二     (指)ラミレス
5(指)スレッジ       (右)亀井義行
6(三)小谷野栄一    (左)谷佳知
7(中)糸井嘉男     (捕)阿部慎之助
8(捕)鶴岡慎也     (一)李 承
9(遊)金子誠       (二)古城茂幸
 (投)ダルビッシュ有  (投)内海哲也
日ハムは前日と同じメンバー、巨人は代打で結果を出したイ・スンヨプが8番ファーストで先発出場しました。

初回、ダルビッシュは先頭の坂本を2塁フライ、松本を遊撃ゴロ、小笠原をカーブで空振り三振に仕留め、巨人上位打線を3者凡退の上々の立ち上がりを見せます。その裏の日ハムは、田中・森本が倒れて2死となった後、稲葉がレフト前ヒットを打つと、続く高橋がライト前ヒット→稲葉3塁進塁で2死1,3塁と先制のチャンスを作ります。ここでポストシーズン好調のスレッジに回るが、結果は空振り三振で先制ならず。
2回は巨人がラミレスがヒットが出るも亀井と谷が連続三振で無得点、日ハムは2死2塁と再び得点圏に走者を進めるも、金子が三振。ダルビッシュと内海が共に無失点のピッチングを見せます。試合が動いたのは3回、日ハムは2死走者無しから稲葉が内海の9球目のスライダーをすくい上げると、打球はライトスタンドに飛び込むソロ本塁打!この一発を皮切りに日ハム打線が爆発。高橋がセンターへの2塁打、スレッジのレフト前タイムリーで2点目、小谷野はショート内野安打で2死1,2塁となり、糸井がライト線を破るタイムリー2塁打、1塁の小谷野までが生還して2点を追加。5連打を浴びた巨人先発・内海はこれでKO。日ハムはこの回5本の集中打で一気に4点を先取!!
4点を追いかける巨人は、4回にラミレスがレフト前ヒットを放つと、続く亀井がダルの初球ストレートをレフトに弾き返し、ポール際に飛んだ打球はそのままポールに直撃してホームラン。ダルビッシュ、これはアンラッキー。亀井の2ランアーチで2点を返した巨人は、5回もダルを攻め立てます。阿部とスンヨプが倒れて2死後、古城・坂本・松本の3連続ヒットで2死満塁。ヒットが出れば同点の場面で小笠原が登場、しかしスライダーに空振り三振…。満塁の大チャンスを活かしきれず無得点。満塁を凌いだダルビッシュはマウンド上でガッツポーズ!
試合はこの後、3回途中から中継ぎ登板している巨人2番手・東野峻が日ハム打線を無失点に抑えます。5回は3者凡退に抑えると、6回には1死1,2塁と追加点のピンチを背負うが、森本を併殺打に打ち取って追加点を阻止。東野の好リリーフに応えたい巨人打線だが、6回は振り逃げの亀井が相手のバッテリーミスを突いて2塁を狙うも、鶴岡の好返球に阻まれ2塁憤死。ダルビッシュは6回を投げ終えたところで降板。
7回は日ハム2番手・宮西尚生、8回は3番手・ 金森敬之が巨人打線を3者凡退。9回は守護神・武田久が亀井にヒットを許すも、反撃を阻止して試合終了。4-2で日ハムが勝利し、初戦の雪辱を果たしました。


2009年日本シリーズ 2009/11/01(日)
日本ハム-巨 人 第2戦 (1勝1敗、札幌ドーム、18:16、40718人)
G 000 200 000  2
F 004 000 00X  4
【投手】
(巨)内海、東野、豊田、木村正、金刃-阿部
(日)ダルビッシュ、宮西、金森、武田久-鶴岡
【責任投手】
(勝)ダルビッシュ1試合1勝
(S)武田久1試合1S
(敗)内海1試合1敗
【本塁打】
(巨)亀井1号2ラン(4回、ダルビッシュ)
(日)稲葉1号ソロ(3回、内海)


