気温の変動が週単位で激変していますが、それでも春は春。桜がちらほら咲いてきました。ということでダンナさんの職場でお花見ということに。よって例の通り差し入れ製作。今回はブルーベリーマフィンを作りました。
去年はマドレーヌとスノーボールを作ったのですが、今年の予定はマフィンといちご大福の予定でした。しかし当日は雨が降るとの予報。行くかどうか分からないとのことでマフィンだけをとりあえず前夜に製作して当日の様子をみて大福を作ることに。
コンテストモニターの商品でもらっていた秘蔵のワイルドベリーの缶詰を開封。先日アメリカで購入したミニマフィン型で作ってみることに。
レシピは御用達料理書の最新刊レシピから拾い、クイックブレッド法を使って作ってみました。
作り方はいつものマフィンとほぼ同じですが、日本ではあまり採用されていないクイックブレッド法で溶かしバターを使用。クリーミング法に比べ、バターを練る手間がなく、かなり簡単に作れるレシピになっています。
さらにオリジナルは生のベリーとジャムのダブルベリー仕様。オリジナルは生のベリーから煮詰めて少量のジャムを作るのですが、今回はベリーの手持ち量が限られているのと大量製作のためジャムは市販のブルーベリージャムで代用しました。
今回は量が多いので2バッチ製作に。粉は全量を一度に作ります。卵液は半量ずつ2回作り、1バッチ分の粉と卵液を混ぜて生地を作ります。1バッチ分天板に入れて焼き、焼いている間に2バッチ目の卵液を製作。天板が空いたら2バッチ目の粉と卵液を混ぜて焼き上げるというシステム製作にしました。
というのも2バッチ分一度に生地を作ってしまうと卵液と粉を混ぜ合わせたところで、ベーキングパウダーが反応を始めてしまうため生地ができあがったら10分以内に焼き上げるのが鉄則です。時間が経つとベーキングパウダーの勢いが弱まるためふくらみに影響が出るとのこと。
少々手間はかかりますが、2バッチ別製作にしました。
ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、塩を加え混ぜ合わせておきます。今回も小麦粉は強力粉と薄力粉の等量ブレンド。日本のレシピでは薄力粉だけのものが多いですが、やはり強力粉が入ることで、ややもっちりとした重めのアメリカンマフィン独特の食感に近づけるようにしました。
別ボウルに砂糖と卵を加え、泡だて器で混ぜ合わせます。泡立てまではしなくて良いのですが、ある程度しっかり混ぜて卵と砂糖が均一に混ざったトロッとした液体になる程度まぜ混ぜます。
卵液に溶かしバターとサラダ油を加えてゆっくりと大きく混ぜ合わせます。
ヨーグルトと牛乳を混ぜ合わせたものを加えて、さらに混ぜ合わせます。
オリジナルでは牛乳とヨーグルトの代わりにバターミルクを使っていました。レシピの解説ではバターミルクの代わりに牛乳だけでもよいとのことでしたが、ベーキングパウダーのふくらみをよくするために酸が入っているヨーグルトの方が膨らみがよいのではないかと思い、ヨーグルトと牛乳の併用にしました。
今回はヨーグルトは水切りをしたものを使用。水切りは必須ではないですが、アメリカのヨーグルトは水分が少なくしっかりしたクリーム状のものが多いため、水切りした方が本場ものに近い硬さになると思います。水切りせずに牛乳の量を減らすという手もありますが、コクが少々少ないものになるかも。
粉のボウルに汁気を切った缶詰のブルーベリーを卵液に加え、粉へ投入。本来は粉にベリーも加えるのですが、間違って卵液に先に投入してしまいました。。。
ゴムベラで生地全体を大きく混ぜ合わせます。ここで混ぜすぎないようにするのがポイント。レシピのビデオを見ているとやや粉がまだ見えている状態で混ぜるをやめています。それを踏まえて少しまだ粉が残っている程度で生地完成。またブルーベリーをできるだけつぶさないように混ぜるのもポイントの一つ。つぶしてしまうと生地が紫色に染まってしまい、さらにベリーの粒食感もなくなってしまいます。
今回は缶詰のワイルドベリーで粒が細かく柔らかかったのでややつぶれて生地が少々染まってしまいました。
色々なマフィンを作っているとレシピによって生地の状態がかなり異なり、水っぽいもの、しっかりとした粉っぽいものと毎回状態が違うように思います。今回のものは画像からするとやや水っぽい系。"膨らみ"の点では水っぽい系より粉っぽい系の方がいいのが経験則。私の生地は画像よりやや粉っぽい系でしたが、1バッチ目はとりあえずこのままで焼いてみることにしました。
スプーンを使ってミニマフィン天板に生地を入れていきました。今回の天板は先月アメリカで買ってきたミニマフィン天板を初出動。普通のマフィン天板は1枚6個取りですが、これは12個。約1/2サイズのマフィン出来る計算になります。一口サイズなのでオードブル的なものや大量製作時には役に立ってくれそうです。
