かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

天空1号の落下は、さすがに「杞憂」とはいかないでしょうね。

2017-11-20 20:48:34 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は4℃、最高気温は9℃、五條市アメダスの最低気温は1.8℃、最高気温は7.8℃でした。今日は昼間も吹き付ける風が身を切るように冷たく感じましたが、とうとう最高気温が10℃を割り込むようになっていました。なるほど、寒いはずです。しかも、晴れるのかと思っていたらいつの間にか雨まで降り出して、なんとも陰鬱な一日でした。しかし、まだ11月は10日も余っているというのに、季節はすっかり真冬に突入です。長期予報では、秋〜冬は気温高め、という話だったように思いましたが、どうもそれは間違いだったようです。この寒さを抜けると、正月明けまではだいたい平年並みとの予報になっていますが、これって結局、秋の終わりが早くて即冬になる、ということですよね。その分春が早く来るとかすれば良いのですが、でもそうなると花粉の時期も早くなったりするかもしれない、というのは困ったものですね。

 さて、昨年の9月から制御不能になって、そのうち地球に落ちてくる、という中国の宇宙ステーション「天宮1号」が、4ヶ月以内に地上に落下する見込み、という予測を、欧州宇宙機関が発表しました。現在、天宮1号は高度300キロあたりで地球を周回しており、来年の1月から3月の間にその軌道を外れ、地表めがけて落ちてくる公算が強いのだそうです。落下する見込みの地域は、北緯43度から南緯43度の間のどこかで、北の端近くの大都市には東京や北京、ロスアンゼルス、南の端はシドニーやケープタウンがあります。まあ落ちてくると言っても大半は大気圏で燃え尽き、地上まで届くのはごく一部の部品のみということのようですし、実際に頭上にそれが降ってくる確率は、文字通り天文学的なほぼありえない数字になるのでしょう。しかし、確率的な安全と安心感は別物ですし、実際に「××に落下しました」というニュースを聞くまでは、不安な日々を過ごすことになるかもしれません。
 中国古代の杞の国の人が天が崩れ落ちてきはしないかとありもしないことを心配してそれが「杞憂」という熟語になったといいますが、こちらの「天」は確実に落ちてくるわけで、杞憂と言うには少々現実感にあふれています。以前の衛星破壊といい、中国は宇宙ではろくなことをやりませんが、せめてこれで何か「杞憂」に匹敵する位自分たちを揶揄する適当な熟語を創るユーモアでも見せてくれないものでしょうか。まあ言論統制の国では難しいかもしれませんが。



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