ダルビッシュがエースの意地を見せつければ、稲葉がホームランを打つ。そして勢いに乗って打線がつながって4得点。日本シリーズ第2戦は、日本ハムが投打の要の活躍で4-2と勝利。ダルビッシュを援護しようと3回に稲葉が先制ソロ、この一打をきっかけに5連打4得点の猛攻で内海をKOしました。ダルビッシュが6回まで投げた後、終盤は日ハム中継ぎ陣が巨人の反撃を抑えました。重要な一戦に勝利、ホーム・札幌ドームでの連敗を阻止し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻しました。
先発のダルビッシュは、6回まで打者24人に対して87球、被安打7・7奪三振・無四球・2失点・1被本塁打という内容。腰の痛みを感じさせない力投、5回には満塁のピンチの場面で小笠原を三振に仕留めました。ホームランを打った稲葉と高橋はマルチヒット、スレッジは2試合連続打点と好調をキープ。そして糸井はこの試合4打数3安打2打点、2打席目には内海をKOさせる2点タイムリーを放ちました。
敗れた巨人は、亀井が4回にポール直撃の2ランのみ。ラミレスと亀井がマルチヒットを記録したんですが、小笠原がダルの前に2三振。敗因は、内海が3回2死から滅多打ちされた事、5回2死満塁の大チャンスで1点も奪えなかった事だろう。内海の後を受けた東野が日ハムの追加点を阻止するリリーフを見せたけど、打線はハム中継ぎ陣の前に反撃点が奪えませんでした。巨人は小笠原がブレーキ気味なのが心配だ。
週末の札幌決戦は1勝1敗の五分。3日の第3戦からは巨人のホーム・東京ドームに移ります。どちらかが3連勝すれば東京ドームで日本一が決まる事もあり得るでしょう。東京での3連戦は、巨人はオビスポと高橋尚成とゴンザレス、日ハムは八木智哉・藤井秀悟・糸数投手が登板すると思われます。何が起きるかわからない日本シリーズ、本当の戦いはこれからです。


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8歳馬カンパニー、13度目のGI挑戦で念願の初制覇!

2009年11月02日 | 競馬

2009年秋の最強馬&中距離王決定戦・第140回天皇賞(秋)が1日、東京競馬場で行われました。今年はGI馬が9頭、古馬GIの常連馬も参戦し豪華なメンツが揃い、その中でも注目を集めたのが⑦ウオッカで、秋の天皇賞の連覇&史上4頭目・牝馬としては初めての7冠の快挙に挑戦。今季GI2勝、このレースで3勝目なるか?他にも今年ブレイクした⑩シンゲン、前哨戦でウオッカに勝った③カンパニー、宝塚記念優勝馬⑫ドリームジャーニー、⑮オウケンブルースリ、⑧キャプテントゥーレの昨年のクラシック勝者組、⑬マツリダゴッホ、②スクリーンヒーローなどが出走しました。


直前の単勝オッズでは、やはりウオッカが1番人気で2.1倍。2番人気は⑩シンゲンで7.4倍、3番人気は意外にもオウケンブルースリ(8.0倍)、以下ドリームジャーニー、カンパニーと続きました。
スタートでドリームジャーニー、オウケンブルースリ、⑱エアシェイディの3頭が少し出遅れ気味。ウオッカは好スタートを切った後に後方まで下げた。先行争いでスクリーンヒーローが前に出るが、キャプテントゥーレと⑰エイシンデピュティが前に並びかけ、向正面でデピュティが単独で先頭に立ちます。キャプテンは2番手、マツリダとスクリーンが3番手争い、地方競馬代表・①コスモバルクが5番手。第2集団では、シンゲンが9番手、カンパニー11番手、その隣にオウケンブルースリ。そしてウオッカは14番手の位置でレースを進めている。ドリームジャーニーは後方4番手、⑥アサクサキングスは最後方からの競馬。
3,4コーナー中間地点で、キャプテン、デピュティ、マツリダの3頭が先頭争いを形成。有力馬はまだ中段の位置で最後の直線へ。ウオッカはまだ中段の内側、ここから追い上げたいところだが、前が塞がれている。残り400でスクリーンヒーローが先頭に立つが、間からカンパニーが抜け出して単独首位!残り200を切ったところでウオッカがやってきて、前の2頭を接近するが、カンパニーが残り100mで突き放して1着ゴール!無冠の8歳馬・カンパニーが遂にGI制覇!そしてウオッカはゴール前でスクリーンに並びかけるもあと一歩及ばず3着、連覇と7冠の夢が断たれました…。

