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かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

財務省に指摘されるのは気に食わないのかもしれませんが、過去の数々の所業、その体たらくとしての現在を鑑みれば、悠長に反論している場合ではないと思います。

2025-04-16 19:34:30 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は5.9℃、昼の最高気温は17.6℃、五條市の朝の最低気温は2.5℃、昼の最高気温は18.1℃でした。今日は一応晴れでしたが、雲が多く日が陰りがちで、空気がひんやりとした、およそ4月中旬とは思えない天気でした。もっとも、明日は予想最高気温が27℃で、逆の意味で4月中旬とは思えない天気になりそうです。服装の調整がまた面倒くさそうです。
 さて、昨日開催された、財務省の財政制度等審議会の分科会で、財務省側が一部私立大学で、四則演算や初歩的な英語などまるで「義務教育」のような授業を行っているとして、「メリハリを強化していくべき」、「大学を評価する今の認証評価制度の見直し」、「私学助成額を検討する仕組みの転換」を提議、これに対し槍玉にあがった文部科学省側は、「目指すべき方向は同じ」とした上で、「定員割れしていたり、基礎的な学びを採り入れたりしている大学の教育の質が一概に低いとは言い切れず、一面的で粗い考え方だ」、「学力の成長度や進路実績なども含めた評価が必要だ」と反論したとのことでした。
 大学の質の低下なんて、私が大学生だったころから既に言われていたような記憶がありますが、ちょうど現在の共通テストの前身たる共通一次試験のために大学の序列化が明瞭になったことなどもあってのことだったかもしれません。いずれにせよ、ただ、ここ10年程の低落ぶりはまさに目を覆うほどで、それもこれも皆文科省による大学教育への干渉や予算の削減などの教育政策の失敗によるものとしか私には思えません。それを考えれば、文科省は財務省へ反論するだけの「実績」があるとは思えません。もっとも、今や国民の敵と堕したかに見える財務省に正論を言われるというのもどうなのかなという気はしないでもないです。
 私立も国公立も、子供の数が減り今後ますます経営が厳しくなる未来しかない今、生き残りを賭けてそれぞれが様々に取り組みを進めていくことになるのでしょうが、せめてその邪魔をしないだけの分別を文科省はまず持つべきであろうと私などは思います。
 
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