かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

うるさい! ということだけで公職選挙法違反になるのはどういうものなのでしょうか?

2009-08-21 22:59:28 | Weblog
 ブログを編集しようと編集画面に入りましたら、上の方にある赤字の注意事項が一行増えていました。何かと思いましたら、
『※選挙期間中は公職選挙法にご留意いただきますようお願いいたします。』だそうな。
 辺境の弱小ブログくらい好きにやらせろ、と言いたいところですが、万が一にもつまんないことで当局の目を引いて痛くもない腹を探られるのも業腹です。そこでなるべく差しさわりのない話をと思うのですが、やはり今の時期気になるのは選挙! ですので、なるべく注意を払いつつ、ブログをつけるといたしましょう。でも注意書きにそう書くからには、「ご留意」すべき内容について、もっとちゃんと情報を出すべきではなかろうか、と思います。ただでさえ公職選挙法は複雑怪奇にして素人の理解するところにあらず、プロでさえ全容を把握している者は少なし、という天下の難法。gooブログほどの大手さんなら、せめてブログで避けておいた方がよい話題などについて、もう少し情報開示してくれてもいいんじゃないかと思います。それとも、そういうことをすること自体、ひょっとして公職選挙法に引っかかったりしかねないことなのでしょうか? 素人には全然わかりかねます。

 さて、その公職選挙法違反容疑で、候補者側ではなく、有権者の側が逮捕される例が相次いでいるようです。候補者にバケツの水をかけるとか、マイクを奪い取って邪魔をする、とか。どちらも理由は「うるさい!」だそうです。
 また、駅前でビラを差し出されたのが邪魔だとして運動員につばを吐きかけた67歳の男性も逮捕されました。
 まあビラくらい、欲しくなければ無視して通るとか、丁寧に行くならいらない、と手の一つも振って意思表示すれば無理強いはされないと思うのですが、選挙カーでがなりたてたり、街角で勝手に演説を始めたりされるのは、無視するわけにも行かないのでうるさいというのは容易に理解できます。やりすぎて暴力沙汰に及んではさすがにどうかとは思いますが、水をかけたくらいで逮捕というのはいかがなものか、と感じずにはいられません。ヒトに一票の命運を託そうという決意と覚悟を持って選挙に出るのですから、候補者には、相容れないヒトからの些細な悪意くらい甘んじて受けて立ち、度量の程を示してしかるべきではないか、と言うのはあまりに身勝手な要求でしょうか? でも海外では水ではすまずに銃弾やら爆弾やらで文字通り命がけになる選挙もあるわけで、それに比べればのどかな選挙戦だと思ったりもするのです。
 ところで、中には「赤ちゃんが寝てるからもっと静かにしてくれ」と要求したら、平謝りに謝って道一筋向こうの辻に演説場所を変えてくれた候補者も昔いました。道一つ変えたくらいでそううるささは変わらないのですが、ともかくもこちらの言い分を理解してそれなりに対応してくれたと言う、たとえ選挙向けのええカッコしだとしてもそういう態度は素直にうれしく感じますから、主義主張は全く相容れない政治志向の団体の方だったにもかかわらず、たまには一票入れてやるか、と言う気にもさせられたりして、実際に一票入れたりもしました。候補者の皆さんも、自分の売り込みに必死になってヒトの都合などお構い無しというような醜態をさらすよりは、好感度を上げるにはどうしたらよいか、なんてことに少しは頭をひねられてはいかがかと思います。


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