最終成績&払戻金
1③カンパニー      1:57.2
2②スクリーンヒーロー  1.3/4
3⑦ウオッカ        クビ
4⑭オウケンブルースリ   3
5⑩シンゲン        ハナ
6⑫ドリームジャーニー   クビ
7⑤ヤマニンキングリー  1.1/4
8⑱エアシェイディ     アタマ
9⑯エイシンデピュティ   クビ
10④アドマイヤフジ    1/2
11⑪スマイルジャック   ハナ
12⑧キャプテントゥーレ  3/4
13⑮サクラメガワンダー  クビ
14①コスモバルク     ハナ
15⑨サクラオリオン    1
16⑯ホッコーパドゥシャ  クビ
17⑬マツリダゴッホ    1.1/2
18⑥アサクサキングス   2.1/2
単勝 3 1,150円
複勝 3 250円 2 700円 7 120円
枠連 1-2 6,730円
馬連 2-3 16,490円
馬単 3-2 29,270円
ワイド 2-3 3,830円 3-7 370円 2-7 1,340円
3連複 2-3-7 9,970円
3連単 3-2-7 102,110円

8歳馬のカンパニーがついにやりました!ウオッカの猛追を振り切り、秋の天皇賞4度目の挑戦で嬉しい優勝。13回目のGIで念願のGI制覇を果たしました。1番人気のウオッカは、直線で追い上げも実らず3着。3番人気・オウケンブルースリが4着、2番人気・シンゲンは5着と言う結果に終わりました。
優勝したカンパニーに騎乗した横山典弘騎手は、ロジユニヴァースで制した日本ダービーに続いて今年GI2勝目。天皇賞は春で2勝しているけど、秋天はこれが初勝利となります。8歳馬のGI制覇はもちろん史上初、優勝タイムの1分57秒2は、昨年の天皇賞で叩き出した東京2000mのコースレコードのタイ記録!とても8歳馬とは思えないような走りをするなあ~。
これまでGIレースには12回挑戦してきたカンパニー、GⅡクラスのレースでは勝っているんだけど、GIでは惜しいレースが続いていました。秋の天皇賞では2007年3着、昨年はウオッカやダイワスカーレット、ディープスカイと同じタイムで4着、過去2年とも上位には入っているけど惜敗でした。今年に入ってからは中山記念で勝ったけど、安田記念と宝塚記念では4着に終わり、「もはやGI制覇は難しいのかな」と誰もが思っていた事でしょう。しかし、10月の前哨戦・毎日王冠で逃げるウオッカをゴール前で差し切り勝利した事で自信がつき、13度目のGI挑戦となったこのレースで遂にGIタイトルを手にしました。その後のウイニングランで、観客の声援にビックリしたのか逆走するハプニングも。初めて主役になれたので、緊張したところもあったんじゃないかな。
管理する音無調教師は、「この日を夢見ていたし、言葉にならないくらいうれしい」と喜びを隠せず、横山騎手は「まだまだ馬が若い。人間が考えている範囲を超えている馬かもしれない」と馬の能力に驚いていました。次走はマイルチャンピオンシップに出走予定、中距離№1の次はマイル王獲りを狙います。年齢を重ねる度に進化する馬の挑戦は終わらない!
3着に敗れたウオッカは、敗因を挙げるとすれば、直線で前が塞がれた事、カンパニーの脚が非常に良かった事でしょう。同じ馬に2回続けて負けたのは、ダイワスカーレット以来じゃないか?春は2度もGIを制したけど、この秋はカンパニーに2連敗。次走はジャパンカップか、それともマイルCSに殴り込みか…。負けっぱなしのままじゃ引退なんてできない、女王の底力をもう一度見せてほしい。

今度のGIは、11月15日のエリザベス女王杯(@京都競馬場)。牝馬2冠のブエナビスタ、秋華賞馬・レッドディザイア、ブロードストリート、ジェルミナルといった3歳世代、古馬世代からはカワカミプリンセス、前回女王・リトルアマポーラ、テイエムプリキュア、ベッラレイア、そしてフランスからシャラナヤが登録しています。ブエナが古馬や同世代を打ち破って牝馬の頂点に立ち、秋華賞のリベンジを果たすことができるのか?牝馬世代闘争・エリザベス女王杯は今年も何かが起こりそうな予感…。



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