かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

東京都の二次元規制条例、今度は副知事まで咆哮し始めたそうです。

2010-12-07 21:36:19 | Weblog
 今夜から大分寒くなるのだそうな。既に今日の時点で、特に昼過ぎから随分寒くなってきている気がしますが、それが更に一段ときつくなってくるのでしょうね。御大も風邪を召されたと聞きますし、私もせいぜい気をつけねば。

 さて、東京都では知事が吼え猛っておられるとうかがっておりましたが、副知事殿も随分飛ばしておられるようです。例の2次元規正条例案に関連しての発言のようですが、いわく
「マンガの関係が好きな人のなかには人生が行き止まりと感じている人が多いという印象を受けます。生きている女を口説きなさない。瞬間、瞬間、言うことが予想外に変わるから、そのほうがおもしろくて未知で愛おしいよ。」
「表現規制ではない。デマゴーグに踊らせられているだけ」
「ネトウヨは財政破綻した夕張を助けに行け。雪かきして来い。それならインタビュ―うけてもよい。 」

 ううむ・・・。基本的に嫌いな人で無かっただけに、困惑が募る内容です。一言一言にいちいち疑問を並べてもしょうがない気がするのでそこはとりあえず置いておくとしても、また、ツイッターでの発言という点を鑑みても、どうもあまりよく考えてモノを言った、とは思いがたい、思いつきをそのままポン、と並べ立てたかのようなずさんな言葉の使い方に見えます。文字制限のあるメディアだからこうなるのか、はたまたもともとそういう性向のある方だったのか、奇異な思いがぬぐえない文章と内容です。ここは、インタビューを申し込まれた方が実際に夕張に雪かきに行くことにした、とのことですので、その顛末を見守りたいと思いますが、規制派の人たちは知事を筆頭に総じて言葉足らずな感が否めません。

 一応私個人のこの問題に対する見解を書いておきますと、2次元に限らず、文章だろうが実写映像だろうが、ありとあらゆる18禁的要素のものは、基本的に何らかの規制が必要だと思っています。少なくとも、18歳未満の人間には目に触れにくくするような措置があるべきです。そうすることで、青少年達の健全な妄想を掻き立て、それが想像力を鍛え、やがては創造性に繋がるのではないか、と自分自身の昔日を思い返してみるに、そういう感じがするのです。今は、何につけオープンになりすぎです。欲しいもの、見たいもの、触れたいものが、あまりにも容易に手に入るという環境は、どこかいびつで不健全な、成長を阻害するものに見えます。この種の情報は、徹頭徹尾隠され、ほのかにその所在を匂わせることで、実際以上の魅力をもって、若い世代を魅了するのだと思うのです。タブーがあればこそ、それを乗り越える挑戦が生まれ、創意工夫が育まれる。タブーなき世界に成長は望めないと思います。
 
 ・・・とは言え、今はネットでその気になればいろいろな情報があっさりと手に入る時代。私のような「昔は良かった」的な夢見野郎は、追憶の中にただうずくまるのみで、その時代にあった、かつてのタブー相当のものを、今生み出さねばならないのかもしれません。

コメント
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