カップ山盛りに生地をいれてから、生地中央部にブルーベリージャムを小さじに半量ずついれ、お箸1本でぐるぐるとたこ焼きをひっくり返すような感じでカップ内で数回混ぜ込みます。
こうすることでアメリカンマフィンによく見かけるベリーがマーブル状に散ったマフィンになります。ジャムを入れるほうが粒単体よりも風味が強くなり、ジャムの甘さで砂糖を減らすことができ、すっきりとした甘さにすることができます。
最後に各マフィンの上にきび砂糖をちらして210度に予熱したオーブンで10分間焼きました。マフィンは200度以上のやや高温で焼くのも大事なポイント。高温で一気に焼き上げると膨らみもよく、キノコ状の形を冷めてもキープできるかりっとしたクラストに仕上がります。大きいマフィンは生焼けの心配がやや残りますが、今回のようなミニマフィンは生地の量が少ないので、高温で焼いても問題なし。
綺麗にキノコ型に盛り上がりましたが、ややジャムが爆発気味。量が多かったかもしれませんね。ちいさいながらなかなか迫力ある仕上がりになりました。
焼いている間に2バッチ目の卵液を作り、1バッチ目をオーブンから出して5分ほど冷まして天板から取り出し、冷ましている間に2バッチ目を焼きました。
2バッチ目は焼く前にきび砂糖を降りかけずに焼いてから降りかけてみることに。焼く前に振りかけると焼いている間に溶けてクラストにカリッと感と焼き色が付きやすくなります。焼き上げ後に振り掛けるとそのままトッピングとしてざらざらのまま残り、見た目のよさと食感を与えます。私的には後がけの砂糖がいいように思いました。
1つずつラッピングして箱詰めにして深夜に完成。
味はブルーベリーの風味は強いもののやや甘さは控えめといった感じ。形は良いもののジャムの爆発加減でやや見た目の美しさには課題が残りました。生地の味や食感は良かったのでベリーではなく、ナッツやチョコで今度は作ってみたいですね。
結局作ったものの、当日は雨。やはりお花見は中止ということになり、24個のマフィンはダンナさん職場から現在バイト中の私の職場へ。ご自由にどうぞという形で給湯室に置いておきましたが、思ったより好評で帰宅までにほぼ売り切れていたので良かったです。
このマフィンを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。
ブルーベリー・マフィン。 by PCWP
去年はマドレーヌとスノーボールを作ったのですが、今年の予定はマフィンといちご大福の予定でした。しかし当日は雨が降るとの予報。行くかどうか分からないとのことでマフィンだけをとりあえず前夜に製作して当日の様子をみて大福を作ることに。
コンテストモニターの商品でもらっていた秘蔵のワイルドベリーの缶詰を開封。先日アメリカで購入したミニマフィン型で作ってみることに。
レシピは御用達料理書の最新刊レシピから拾い、クイックブレッド法を使って作ってみました。
作り方はいつものマフィンとほぼ同じですが、日本ではあまり採用されていないクイックブレッド法で溶かしバターを使用。クリーミング法に比べ、バターを練る手間がなく、かなり簡単に作れるレシピになっています。
さらにオリジナルは生のベリーとジャムのダブルベリー仕様。オリジナルは生のベリーから煮詰めて少量のジャムを作るのですが、今回はベリーの手持ち量が限られているのと大量製作のためジャムは市販のブルーベリージャムで代用しました。
今回は量が多いので2バッチ製作に。粉は全量を一度に作ります。卵液は半量ずつ2回作り、1バッチ分の粉と卵液を混ぜて生地を作ります。1バッチ分天板に入れて焼き、焼いている間に2バッチ目の卵液を製作。天板が空いたら2バッチ目の粉と卵液を混ぜて焼き上げるというシステム製作にしました。
というのも2バッチ分一度に生地を作ってしまうと卵液と粉を混ぜ合わせたところで、ベーキングパウダーが反応を始めてしまうため生地ができあがったら10分以内に焼き上げるのが鉄則です。時間が経つとベーキングパウダーの勢いが弱まるためふくらみに影響が出るとのこと。
少々手間はかかりますが、2バッチ別製作にしました。
ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、塩を加え混ぜ合わせておきます。今回も小麦粉は強力粉と薄力粉の等量ブレンド。日本のレシピでは薄力粉だけのものが多いですが、やはり強力粉が入ることで、ややもっちりとした重めのアメリカンマフィン独特の食感に近づけるようにしました。
別ボウルに砂糖と卵を加え、泡だて器で混ぜ合わせます。泡立てまではしなくて良いのですが、ある程度しっかり混ぜて卵と砂糖が均一に混ざったトロッとした液体になる程度まぜ混ぜます。
