かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

火星の生命の話と水よりお湯の方が早く凍る話。どちらも専門家による検討が始まるみたいで楽しみです。

2008-08-02 22:57:59 | Weblog
 今日は文字通り一日食っちゃ寝、してしまいました。朝は7時には目を覚まし、新聞読みながら朝食をとって、しばらく本など読んでいたのですが、昼ごはんを食べた後の最も暑い刻限に、まさにシエスタ状態で長時間の昼寝をし、日が落ちてから目を覚まして晩御飯を食べ、今、長々と半身浴のお風呂を済ませて、ブログを書く、というぐうたらな一日です。でも、こう昼間暑いのがこれからの夏の定番になるというのなら、我が国も昼休みの習慣を導入すべきなんじゃないでしょうか。サマータイムなどよりも余程健康的で省エネで生産性を上げる効果が期待できると思います。

 さて、火星ではとうとう生命につながる何かが見つかったかもしれない、という報道を目にして心躍らせておりますが、正式発表は十分な解析を終えてから、早くて8月中旬、場合によっては9月になるとの話です。事実なら大変喜ばしいことですが、ガセネタかも知れない可能性もあるので、もう少し具体的な話が出てから喜びたいですが、そう思って何か話の片鱗でもないか、とNASAのサイトを観に行こうと思いましたら、余程アクセスが集中しているのかなかなかつながらず、しばらくしてやっとつながったのですが、やはり新しい情報は何もありませんでした。真偽いずれにしても、早く内容を知りたくてうずうずしますね。

 もう一つ、先ごろ「水よりお湯の方が早く氷になる」とのNHK番組の話、単なる一過性の与太話で終わるかと思いきや、ムベンバ効果なるこの現象の可能性を語り、NHKの番組を監修された北大低温科学研究所の前野紀一名誉教授が、9月24日~27日に東大で開かれる『日本雪氷学会氷雪研究大会2008』で、この問題について関心ある研究者を集めて科学的に議論したいという考えを明らかにされた由です。もし本当に実現するなら、門外漢の私ではありますが、どんな話になるのか、ちょっと覗いて見たい気がします。学会会員でなくても5千円出せば大会参加と、要旨集という学会で発表される研究報告を要約してまとめた冊子が入手できますので、私が関東在住なら半ば本気で東大まで足を運んだかもしれません。
 ところでこの効果の有無、大槻名誉教授も実験されて、ほとんど場合水の方が早く凍るという現象を見たものの、たとえばまな板の上にお湯を広げて凍らせたらお湯の方が早く凍ったなど、極わずかな事例も無きにしも非ずだったとのことです。これについて、前野名誉教授はムベンバ効果の証明、大槻名誉教授は、蒸発とまな板による熱伝導によるものでお湯が早く凍ったことを証明しない、と言う風に真っ向から話が対立しています。たとえば蒸留水をビーカーに入れて密閉した容器に入れて空気を抜いていきますと、真空近くで水が激しく沸騰を始め、次の瞬間、一瞬でビーカーの残った水が凍りつきます。子供達に見せると大喜びするパフォーマンスですが、この現象のように、私もお湯の方が先に凍るのは、蒸発により急速に熱が奪われたからだ、と今のところ思っています。ただ、未知の現象の可能性も否定は出来ませんから、火星の生命同様、この話がどう解明されるのかあるいはされないのか、注目して生きたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする