日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

8歳馬カンパニー、13度目のGI挑戦で念願の初制覇!

2009年11月02日 | 競馬

2009年秋の最強馬&中距離王決定戦・第140回天皇賞(秋)が1日、東京競馬場で行われました。今年はGI馬が9頭、古馬GIの常連馬も参戦し豪華なメンツが揃い、その中でも注目を集めたのが⑦ウオッカで、秋の天皇賞の連覇&史上4頭目・牝馬としては初めての7冠の快挙に挑戦。今季GI2勝、このレースで3勝目なるか?他にも今年ブレイクした⑩シンゲン、前哨戦でウオッカに勝った③カンパニー、宝塚記念優勝馬⑫ドリームジャーニー、⑮オウケンブルースリ、⑧キャプテントゥーレの昨年のクラシック勝者組、⑬マツリダゴッホ、②スクリーンヒーローなどが出走しました。


直前の単勝オッズでは、やはりウオッカが1番人気で2.1倍。2番人気は⑩シンゲンで7.4倍、3番人気は意外にもオウケンブルースリ(8.0倍)、以下ドリームジャーニー、カンパニーと続きました。
スタートでドリームジャーニー、オウケンブルースリ、⑱エアシェイディの3頭が少し出遅れ気味。ウオッカは好スタートを切った後に後方まで下げた。先行争いでスクリーンヒーローが前に出るが、キャプテントゥーレと⑰エイシンデピュティが前に並びかけ、向正面でデピュティが単独で先頭に立ちます。キャプテンは2番手、マツリダとスクリーンが3番手争い、地方競馬代表・①コスモバルクが5番手。第2集団では、シンゲンが9番手、カンパニー11番手、その隣にオウケンブルースリ。そしてウオッカは14番手の位置でレースを進めている。ドリームジャーニーは後方4番手、⑥アサクサキングスは最後方からの競馬。
3,4コーナー中間地点で、キャプテン、デピュティ、マツリダの3頭が先頭争いを形成。有力馬はまだ中段の位置で最後の直線へ。ウオッカはまだ中段の内側、ここから追い上げたいところだが、前が塞がれている。残り400でスクリーンヒーローが先頭に立つが、間からカンパニーが抜け出して単独首位!残り200を切ったところでウオッカがやってきて、前の2頭を接近するが、カンパニーが残り100mで突き放して1着ゴール!無冠の8歳馬・カンパニーが遂にGI制覇!そしてウオッカはゴール前でスクリーンに並びかけるもあと一歩及ばず3着、連覇と7冠の夢が断たれました…。

最終成績&払戻金
1③カンパニー      1:57.2
2②スクリーンヒーロー  1.3/4
3⑦ウオッカ        クビ
4⑭オウケンブルースリ   3
5⑩シンゲン        ハナ
6⑫ドリームジャーニー   クビ
7⑤ヤマニンキングリー  1.1/4
8⑱エアシェイディ     アタマ
9⑯エイシンデピュティ   クビ
10④アドマイヤフジ    1/2
11⑪スマイルジャック   ハナ
12⑧キャプテントゥーレ  3/4
13⑮サクラメガワンダー  クビ
14①コスモバルク     ハナ
15⑨サクラオリオン    1
16⑯ホッコーパドゥシャ  クビ
17⑬マツリダゴッホ    1.1/2
18⑥アサクサキングス   2.1/2
単勝 3 1,150円
複勝 3 250円 2 700円 7 120円
枠連 1-2 6,730円
馬連 2-3 16,490円
馬単 3-2 29,270円
ワイド 2-3 3,830円 3-7 370円 2-7 1,340円
3連複 2-3-7 9,970円
3連単 3-2-7 102,110円

8歳馬のカンパニーがついにやりました!ウオッカの猛追を振り切り、秋の天皇賞4度目の挑戦で嬉しい優勝。13回目のGIで念願のGI制覇を果たしました。1番人気のウオッカは、直線で追い上げも実らず3着。3番人気・オウケンブルースリが4着、2番人気・シンゲンは5着と言う結果に終わりました。
優勝したカンパニーに騎乗した横山典弘騎手は、ロジユニヴァースで制した日本ダービーに続いて今年GI2勝目。天皇賞は春で2勝しているけど、秋天はこれが初勝利となります。8歳馬のGI制覇はもちろん史上初、優勝タイムの1分57秒2は、昨年の天皇賞で叩き出した東京2000mのコースレコードのタイ記録!とても8歳馬とは思えないような走りをするなあ~。
これまでGIレースには12回挑戦してきたカンパニー、GⅡクラスのレースでは勝っているんだけど、GIでは惜しいレースが続いていました。秋の天皇賞では2007年3着、昨年はウオッカやダイワスカーレット、ディープスカイと同じタイムで4着、過去2年とも上位には入っているけど惜敗でした。今年に入ってからは中山記念で勝ったけど、安田記念と宝塚記念では4着に終わり、「もはやGI制覇は難しいのかな」と誰もが思っていた事でしょう。しかし、10月の前哨戦・毎日王冠で逃げるウオッカをゴール前で差し切り勝利した事で自信がつき、13度目のGI挑戦となったこのレースで遂にGIタイトルを手にしました。その後のウイニングランで、観客の声援にビックリしたのか逆走するハプニングも。初めて主役になれたので、緊張したところもあったんじゃないかな。
管理する音無調教師は、「この日を夢見ていたし、言葉にならないくらいうれしい」と喜びを隠せず、横山騎手は「まだまだ馬が若い。人間が考えている範囲を超えている馬かもしれない」と馬の能力に驚いていました。次走はマイルチャンピオンシップに出走予定、中距離№1の次はマイル王獲りを狙います。年齢を重ねる度に進化する馬の挑戦は終わらない!
3着に敗れたウオッカは、敗因を挙げるとすれば、直線で前が塞がれた事、カンパニーの脚が非常に良かった事でしょう。同じ馬に2回続けて負けたのは、ダイワスカーレット以来じゃないか?春は2度もGIを制したけど、この秋はカンパニーに2連敗。次走はジャパンカップか、それともマイルCSに殴り込みか…。負けっぱなしのままじゃ引退なんてできない、女王の底力をもう一度見せてほしい。

今度のGIは、11月15日のエリザベス女王杯(@京都競馬場)。牝馬2冠のブエナビスタ、秋華賞馬・レッドディザイア、ブロードストリート、ジェルミナルといった3歳世代、古馬世代からはカワカミプリンセス、前回女王・リトルアマポーラ、テイエムプリキュア、ベッラレイア、そしてフランスからシャラナヤが登録しています。ブエナが古馬や同世代を打ち破って牝馬の頂点に立ち、秋華賞のリベンジを果たすことができるのか?牝馬世代闘争・エリザベス女王杯は今年も何かが起こりそうな予感…。



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