卵液に溶かしバターとサラダ油を加えてゆっくりと大きく混ぜ合わせます。
ヨーグルトと牛乳を混ぜ合わせたものを加えて、さらに混ぜ合わせます。
オリジナルでは牛乳とヨーグルトの代わりにバターミルクを使っていました。レシピの解説ではバターミルクの代わりに牛乳だけでもよいとのことでしたが、ベーキングパウダーのふくらみをよくするために酸が入っているヨーグルトの方が膨らみがよいのではないかと思い、ヨーグルトと牛乳の併用にしました。
今回はヨーグルトは水切りをしたものを使用。水切りは必須ではないですが、アメリカのヨーグルトは水分が少なくしっかりしたクリーム状のものが多いため、水切りした方が本場ものに近い硬さになると思います。水切りせずに牛乳の量を減らすという手もありますが、コクが少々少ないものになるかも。
粉のボウルに汁気を切った缶詰のブルーベリーを卵液に加え、粉へ投入。本来は粉にベリーも加えるのですが、間違って卵液に先に投入してしまいました。。。
ゴムベラで生地全体を大きく混ぜ合わせます。ここで混ぜすぎないようにするのがポイント。レシピのビデオを見ているとやや粉がまだ見えている状態で混ぜるをやめています。それを踏まえて少しまだ粉が残っている程度で生地完成。またブルーベリーをできるだけつぶさないように混ぜるのもポイントの一つ。つぶしてしまうと生地が紫色に染まってしまい、さらにベリーの粒食感もなくなってしまいます。
今回は缶詰のワイルドベリーで粒が細かく柔らかかったのでややつぶれて生地が少々染まってしまいました。
色々なマフィンを作っているとレシピによって生地の状態がかなり異なり、水っぽいもの、しっかりとした粉っぽいものと毎回状態が違うように思います。今回のものは画像からするとやや水っぽい系。"膨らみ"の点では水っぽい系より粉っぽい系の方がいいのが経験則。私の生地は画像よりやや粉っぽい系でしたが、1バッチ目はとりあえずこのままで焼いてみることにしました。
スプーンを使ってミニマフィン天板に生地を入れていきました。今回の天板は先月アメリカで買ってきたミニマフィン天板を初出動。普通のマフィン天板は1枚6個取りですが、これは12個。約1/2サイズのマフィン出来る計算になります。一口サイズなのでオードブル的なものや大量製作時には役に立ってくれそうです。
カップ山盛りに生地をいれてから、生地中央部にブルーベリージャムを小さじに半量ずついれ、お箸1本でぐるぐるとたこ焼きをひっくり返すような感じでカップ内で数回混ぜ込みます。
こうすることでアメリカンマフィンによく見かけるベリーがマーブル状に散ったマフィンになります。ジャムを入れるほうが粒単体よりも風味が強くなり、ジャムの甘さで砂糖を減らすことができ、すっきりとした甘さにすることができます。
最後に各マフィンの上にきび砂糖をちらして210度に予熱したオーブンで10分間焼きました。マフィンは200度以上のやや高温で焼くのも大事なポイント。高温で一気に焼き上げると膨らみもよく、キノコ状の形を冷めてもキープできるかりっとしたクラストに仕上がります。大きいマフィンは生焼けの心配がやや残りますが、今回のようなミニマフィンは生地の量が少ないので、高温で焼いても問題なし。
綺麗にキノコ型に盛り上がりましたが、ややジャムが爆発気味。量が多かったかもしれませんね。ちいさいながらなかなか迫力ある仕上がりになりました。
焼いている間に2バッチ目の卵液を作り、1バッチ目をオーブンから出して5分ほど冷まして天板から取り出し、冷ましている間に2バッチ目を焼きました。
2バッチ目は焼く前にきび砂糖を降りかけずに焼いてから降りかけてみることに。焼く前に振りかけると焼いている間に溶けてクラストにカリッと感と焼き色が付きやすくなります。焼き上げ後に振り掛けるとそのままトッピングとしてざらざらのまま残り、見た目のよさと食感を与えます。私的には後がけの砂糖がいいように思いました。
1つずつラッピングして箱詰めにして深夜に完成。
味はブルーベリーの風味は強いもののやや甘さは控えめといった感じ。形は良いもののジャムの爆発加減でやや見た目の美しさには課題が残りました。生地の味や食感は良かったのでベリーではなく、ナッツやチョコで今度は作ってみたいですね。
結局作ったものの、当日は雨。やはりお花見は中止ということになり、24個のマフィンはダンナさん職場から現在バイト中の私の職場へ。ご自由にどうぞという形で給湯室に置いておきましたが、思ったより好評で帰宅までにほぼ売り切れていたので良かったです。
このマフィンを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。
ブルーベリー・マフィン。 by PCWP