かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

本当に死刑にして欲しくてヒトを殺したのか、疑いたくなります。

2012-06-11 20:20:15 | Weblog
 大阪での通り魔殺人、捕まった犯人が何を言うかと思えば、自殺しようと思ったが死にきれなかったので、人を殺せば死刑になると思った、だと。なんともハタ迷惑この上ないことを言ってくれたものです。府知事が、「人を巻き込まずに自己完結してほしい」というのはまさにその通りだと私も思います。ヒトにいらざる迷惑をかけるなんて私は死んでも嫌なのですが、世の中には様々な人がいるものだと思うばかりです。ただ、いろいろな意味で今の世の中が生きにくくなっているようだ、というのはなんとなく判らないでも無いです。まあそれでも、生きていくだけならいくらでもやり様があるのでは? とは思いますが。
 私は今のところ、いかに嫌なことやむかつくことがあろうと、全体を均してみれば毎日が楽しいと実感できていると思いますし、やりたいことも公私ともそれなりの数がありますから、自ら命を絶とうなど、勿体無くて到底出来かねる状況にありますが、ひょっとして何かちょっとしたきっかけで躓いてそのまま自殺へ一直線に突っ走ってしまう、というようなこともないとはいえないと思っています。うつ病というのはそういう病気だと聞いていますし、実際にそれが嵩じて自ら命を絶った知人もいますし、完全な理解は難しくても、それはきっとそういうものなのだろう、と思うくらいの理解は可能です。が、そんな自殺も出来ずに、おのが生死を「死刑制度」という自分以外のモノにゆだねてしまえるその考え方は残念ながら理解できません。本当にこの犯人は、「死刑」にして欲しくて事件を起こしたのか? 後付の理屈でそう言っているだけなのではないか? と疑いたくもなります。

 が、それはともかくとして、これからは、このような考え方をする人間がいることを理解した上で行動しなければならないのでしょうか。ヒトを見たら泥棒と思え、どころか、ヒトを見たら殺人鬼だと思え、などというような社会はあまりに恐ろしい。自殺したいヒトには、様々な立ち直り支援システムを考えるとして、でも最終的には医学的な方法で楽に勝つ確実に死ぬことができる安楽死処置を認めるようなことも必要ではなかろうか、と思えました。


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